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2008年11月04日

田母神空幕長の告発を封殺する、恐ろしい全体主義

F2.jpg日本空軍の最高指揮官である田母神空幕長は、世界基準の言葉に修正すれば空軍元帥である。その、空の最高指揮官が更迭された。ただならぬ一大事である。田母神空幕長が書いた論文が原因だという。

この報道を最初に聞いて、まず我が空軍の最高指揮官がどんなことを書いたのかという興味が湧いた。田母神空幕長の論文を読む前に11月1日付けの朝日に載った秦郁彦氏の談話を読んだので、問題のある論文ではないかと想像してしまったからだ。秦氏は談話で、変な引用のされ方をして不愉快だ、歴史事実にも間違いが多いと語っていた(web上に記事はない)。

しかし、田母神空幕長が更迭される原因となった論文を読んだ正直な感想は、いったい、いつから我が国は言論封殺の国になったのか? というものだった。秦さん、本当に読んだんですか?
秦氏が本当に読んだのなら、こんな見解は出てこないはず。どうせ電話取材で摘み食いされた談話記事で、朝日の情報操作に利用されたのだと想像できる。もっとも、秦さんは慰安婦に関しては精緻な検証を積み上げ、「従軍慰安婦」という捏造の概念を暴くことに成功した業績は文化勲章ものだろうが、南京事件に関しては曖昧なまま虐殺否定論に100%足を踏み出せない <歴史認識> がある。

秦さん談話の利用の仕方より意外だったのは、朝日が秦さんのコメントを起用したことだ。もしかしたら、朝日内部でも軌道修正が行われている可能性がある。これまでの朝日なら、ここぞとばかりに浮かれ調子で、反日電波全開のカルト的な <歴史学者> の談話で空幕長や自衛隊、そして政府を叩きまくるはずだ。
それとも、秦氏にまでこっぴどく叩かれれば、正常な歴史認識の持ち主もぐうの音も出ない、保守派も、リベラル保守も、田母神論文を否定せざる得ないという状況を作り出そうという朝日の作戦であろうか? しかし、もしそうなら、朝日も随分弱気になったと少々心配してしまう。

田母神空幕長の論文を読んで最初に感じたことは、二次資料ながら歴史事実の新資料も織り込まれた客観的な内容で、しかも穏やかな文章である。これのどこに問題があるのかという内容だ。確かにディテールで年代の間違いなど細かい誤謬があるが、そんなことでしたり顔でテレビのコメントで論難する秦氏は何かから逃げているのだろう。

では、何から逃げているのか? 実は、それがこの田母神論文の真髄である。文章の巧い下手という点では拙劣だが、これは懸賞論文で執筆者は文人の対極にある武人である。軍人の文章という点では、むしろやむにやまれぬ心情が行間から迸(ほとばし)る名文と言えよう。
秦氏が逃げたかったもの、浜田防衛大臣や現政権が逃げ出したかったものとは、日本が米中の間で国家としての実体を無くそうとしている現実である。そして、朝日新聞も現実から逃げ出そうとしている。彼らは、大東亜戦争や支那事変は日本が全て悪かった、日本は侵略戦争をしたというデマゴギーの歴史認識に留まっていた方が、米国の作った保育器の中で適当にしていた方が、遥かに楽だからだ。のんべんだらりと見せかけの安逸と贋物の平和にすがっていたいだけなのである。

ところが現実はそうではない。拉致問題や北朝鮮の核問題が、それに東シナ海のガス田開発問題、北方領土、竹島、尖閣諸島の領有権問題が明らかにしたように、日本は手足をもがれた状態で何もすることができない。米国の保護国としての役割しか連合国(国連)で与えられないまま、迫り来る世界大恐慌を前にして、日本は米国と支那から日本人の尊い労働で蓄積した富を簒奪されようとしているのだ。

さらに朝日新聞の場合は、歴史事実が明るみに出るのを怖がっている。日米開戦前に米国が支那をいかに援助して、米軍のフライング・タイガーが日本と交戦していた事実が書かれている田母神空幕長の論文を抹殺したいのだ。日支事変は盧溝橋で支那の共産党軍が起こした陰謀であることは中国共産党社会科学院の最近の論文でも明らかにされているのに、その事実が書かれた田母神論文が怖いのだ。張作霖の爆死についても、ソ連の機密文書公開で明らかにされることを怖がっている。
そして、何よりも、日支事変の拡大を望んでいなかった当時の軍部を煽り、戦線を拡大させた当時の朝日新聞やゾルゲを筆頭とする日本に侵入したコミンテルンのスパイ工作に焦点が当たることを恐れているのではないだろうか?

だが、それらの歴史認識より、田母神空幕長がこの論文で一番訴えたかったことは、8P目に書かれた以下の事実である。このような現実を彼は訴えたかったのである。もう、嘘はやめろ、平和幻想という覚醒剤をもうやめろということだ。
自衛隊は領域の警備も出来ない、集団的自衛権も行使出来ない、武器の使用も極めて制約が多い、また攻撃的兵器の保有も禁止されている。諸外国の軍と比べれば自衛隊は雁字搦めで身動きでいないようになっている。このマインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。アメリカに守ってもらうしかない。アメリカに守ってもらえれば日本のアメリカ化が加速する。日本の経済も、金融も、商慣行も、雇用も、司法もアメリカのシステムに近づいていく。改革のオンパレードで我が国の伝統文化が壊されていく。(中略)
日本国民は20年前と今とではどちらが心安らかに暮らしているのだろうか。日本は良い国に向かっているのだろうか。

