福田首相の9月1日の突然の辞任発表。特別驚きはしなかったが、福田首相が日本のためになることを初めて行ったと言ったら、ご当人はお怒りになるだろうか? しかし、実際、就任以来初めて国益に叶った、日本のためになることを行ったと評価したい。
そもそも、誰が福田氏を首相にしたのか、という問題が追及されるべきである。

▼福田首相辞任の報を聞いて、まずこれを思い浮かべた。


もっとも、福田辞任問題の本質は、こんな戯画的なもので済まされない。福田氏は大きな禍根と傷を残して政権の座から滑り落ちた。簡単に言えば、小泉時代の2002年頃から安倍前首相の時代までに緩やかに漸進してきた、日本の真の独立への道が閉ざされ、時計の針を10年間巻き戻したのが福田政権だったからだ。

時代を切り開くそのような趨勢と新しいベクトルと完全に対立し、時代のパラダイムシフトから振り落とされた現在の政治状況を生んだのが、福田政権と昨年夏の参院選後の民主党の参議院支配体制だった。

構造改革路線の是非を問うようなレベルとは全く異なった次元で、戦後体制からじょじょに脱却しようとしていた日本の動きに大きく立ちはだかったのが、福田自公政権と民主党で構成される、現時点の政治状況だった。福田と小沢は、同じ穴の狢(むじな)なのである。

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※日刊スポーツコムに連載していた「北京五輪の透視図」はここで。