
面白いのは、日本のメディアが礼賛報道をしていることだ。1年前に麻生前首相が国連で行った演説の内容などほとんど報道されなかったし、安倍元首相の退陣直前のインド国会での演説など全く報道されなかったと言っていい。
案の定、民主党の最大支持母体である日本メディアは、問題の本質を隠蔽したまま、御用メディアに成り下がっているのである。
米国時間の21日、支那の胡錦濤国家主席と会談をした鳩山首相は注目すべき発言を行った。
報道の趣旨は例の東アジア共同体の妄想について話し合ったとなっているが、じつはチベット問題に両首脳は言及している。
東アジア共同体を提案 鳩山首相、胡主席と初会談支那に盗掘されている東シナ海ガス田問題について「友愛の海にしたい」と言われて胡錦濤主席も面食らっただろうが、何よりも「チベットの地位は国内の問題だが、もし可能なら対話による解決を祈念する」と、チベット問題を国内問題と片付けて、支那のチベット弾圧に加担した鳩山発言は万死に値する。
2009/09/22 13:27 【共同通信】
【ニューヨーク共同】鳩山由紀夫首相は21日夜(日本時間22日午前)、中国の胡錦濤国家主席とニューヨークで就任後初めて会談し、日中関係について「互いの違いを認めながら信頼関係を構築し、東アジア共同体を構想したい」と提案した。両首脳は朝鮮半島非核化に向けて努力する考えで一致した。会談後、首相が記者団に明らかにした。
首相は会談で「鳩山外交」の立場として、侵略戦争と植民地支配を謝罪した「村山談話」を基本的に踏襲する方針を表明。「お互いの立場の違いを乗り越えられるような外交、違いを認め合える関係が『友愛』だ」と述べた。同時に、日中間の「戦略的互恵関係」に触れ「もっと中身のあるものにしたい」と指摘した。
これに対し、胡主席は(1)首脳レベルの往来を増やす(2)民間レベルの交流活発化(3)経済貿易関係強化・発展(4)アジアや世界規模の問題での協力(5)両国間に食い違いがある問題は大所高所から解決―の5点を提示した。
東シナ海ガス田開発をめぐり、鳩山首相は「友愛の海にすべきだ」と強調し、共同開発に向けた「協定」締結を提唱。胡主席も「平和友好協力の海にしたい。大局の枠組みの中で正しい処理が必要だ」と応じ、近く事務レベルで意見交換したい意向を示した。
胡主席は地球温暖化対策問題で、鳩山首相が打ち出した温室効果ガス25%削減の中期目標を念頭に「積極的な態度を評価する」と述べた。
チベット問題に関して胡主席が中国の立場に理解を求め、鳩山首相は「チベットの地位は国内の問題だが、もし可能なら対話による解決を祈念する」と促した。会談時間は予定の40分をオーバーし約1時間だった。
両首脳は中国の「食の安全」問題について、相互の信頼関係を強化する考えで一致した。中国で来月上旬にも開かれる予定の日中韓首脳会談の際に、再会談する見通しだ。首相は21日夜、会談に先立ち政府専用機でニューヨークに到着した。
もちろん、ウイグルも、南モンゴルも、台湾も、鳩山には支那の国内問題で片付けられ、やがて日本の諸問題も支那の国内問題とされるのであろう。
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●東アジア情勢と日本の行方
――台湾、チベット、ウイグルは日本の問題だ!
●マスメディアと情報統制
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――
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鳩山はその辺知らないのでしょうか?
中国は今モンゴルと台湾を吸収し様としていますね?
これが実現すると、大帝国になります。
所が、あべこべにウイグル、チベット、内モンゴルと独立させてみると、実に小さな帝国に戻ってしまいます。
ワシは日本は積極的に工作を行って、これらの国の独立を促すべきだと思いますが。