この論文がもし、空軍大将更迭に値するものであるならば、以下に続く次の部分が問題にされるべきである。
私は日米同盟を否定しているわけではない。(中略)但し日米関係は必要なときに助け合う良好な親子関係のようなものであることが望ましい。子供がいつまでも親に頼りきっているような関係は改善の必要があると思っている。
日米関係を親子関係になぞらえる箇所こそ、更迭に値するのではないだろうか? 実は、同じことを、11月1日に「表現者」12月発売号の座談会の後に出席者一同たまたま顔を出した表現者塾で、若い塾生が言っていたので微笑んでしまった。
いずれにしても、人望があり、部下からの信頼も厚い空軍大将が、このような形で言論封殺に遭うことは極めて危険で重大な問題だ。
それでも、航空自衛隊の精鋭たちはこのような苛酷な訓練を日夜行って、私たちの生活を守っているのである。

主力戦闘機F−15Jの訓練飛行


スクランブル訓練を女性ディレクターが取材


トップガン 飛行教導隊の空中戦訓練


※ブログ下部に設置していた「FRANCE24」英語放送の画面は5月23日のエントリーページに設置しています。日本のテレビだけではダメだと思っている方は、クリックすると別ウインドウが開きます。下部にある画面をご覧下さい。IEの場合、音量は右クリックで調整して下さい。ファイヤーフォックスだとコントローラーがあります。
posted by Kohyu Nishimura at 18:30 | Comment(31) | TrackBack(26)
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この記事へのコメント
西村幸祐さん、ご来訪、ありがとうございます。

>何か規制に引っかかっているのでしょうか?

は、ないと思います。
ココログ、けっこうTBがうまく行かないことが多いのです。で、「TBを拒否された」という批判を受けたりします。
ココログ同士でも、うまく行かないことがある。
システムの問題なのかなあ…と思っています。

よろしければ、コメント欄にURLを書き込んでいただければ幸いです。

このコメントは、公開していただかなくてけっこうです。
Posted by 坂 眞 at 2008年11月04日 19:30
こんばんわ。はじめて書き込みさせて頂きます。
軍事の事も、歴史の事も、政治の事も、
恥ずかしながらあまりよく知らない専業主婦です
さて、上記記事の中で

>>秦さん談話の利用の仕方より意外だったのは、朝日が秦さんのコメントを起用したことだ
と ございますが、秦さんは『違う文書』を見てコメントを
なさったのではないのでしょうか。

夕方TBSのニュースを見ていたら『秦さん』がやはり、コメントをなさって
その時『この文には幾つかの間違いがあり、たとえばこの年代
1936年と』ここの途中で切れてそのままスタジオへ。

また、何処かの掲示板で、やはり間違いを指摘している方がいました。
(1)実行支配の『実行が』『実効』になってるこれは、おかしいだろう。
と、幾つか指摘されていました。

いかがですか?  秦さんがTVでおっしゃった様に、
また、掲示板の書き込みのように、
幾つか、日付や名前は、間違っているのでしょうか?
Posted by まみこ at 2008年11月04日 21:52
はじめまして!西村さんは滅多にレスを返さないので、代わりに僕がお答えします。
西村さんの記事の中に、このような指摘があります。
「確かにディテールで年代の間違いなど細かい誤謬があるが、そんなことでしたり顔でテレビのコメントで論難する秦氏は何かから逃げているのだろう。」
だから、年代の間違いなんかを出してこの論文を非難するのは本筋から逃げているというのが西村さんの見解だと思います。
勝手ながら、一読者の僕が説明させていただきました。
Posted by まみこ様へ at 2008年11月04日 23:07

田母神さんは

たかじんのそこまで言って委員会
週2回放送

と みのもんたの朝ズバ

に 計3回 彼がテレビに出て
しゃべります

楽しみですね

世論が変わる時です
Posted by 明和高校名古屋大学河合希 at 2008年11月05日 04:39
空幕長更迭の元になった論文”日本は侵略国家であったのか”と”村山談話”両方読みました。
田母神俊雄氏の論文はまさに正論です。一方村山談話は自虐史観そのものでヘド吐きたくなる談話です。自民党はいつから社会党に傾いたのでしょうか?こんな政党に誰がしたのか?それに正論を封じ込めたのは戦時中の体制翼賛会そのものです。戦時色のあわない言動には”非国民”として声高にののしられたことは今でも記憶にあります。その非国民呼ばわりした張本人が戦後立候補して戦争反対を叫んで当選しその子孫が今国会でのさばったいる。。民主国家であれば、要職にあっても堂々と正論を吐くべきでしょう。二世三世のお坊ちゃま議員では此の程度のことしか出来ないのであればまったく情けない次第です。
今度の選挙では堂堂と正論の出せる人を選んで欲しいものです。
Posted by ヨシオカ クニヒコ at 2008年11月05日 06:01
軍事評論家=佐藤守のブログ日記
に以下のコメントを残した。

「  間違い無く、今の自衛隊は腐敗しきっている!

  佐藤守閣下よ、貴殿はこの様な腐敗した自衛隊の実情をちゃんと国民に伝える義務がある。
真実を伝えず異常に美化した自衛隊の姿を伝え続ける事は、今のマスゴミと同じ偏向報道である。
それは井上和彦にも言える。
貴殿と井上氏は今の自衛隊を美化しすぎである。

貴殿らの努めは、今の自衛隊の状態を包み隠さず伝える事であって
自衛隊を美化する偏向報道をし国民に異常な程に自衛隊への期待感を抱かせる様な洗脳をする事では無い。
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20081104/1225767832#c
Posted by 通りすがりの草莽人 at 2008年11月05日 09:32
昨日、同志が市ヶ谷で決起したが、
残念ながら自衛隊員の反応は冷たかった。

それは三島由紀夫の時と変わって無い、いや、もっと自衛隊員自身が国防という使命を自覚不能な状態にまで陥っているだろうからである。

それは、先日、国会記事道前で腹を切って抗議した元自衛隊陸士長が語っている
http://jp.youtube.com/user/kokuboron
を観れば察しがつく。
元自衛隊陸士長曰く、自衛官の多くは国防に対して重要視して無く、有事が起こったら他国へ逃げると堂々と言っている自衛隊員も多いと証言している。
  ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=vq28qcz0-Pg
の7分1秒〜。

自衛隊の腐敗は三島由紀夫が市ヶ谷で行った演説の時に既に処置無しのレベルまでに達していたという事実は、
三島の演説に同意して決起しようとした自衛隊員が一人も居なかったという事から明白である。
それどころか、三島の演説の最中に自衛隊員からヤジが飛び交ったのだ。

★三島由紀夫の最期の演説→ http://blogs.yahoo.co.jp/l2l_haijin_l2l/30429353.html

その三島の時より自衛隊は確実に腐敗の度を深めている。
その様な状況下の自衛隊員で我々の主張に同調して決起する隊員はまず居ないと思われる。

然らば、西村修平氏の口癖でもある
「我々には金も無い、同調してくれる議員も無い、何から何まで無い、有るのはこの日本という国の一人前の国家として再建しようとする国民のみ」
という言葉通り、自衛隊も宛にせず突き進むしか無い。


PS: mixiに自衛隊に関するコミュニティが複数あるが、そこを覗いてみればわかるが、何れも政治に関する話は禁止になっている。
そして、話題としてダントツに多いのが
自衛隊員との恋愛に関するもの
で占められているというのが現状である。
これが今の自衛隊の状態なのだ。

Posted by 通りすがりの草莽人 at 2008年11月05日 09:51
今の様な国防の危機
(拉致問題、領土問題、そして今進められている"1000万人移民"という名目による人口侵略問題など)
に対して何も危機感を感じず、
国民国家を護る為に決起しようとしないどころか
いざ有事の際には国民国家を見捨て国外逃亡すると堂々と豪語する様な隊員の巣窟となり腐敗を極めている自衛隊はとっとと解体すべきである!

*昨日行われた草莽の人々による決起の呼びかけ。
  ↓
「緊急集合!市ヶ谷自衛隊前へ

<国民は認めない!田母神俊雄航空幕僚長の更迭を>
航空幕僚長の罷免は自衛隊への“死刑宣告“


国民は自衛隊員へ訴える!

<田母神俊雄航空幕僚長を売国総理から守れ>
国軍(自衛隊)は村山談話を継承する麻生太郎を許すな!


?日時:平成20年11月4日(火) 午前8時半集合
※【登庁する自衛隊員に檄(決起)を飛ばします】

? 同日:    〃    午後5時半集合
※【夕刻に集合する反日左翼を蹴散らします】

【場所】
市ヶ谷 防衛省・自衛隊前
※ JR・地下鉄市ヶ谷駅より正門まで、徒歩10分
※ JR四谷駅より正門まで、徒歩10分
※ 地下鉄都営新宿線曙橋駅より薬王寺門まで、徒歩5分

連絡用情報 住所 東京都新宿区市谷本村町5-1
電話(代表) 03-3268-3111



◆周知のように、真っ当な歴史観を公表した自衛隊幹部が、それも幕僚長が更迭された。この更迭は自衛隊という国軍に対する“死刑宣告“である。

◆村山、河野談話という亡国談話を継承すると宣言した麻生総理大臣にして当然のことであるが、心ある国民は麻生の更迭処分は絶対に認めない。

◆自衛隊員よ!田母神俊雄航空幕僚長を売国総理から守れ。国軍(自衛隊)は村山談話を継承する麻生太郎を許すな!

◆11月4日、我が国軍を国民の力で市ヶ谷駐屯地に集結する反日・左翼集団と売国奴・麻生総理大臣から守ろうではないか。

【呼び掛け】
主権回復を目指す会、せと弘幸Blog『日本よ何処へ』、NPO外国人犯罪追放運動、在日特権を許さない市民の会、外国人参政権に反対する市民の会・東京

【連絡】西村(090-2756-8794)有門(090-4439-6570)
※雨天決行、プラカードの持参歓迎」
http://shukenkaifuku.board.coocan.jp/?t_id=2919

http://shukenkaifuku.board.coocan.jp/?t_id=2919
より抜粋。

「21.抗議参加者
投稿日:2008/11/04 20:27

>>20
>決起しようとした自衛隊員が一人も居なかったという事から明白

同じことが、今日夕刻の自衛隊前で再現された。

西村修平代表が声を嗄らして「空将の名誉を守れ!職員は決起せよ。共にこのマイクを握って更迭反対の声を上げようではないか」を訴えたが誰一人として反応する防衛庁職員はいなかった。

なかにはニヤツキながら、平然と見下す目つきで通り過ぎる職員たち、三島時代と変わらず、いや精神の腐敗状態はさらに深化している。

自衛隊は解体、国民が国軍に代わる時代を作らねばと痛感した。自衛隊は終わっていると。


22.喪家の森
投稿日:2008/11/04 23:40

>>21
本日の市ヶ谷・自衛隊前での決起呼びかけ街宣は「三島事件」以来の出来事である。

しかもそれを市井の民が自発的に結集して、自衛隊員へ体制打倒の決起を呼びかけた。
早朝、夕刻に市ヶ谷に結集された方たちは、自民党という利権集団を打倒した暁は、英雄として歴史に名を銘記されて然るべきだ。

自衛隊員の誰一人として呼びかけに応じなかった11月4日、それは平成の三島事件である。


23.tomocci
投稿日:2008/11/05 00:09

市ヶ谷街宣お疲れ様でした。

防衛省の職員があんなにも情けない輩だったとは、ビックリでした。

反日極左の集団を粉砕できて良かったです!


24.目撃者
投稿日:2008/11/05 07:33

>>23
上記の写真は西村代表が、退庁する防衛省職員に「帰るな、税金泥棒!正門」前の極左を叩き出せ!」と詰め寄っている場面です。

職員のふがいなさと激高する西村修平さんの殺気立った怒りに、涙がこぼれそうになりました。


25.目撃者B
投稿日:2008/11/05 08:30

>>24
そうです。信号待ちしている職員に詰め寄る西村さんを警察官が阻止している場面です。

自衛隊解体を叫ぶ極左に食って掛かる職員は誰もいなかった。真実一人も、自衛隊も終わっていると思った。腹の底から「税金泥棒」と叫んだ。」


  間違い無く、今の自衛隊は腐敗しきっている!

  佐藤守閣下よ、貴殿はこの様な腐敗した自衛隊の実情をちゃんと国民に伝える義務がある。
真実を伝えず異常に美化した自衛隊の姿を伝え続ける事は、今のマスゴミと同じ偏向報道である。
それは井上和彦にも言える。
貴殿と井上氏は今の自衛隊を美化しすぎである。

貴殿らの努めは、今の自衛隊の状態を包み隠さず伝える事であって
自衛隊を美化する偏向報道をし国民に異常な程に自衛隊への期待感を抱かせる様な洗脳をする事では無い。
Posted by 通りすがりの草莽人 at 2008年11月05日 09:52
麻生太郎の今回のこの件に対する姿勢、そして、村山談話の継承、対馬の危機に対する軽視発言等の売国姿勢により、私をはじめとする真の保守の多くは麻生を売国奴としか見れなくなってしまった。
これは政権の延命には逆効果である。

この状態、先の安倍晋三政権の時と同じではないか。
安倍晋三も村山談話を継承し真の保守を裏切り靖国にも行かなかった。
その結果どうなった?
参院での民主圧勝という悪夢を造ったのが売国奴安倍晋三であった。
そして、今回は、売国奴麻生太郎によって衆院で民主党圧勝という悪夢が造られ、
結果、日本は完全崩壊するのである。

悪いことは言わない、早急に日本から脱し移住する用意をした方が良い。
Posted by 通りすがりの草莽人 at 2008年11月05日 09:53
どなたか知りませんが、私のくだらない書き込みに
ご丁寧なお返事ありがとうございました。
よく読みもせずに勝手な思い込み
お恥ずかしい限りです。
ありがとうございました。
Posted by まみこ at 2008年11月05日 20:08
【動画】もはや売国奴と成り果て税金泥棒にまで腐敗し果てた防衛省、自衛隊は速やかに解体せよ!!!

国民は自衛隊員へ訴える!
田母神俊雄航空幕僚長を売国総理から守れ!

時代は変わった!
愛国陣営の怒号が反日極左の声をかき消す防衛省前!

平成20年11月4日夕刻【防衛省前街宣1】
http://dogalog.excite.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48051149/48051149peevee218401.flv

平成20年11月4日夕刻【防衛省前街宣2】
http://dogalog.excite.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48051149/48051149peevee218404.flv

平成20年11月4日夕刻【防衛省前街宣3】
http://dogalog.excite.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48051149/48051149peevee218422.flv
Posted by 通りすがりの草莽人 at 2008年11月05日 20:52
日本人は隣国と違って簡単に祖国を捨てたりしません。
マルチコピペはお止めください。
Posted by ねこ at 2008年11月05日 21:20
今晩は
西村様のおっしゃるとおり、真の歴史が明るみになることは誰かが死より恐れているのでしょう。

しかし、それは、誰でしょうか?

勿論、虚偽の事実を垂れ流してきた朝日新聞をはじめ多くのマスコミは、多くの人に真実を知られていく恐怖はあると思います。
実際には、彼らの予想しなかった、情報の受け手が多数出現し、発言してきたことで、相当の恐怖を持っているものと思います。
最近は彼らの焦りが、よく見えるような気がします。

しかし、彼ら虚偽を垂れ流してきたマスコミも所詮商売、風向きが変わればあっという間に変わります。彼らも、そこのところは商魂たくましいのです。
もっとも、いくつかは環境変化に対応できずに消滅するでしょうが。


本当に真実を知られることを困るのは誰か?
真実を知ってしまった場合、次に「自分の力で歩かなければ」ならないことを理解するとなると思う。

実は、真実を明らかにすることを一番恐れているのは今の太平を失いたくない日本国民ではないかと考えます。

乱筆ですので、提示しないでください。
では、お元気で。

Posted by 学習者 at 2008年11月05日 21:37
西村さん、ご無沙汰してます。
田母神論文を読みましたが、制服組トップにしては稚拙な文章ですね。 特に、専門の歴史家でもない「黄文雄」や「桜井よしこ」氏らの著作を根拠に、「張作霖爆殺はコミンテルンのしわざ!」と主張するのが痛い。 

そうした見方はまだ「一つの説」に過ぎず、歴史の教科書を書き換えるほどの重大事なのですから、もっと証拠が上がって、歴史の定説になるまで待つべきでした。

とまあ、内容が稚拙なのは置いといて、ああいうことを言いたくなる気持ちはわかります。 ただ軍人というのは、政治活動をしてはいけません。

ただでさえあの論文の内容に賛成・反対それぞれの立場から、政治利用したがる連中がウヨウヨしてるってのに、「こんな問題になるとは思わなかった」というのは、制服組トップとして判断が甘すぎます。

村山談話や河野談話が気に入らないのなら、それを訂正・破棄するのは政治家の仕事であり、軍人の仕事じゃありません。
Posted by Venom at 2008年11月06日 15:10
Venomさまに質問です。

なぜ、論文を発表することが政治活動になるんですか? あなたの言っていることは異常ですよ。公務員は論文を発表できないんですか?
僕はむしろ、「亡国のイージス」に出てくる事故死した防大生を今度の田母神空幕長の論文応募に重ね合わせました。
Posted by hide at 2008年11月06日 23:54
外務省のHPには、いわゆる「村山談話」が載っています。
これについて外務省地域政策課に電凸。 
外務省 代表 03-3580-3311 から

漏れ : 村山談話の作成には、外務省が関わっているのか?
外務省: 外務省だけでなく、政府の統一見解として、他の省、多分内閣府も関わっている。

漏れ : 村山談話の中に、「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して、多大の損害と苦痛を与えました。」とあるが、「侵略」とは、具体的にどういう行為であるのか?
外務省: 多大の損害と苦痛を与えることです。

漏れ : 具体的にはどのような行為であるのか?
外務省: ..........

漏れ : 村山談話は、法的拘束力を有するのか?
外務省: 無いと思います。

漏れ : 国民に対しての窓口であるあなたが、内容を説明できないものを外務省のHPに載せる意味は無い。
外務省HPから、いわゆる「村山談話」を削除すべきと考えますので、上司にそのように必ずお伝えください。
外務省: わかりました。

外務省地域政策課に、外務省HPから、いわゆる「村山談話」の削除と求める電凸をお願いします。
Posted by 外務省に電突 at 2008年11月07日 04:02
始めまして。
坂さんのプログにはいつもお世話になって自説をつたない文章で発信しております、西村さんが云われる様に「朝日新聞」が一番恐れる「論文」でした。

今日の「産経紙」の桜田氏のおかしな訳が分からない文章も読ませていただきましたが皆さん、渡部先生が言われる「東京裁判史観」から抜け出して居られません。

麻生首相にたいするコメントも沢山寄せられていますが現状の体制の中では「村山談話」を政治家が直せないのですから「首相」だけの責任には出来ないと考えます。

秦さんの検証は確かに慰安婦では評価はしておりますが他の分野では評価は出来る人では有りません、非常に「日本的」な人で落とし所に「常識」を果たされる人と思うて居ります。

西村さんが顔色を変えてお怒りに成る様なレベルの歴史学者ではないと自分では考えておりますので最近は「氏」の論文は読みません。

今回の問題は「やはり日本は壊れているな」と痛切に感じています。言論弾圧は堂々とやる、命を懸けて日本の防衛に尽くした人が「正論」を述べられただけで「退職金」まで返納させる政治家。

「村山談話」「超法規的処置での対応」が精査・検証しない政治の怠慢を差し置いての今回の証人喚問・是非民主党には矢野氏の証人喚問と合わせてやって欲しいと願って居ります。

堂々と回答される「田母神氏」を想像しては日本の変われるチャンスを歴史音痴の政治家・マスコミが呉れるのでは無いかと大いに期待を致して居ります。
Posted by 猪 at 2008年11月07日 14:50
hideさん、
>公務員は論文を発表できないんですか?

基本的に、公務員は中立公平が求められます。だから内容が正しかろうが間違っていようが関係なく、特定の政治勢力に有利な活動は、慎むべきなのです。

雑誌「正論」や「諸君」などに公務員が論文を発表する際にも、「これは筆者の個人的主張であり、所属する官庁の見解ではありません」などという但し書きがあります。

特に空幕長などという、トップに立つ人は、それ以上の慎重さが求められるでしょう。 「ただでさえ政治利用したがる連中がウヨウヨしてる」からです。 あれが私的な信条の開陳であっても、結局は政治利用されてしまうのです。

私も彼の主張には、おおむね賛成ですし、言いたくなる気持ちはよく分かります。 しかし「張作霖爆殺はコミンテルンのしわざ!」という説を堂々と発表するのはやりすぎです。

専門の歴史家でもない「黄文雄」や「桜井よしこ」氏らの著作を根拠にしていること、現時点ではまだ歴史の定説までは行かず、「そういう説もある」という主張に過ぎないことだからです。

>「亡国のイージス」に出てくる事故死した防大生

若い大学生と、空幕長は比較の対象にならないでしょう。
Posted by Venom at 2008年11月07日 15:55
Venom殿
なぜ、今度の論文が特定の政治勢力に有利な活動になるのですか?公務員が論壇誌で持論を展開する場合でもそのようなクレジットが入っていないことも多いですよ。
あなたの書いていることは、やはり言論弾圧ではないのですか?その結果、浜田のような知能の足りない防衛大臣が思想統制のようなことをやろうとしているし、民主党のシビリアンコントロールが何であるか全く理解していない、幕僚長は国会承認が必要などという馬鹿げた考えが出てくるんですよ。
浜田が行ったことは、そういう思想統制、言論弾圧の突破口を作ったということです。
マスコミにも実際、言論統制が行われていてさまざまな思想統制が放送コードになっていることなど、西村氏のブログの読者の方ならお分かりかと思います。
田母神論文をそのような方法で否定することは、そういう統制国家、反日全体主義に手を貸すことになると思います。
Posted by 通りすがり at 2008年11月07日 17:36

@@@@@@@@@@








yahooで田母神氏の世論調査
してます

是非 参加 お願いします

↓↓↓

http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizvotes.php?qp=1&poll_id=2909&typeFlag=1





@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
Posted by 明和高校名古屋大学河合希 at 2008年11月07日 18:18
VENOM様
『判断が甘かった』というのはご本人が認めていますし、既に更迭→退職という処分もなされています。処理が済んでます。
この上『文章が稚拙』『痛い』(俗語ですよね?みっともないって意味ですか?)と叩く理由がわかりません。ご自身の信条と違うからしょうか?
加えて先のコメント内に『政治家の仕事であり、軍人の仕事じゃありません』とありますが、論文のどこにも村山談話が気に入らないとは書いてないです。
そもそも、この論文の提出経緯に内局・元幕僚長ともに判断の甘さがあり付け入る隙があるのは自明のことですよね。(繰り返しますがどちらも処理済=済んだこと)その状況に食らいついてるのが、朝日とか毎日とか民主党とかの売国勢力ですよね。あなたは知らず知らずそれに利しています。

西村さんのこのエントリも、田母神さんの論文も、どちらもVENOMさんは意味を取り違えていませんでしょうか。
ことは『言いたくなる気持ちはよく分かります』というような情緒的なお話ではないはずです。

さらに、歴史の定説にしていくのは私たち国民の力であって『定説になるまで待つ』というのははっきり間違いです。この論文をまず入門ととらえいろいろな角度から戦で負けたのは何故なのか?を考える好機にするべきと考えます。

私は田母神さんには、及び腰の与党の圧力に屈することなくいろいろな場で堂々と持論を展開されることを望みます。
Posted by 夏子 at 2008年11月07日 20:34
西村様 お久しぶりです。

田母神論文が問題になってから、シビリアンコントロールという言葉が頻繁に出てきます。そして、この言葉を使い、政治家やマスコミが、田母神氏を非難しています。

私には、このシビリアンコントロールという言葉が、なぜ日本で平気で使われているのかが分からないのです。我が国には軍隊や軍人は、建前上いないことになっているはずです。もし、首相が「我が国には、陸海空の三軍がある。」と言えば、その内閣は、マスコミの攻撃によって、風前の灯火になるでしょう。

もし、戦争も軍隊も軍人も存在しない世界があるとすれば、その世界はシビリアンという言葉は存在しないでしょう。全員シビリアンなのですから。シビリアンコントロールという言葉は、軍隊があり、戦争をする国家や社会でなければ、生まれようがありません。そのような社会の概念を、平和しか存在しないという建前の日本社会に輸入して、あたかも軍隊が存在しているかのごとき言葉を政治家が使うことが、憲法に反しないのかと、私は心配してしまいます。

軍隊の存在を前提にしなければ、存在できない言葉であるシビリアンコントロールという言葉を使用する政治家は、自衛隊が軍隊であるのか無いのかを明らかにして欲しいものです。もし、軍隊であるのならば、日本国憲法と軍隊の関係も明らかにしてほしい。

私は、日本国憲法を守れだとか、9条を守れということを前提にして、言っているのではないのです。政治家が、自衛隊は軍隊ではないという建前を守りたいのであれば、シビリアンコントロールという『軍』という存在を前提にした社会からの輸入概念に頼って、政治を行わないで欲しいということなのです。筋を通してもらいたいのです。

自衛隊は、軍隊であって、軍隊ではないというような、また、都合のいいときは、軍隊として扱うが、都合が悪ければ、軍隊ではないなんていうこともやめて欲しいと思います。こんなことをマスコミや政治家が続ければ、いつまでたっても、落ち着いた議論ができないのではないでしょうか。いや、議論そのものがなりたたない。議論の最中に、前提がクルクル変わったり、一つの話の中でも、軍隊であったり無かったりして、論理が一貫しないでしょう。
 
田母神氏には、国会でシビリアンという言葉がでたら、「文民の対になる言葉は軍人だと思うが、日本に軍人は存在するのか。」と国会議員にきいてもらいたいと思っています。
Posted by 残照 at 2008年11月09日 00:56
皆さん、コメントありがとうございます。田母神閣下の論文を肯定する人も否定する人も、この際、どんどん活発に議論して頂ければと思います。
Posted by 西村幸祐 at 2008年11月09日 20:46
残照様

お久しぶりです。いつも根源的で論理的な、かつradicalなコメントを頂き、感謝しています。今回の残照さんのコメントは前から僕も疑問に思っていたことです。それは本当にラディカルで本質を衝いたものだと思います。今、執筆中の三島由紀夫論や田母神問題の論文にも大いに示唆するものがあり、感謝いたします。
つまり、簡単に言えば、保育器の中で幻想を見ている1億2千万人の日本国民全員が憲法違反をしているということであり、少なくとも国会などでシビリアンコントロールに言及する政治家や官僚どもは、その時点で憲法に抵触しているわけです。

偽善と嘘を繰り返し、矛盾に嘘を糊塗し続けてきた戦後日本の病理を一挙に暴く問いかけになるのではないでしょうか?
そんな嘘と偽善に飽き飽きした一人の天才作家が逝ったのが、ちょうど38年前の11月25日です。田母神論文はあの天才作家の告発に連なる38年ぶりの告発でもあったわけです。
来栖統幕長の超法規発言もその系譜に位置づけられますが、あの時は来栖発言の重要性と本当の意味を理解できるほど、時代はまだ動いておらず、成熟もしていませんでした。

まだまだ戦後体制を領導していた占領期の言論空間や反日サヨクメディアの偏向に、日本人に惰眠を貪らせる力があったのです。
しかし、やっと21世紀になった平成20年の秋に、田母神空幕長の論文の意味と彼が更迭される経緯を、多くの人が戦後日本の本質的な矛盾と嘘を象徴するものだと理解できるところまで来たのだと思っています。

オバマ次期米国大統領ではありませんが、まさに日本には「change」「変革」が必要であり、その「変革」がより根源的でラディカルなものであり、それこそ「革命」や「維新」という言葉でなければ済まないことにも、気づき始めた人が少なからずいるわけです。
それが、安倍元首相が言っていた「戦後レジームからの脱却」であることが、白日の下に曝されたのです。
ですから、ここで私たち日本人は、手始めに9条2項の削除を目指して「Yes,We can!」と声を大にして主張し、実際に行動していくべきなのです。
Posted by 西村幸祐 at 2008年11月09日 21:27
venom殿へ! 

貴殿の主張がw特定アジア人やw日本の国賊売国奴とw良く似ているのはw

気のせいでしょうかw?
Posted by エーリッヒ・ハルトマン at 2008年11月14日 06:35
西村様 お世話になります

田母神閣下を国会に呼んだ日に、9条2項は削除すべき条文になったか、9条の解釈は、軍隊が存在することを前提にしたものに変えねばならなかったはずです。軍隊なきシビリアンコントロールはないはずですから。しかし、そのような変化は起こりませんでした。シビリアンコントロールという言葉を、平和主義という言葉のお仲間くらいしか認識しないのが、わが国の国会議員たちのようです。これだけ自衛隊を軍隊扱いしておいて、政治家は平気で「自衛隊は軍隊ではない」と今でも言うのでしょう。

村山談話に反したということで、田母神論文が非難されています。日本の侵略戦争を否定したからだそうです。村山談話での「侵略戦争」認定の論理を、私なりに推測してみます。 

〔前提1〕侵略戦争とは何か。(侵略戦争の定義)
〔前提2〕日本は侵略戦争をしたか。(日本の個々の行為を証拠に基づき侵略戦争をしたか否かを認定)

この二つの前提から、日本の侵略戦争を認定したのが、村山談話でしょう。

もし、村山談話を否定するのならば、この前提の1か2のどちらかを否定できればいいわけです。これを学術論文にして、緻密に論じればいいのです。そうすれば、テレビのコメンテーターでも文句はないはずです。

しかし、このような行為は馬鹿馬鹿しいのです。当の政府が「侵略の定義」を鈴木宗男議員にきかれて、「国際法上の侵略の定義については様々な議論が行われているが、確立された定義があるとは承知しておらず、お尋ねについてお答えすることは困難である。」と言っているのですから。朝鮮戦争についての質問だったのです。それ以前の大東亜戦争についても、政府の答えは同じはずです。そうでないとおかしい。平成18年に答弁しているのですから、この時点で村山談話が存在していることがおかしい。

田母神論文がレベルが低いだのと言う前に、わが国の政府のレベルもマスコミはチェックしたほうがいいのではないでしょうか。
Posted by 残照 at 2008年11月20日 00:54
残照さん、いつも興味深い書き込み勉強になります。60年代のマクナマラアメリカ国務長官が東京大空襲やベトナム戦争での北爆を懺悔するシーンが「The Fog of War」という映画にあり、これについて西村さんが「反日の構造」で言及されています。

東京大空襲ではいかに効率よく民間人が住む日本の家屋を焼き尽くすか研究したのが、国務省の若手官僚のマクナマラでした。木造家屋を効率よく焼き尽くすために焼夷弾も開発されました。つまり、アメリカ軍が組織的に日本人大虐殺の方法を開発したということです。

その事実の前に、日本軍が組織的にシナ人を虐殺した証拠など全くない南京虐殺というペテンは何の意味を持ちえません。
ところが、本当なら無意味な南京虐殺が60年以上も政治宣伝され続け、歴然とした事実である東京焼夷大虐殺や広島、長崎の原爆大虐殺が人類の瑕疵として認定されないことは何を意味しているのでしょうか?
どうも、そこから考えていかないと、軍隊がないのに軍隊があるように嘘を言い、軍隊があるのに軍隊がないように嘘を言う二重の嘘を日本人が平気で認めている滑稽な現状を分析できないのではないかと思います。

だから、西村さんがこのエントリーで提起した問題は非常に大きく、確かチャンネル桜の討論会でもこの点を指摘していました。こんな大きな問題を考えさせてくれたのが田母神空幕長の論文だったわけで、田母神さんには大いに感謝するべきだと思います。
Posted by 残照さんへ、マクナマラ at 2008年11月21日 20:07
時既に遅しと言った感じで、しかも横からですが。

通りすがりさん

貴方は言論弾圧という言葉の意味を、理解しておられますか?するな、と言っている訳ではありません。してもいいが、そうすれば処分はされると言っているだけです。別に論文が発禁や処分された訳でもないでしょうし、上に書いたとおり、してはならないと言ってる訳でもないですし。批判するだけで言論弾圧というなら、そうかもしれませんが。
軍人というのはあくまで、(国民に選ばれた)政府に従うものであり、その政府の見解と違うものを出してはまずいでしょう。軍部が政府とは別の意思を持つ危険性は、日本は体験済みでしょう?

夏子さん

>さらに、歴史の定説にしていくのは私たち国民の力であって『定説になるまで待つ』というのははっきり間違いです。

この点が少し気になりました。
歴史とは、言ってしまえば専門家などが資料等様々な物を検証し、その上で確立されていく物なのですが。
国民の力って、まさか国民の多数がある説を支持したら、根拠が薄いものでも定説とするべきだ、という事ですか?VENOMさんの文への反論として見ると、そう言っている様にしか思えないのですが。違ったなら、すみません。
Posted by 横入り at 2008年11月25日 16:59
皆様。上のような文↑↑は予断でもって読者を自分の意図する方向に牽引しようとする悪文です。

具体的には、『専門家など、資料等』というあいまいな言葉で依拠するところをぼかしているところです。

横入り 様

<そう言っている様にしか思えない>

思い込みのみの結論を疑問符で結ぶのはやめてください。
勘違いする人が現れたらどうするんですか。


私は西村さんのエントリを読んだ上で書いています。
『私たち国民』に秦さんは入ってはいけないんですか?
秦さんは田母神さんの論文を『不愉快』と感情的に断じていますが、歴史学者であるならば論文を資料に基づいて裁定するべきです。
それもせずに他人の歴史観を一方的になじるのは歴史学者の立場を放棄しており『定説になるまで待つ』勉強しない素人とどう違うんですか。
私が間違っていると言ったのはそのためです。

また、歴史学研究会という思想の偏った団体がありますがそこさえも『職業・所属・年齢・専門を問わず、会の綱領・会則に賛同する人が自由に入会し参加できる、誰にでも開かれた全国的な学術団体です。』としており、歴史についての学問の自由を広く国民に呼びかけています。
この人たちはあなたが言う『専門家など』に入りますが、もともと偏見的視野に基づいているので彼らが導き出した『歴史』が偏っているという可能性は否定できません。
それを考えずあなたの文脈の歴史と歴史認識を混同させるような『歴史とは〜確立され』などという奇怪な日本語の使用は意味不明です。
いちど「北東アジアの平和のための正しい歴史確立企画団」を調べてみてはどうでしょう。

私は歴史に対して、国民全般が学問的努力から確証を得続けること(本来は学者の領分)が、なぜ『国民の多数がある説を支持したら、根拠が薄いものでも定説とするべき』と読解されたのか、まったくわかりません。

今回も言うけど、横入りさん。
西村さんのエントリ読まれたんでしょうか。
Posted by 夏子 at 2008年11月29日 02:10
残照さんへ、マクナマラさん、こんばんは。以下マクナマラさんとお呼びします。よろしくお願いします。

ここ数日、マクナマラさんの問題提起されたことを考えていました。

「軍隊がないのに軍隊があるように嘘を言い、軍隊があるのに軍隊がないように嘘を言う二重の嘘」の原因はどこにあるのだろうか、そして、これはバレバレの嘘にもかかわらず、誰も嫌にならないのはなぜなのか。

私は単純に考えるタチなので、占領憲法に合わせるように、こんな嘘を言うのだろうと思っています。だから、原爆や東京大空襲が人類の瑕疵と認定されるか否かと、この嘘の関係はよくわかりません。

私は、おそらく、アメリカ軍が、人道に対する罪を認定されることがあるとしても、おそらく軍隊をなくすべきだとか、軍隊が無いことが理想だとして、それを実行することなど、アメリカ人は考えないと思います。個人の武装を容認する社会の人々が、国家を守る軍隊を廃止するというのは、私には考えられないのです。冤罪であれば、アメリカ人ならば何としてもそれをはらそうとするのではないかと思います。万一、アメリカの軍隊が、帝国陸海軍のように、この世から消滅したとします。そして、アメリカが軍隊を持てないように、監視の下に置かれたとします。しかし彼らなら、その監視の目をくぐり、軍隊を持とうとするのではないでしょうか。ある時、それが露見し、軍隊を持っているのに、あたかも無いと言うとしたら、それは、国家というものが持つしたたかさの現われではないでしょうか。そして、それこそが政治の役割のような気がします。

その一方、わが日本は、このバレバレの嘘を言うとき、したたかさというものを感じるでしょうか。私は感じません。日本の周辺各国は悪意を、わが国に持ってはいるでしょうが、軍隊を持つことを禁止できる権限はないですし、今さらそれができるとは考えてはいないでしょう。それならば、日本人にとって、この嘘は誰を欺こうとしていて、何の目的があってのことなのか。そして嘘を言っている自覚が日本人にあるのか否か。もし嘘を言っているという自覚さえないとしたら、もう私の理解の範囲をこえています。日本人が自分自身を欺くためについているのなら、「もう、およしなさい。」としか言いようがありません。世界を騙そうとしているならば、「騙せませんよ。」というしかありません。嘘をつく目的は全くわかりません。

もし本当に自衛隊が、『日本軍』という名称に変わったならば、日本人は、それに耐えられるのでしょうか。特に、自衛隊の人々は耐えられるのでしょうか。下手をすれば、自衛隊こそが『日本軍』と言われるのを拒否するかもしれません。自衛隊という名称だったがゆえに、戦前の歴史を背負わなくて良い環境にあったわけですから。戦後日本人は、『日本軍』という響きからは、『悪』というイメージしか懐かないのではないか。おそらく、田母神閣下は、日本軍=悪、または、日本=悪という図式が払拭できなければ、日本人は立ち直れないとお考えになり、やむにやまれず論文を発表されたと思います。

それにしても、政治家や知識人は「軍隊なき国家」が、この世に存在できると思っているのでしょうか。私には軍隊の否定など考えられないのですが。否定できないから、自衛隊が存在するのではないでしょうか。それを素直に認めたらいいだろうにと私は思います。

マクナマラさんの問題提起は、たいへん勉強になりました。もっと詳しいマクナマラさんのお考えを教えて頂きたいと思います。
Posted by 残照 at 2008年11月29日 23:30
夏子さん

<そう言っている様にしか思えない>

確かに、この一言は余計でしたね。申し訳ありません。

<『私たち国民』に秦さんは入ってはいけないんですか?>

私が思う『国民』と、夏子さんが思う『国民』の意味が違っていたようです。
これは私の早とちりですね、すみません。
あと、西村氏のエントリは呼んでいますよ。

秦郁彦氏は、週刊新潮で田母神氏の論文に対して反論していますよ。立場を放棄した訳ではありませんし、勉強しない素人とはまったく違います。
西村氏のエントリのみで判断するのではなく、秦郁彦氏についての情報を収集してから、批判した方が良いと考えます。

確かに、曖昧な書き方かもです。私はまだ未熟者ですね、申し訳ありません。
専門家の方(ここでは歴史学者でしょうか)は資料や証言を纏め、見聞きしそれを元に自分の主張をし、その主張の信憑性が高いのであれば、学会等で支持されます。低いなら、反論もしくは無視されるでしょう。専門家だから正しい、という訳ではありません。私はそのような事を言った覚えもありません。
『偏った人たちもいる』と言われても、困ります。

下から二段目の文ですが、上にも書いたとおり、私の早とちりです。すいみませんでした。
Posted by 横入り at 2008年11月30日 10:18
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