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2010年02月05日

上杉隆と「週刊朝日」の狂気! 見えてきた全体主義のカタチ

表紙.jpg撃論ムック「反日マスコミの真実2010」に掲載した巻頭の拙文のタイトルは「見えてきた全体主義のカタチ」だった。
反日マスコミシリーズ2010年度版は、昨年12月28日に発売され、爆発的というわけではないが、売れ行きもいい。何よりも嬉しいのは何人かの知識人から、「内容が素晴らしい」「今の日本の言論誌で最高レベル」などとお褒めの言葉を頂いていることだ。しかも、執筆者だけでなく幅広い年齢層の識者や関係者の方から応援メッセージを頂いている。今までなかったことなので、素直に喜んでいる。改めて多くの執筆者の方に感謝したい。

その「反日マスコミの真実2010」に「週刊朝日」の二つの中吊り広告を遊びで載せた。一つは民主党政権誕生直後の9月18日号で、朝日の「空気」が良く分かる広告。
「国民の生活がこんなに変わる!」というコピーが「民主党政権1年後のニッポン」という大見出しに添えられていた。無邪気にはしゃぐ、手放しの礼賛と迎合が気持ち悪かったのだが、おいおい、こんな政権が1年も続いたら大変だと思った。
もう一つは昨年末の12月18日号。「民主党不況で大失業時代へ」という大見出しが躍り、「2010年ニッポン経済大予測」というコピーがおとなしく鎮座している。
・・・しかし、ご紹介した二つの中吊りを比べて、この節操のなさは何なんだ、と呆れる人はじつは素人なのである。

▼見えてきた全体主義のカタチ(クリックで拡大)
はじめに.jpg



これはまさに、朝日新聞の戦前からの伝統を正確に受け継いだ報道姿勢だからだ。社訓を至上とするかのような山口編集長の純情と誠意には敬服するばかり。というのも、大東亜戦争終了まで、朝日は一貫して躊躇う軍部に圧力をかけ、「週刊朝日」の昨年9月18日号の見出しのように軍部に支那戦線の拡大をけしかけ、挙句の果てに、南京攻略戦もたけなわの、昭和12年(1937)12月13日の南京陥落の二日前に、大阪本社版は大きな日章旗を一面トップ朝日新聞のロゴの横に掲げて、「南京遂に陥落す!」という飛ばし紙面を作っている。

▼「週刊朝日」21年9月18日号
090918Syukan_Asahi.jpg

毎日新聞大阪本社版などは12月7日夕刊で、「皇軍万歳」「南京攻略成る」と大見出しを掲げて、「入城式は両三日中」と飛ばしに飛ばしている。因みに南京入城式が実際に行われたのは12月17日である。さすが、百人斬り訴訟で自らの罪悪を一切認めない変態新聞だけあって、戦前から一貫して朝日といい勝負をしている。

▼「週刊朝日」21年12月18日号
091218Syukan_Asahi.jpg

▼政権誕生前から意図的に批判された麻生太郎氏
syuukan_ASAHI_080919asou.jpg「週刊朝日」はそんな朝日新聞のカタチを変えたソフトなプロパガンダ媒体である。手垢のついた朝日新聞ではなかなかできない、より広い層への、朝日イデオロギーを巧妙にまぶしながら刷りこんでいくメディアとなっている。民主党政権誕生は朝日の長年の夢で、そのためにはどんな捏造報道でもやったが、今度は民主党が権力を握ると、権力べったりの翼賛報道にいそしみ始めた。去年の12月18号は世論の風向きをさぐる観測気球だ。

▼媚支那派の福田内閣へは期待を込めて
syukan_ASAHI_091009_fukuda.jpg上杉隆氏は3年前の安倍内閣崩壊後の自民党総裁選で、麻生政権誕生への流れを変える情報操作に終始し、見事に福田政権誕生へ貢献した。その流れも「週刊朝日」の当時の表紙を見ると、上杉氏と「週刊朝日」の役割がくっきり見えて来て面白い。この上杉氏、安倍元首相に捏造記事を批判されても逃げ回っているのはいかがなものか。変わらぬ上杉隆氏の本性とまで言われている

今回の検察批判キャンペーンも、あまりに古臭いスタイルで大丈夫なのだろうか? 何しろ最も重要な、権力批判を検察批判にすり替えているだけだ。上杉隆氏と「週刊朝日」は、事実上の指揮権を今年1月16日の党大会で発動した鳩山脱税総理とそれを操る小沢一郎を批判できない、ただの権力の犬である。

▼「週刊朝日」22年1月29日号
100129Syukan_Asahi.jpg

小沢一郎は20年前から検察庁に犬を放っていると言われている。大林宏東京高検検事長と伊藤鉄男最高検次長検事が、次期検事総長のポストを狙って特捜部に圧力をかけているという噂もあるが、もともと小沢の犬は検察庁に内部に潜んでいる。
これは犯罪捜査ではなく権力闘争である。検察はメディアを使った情報・心理戦を続けた後、ついに“小沢秘書”を次々と逮捕した。そこにあるのは法の秩序でも正義でもなく、国民不在の酷い組織の論理だけだった。
「検察の狂気」と「週刊朝日」1月29日号は上杉レポートを上記のように宣伝したが、あまりの稚拙さに恥ずかしくなる。同じ検察批判をする佐藤優氏の知性に見習えとは言わないが、佐藤氏が提示したファッショ政党としての民主党の本質の危険性を、示唆することさえできないのだろうか?

昨年の秋から特定の出版物やテレビ番組に妙な圧力が掛かっているのは事実だ。これも明らかな事実だが、人気ブログ「博士の独り言」が表示できなくなる事件が何回も起きている。
鳩山脱税首相が、ここにきて急に「人権侵害救済法案」という言論弾圧法案を上程すると表明したことと符合する。日本人の人権が侵害されないために必要なことは、この危険なファッショ政権をどう打倒していくかということに尽きるのである。
posted by Kohyu Nishimura at 18:22 | Comment(6) | TrackBack(4)
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この記事へのコメント
上杉隆氏はかチャンネル桜の討論番組に二度ほど出ているように思います。
この人が出る度に、なんでこの人を呼んでるんだろうと疑問と警戒心を抱いてしまいます。
Posted by とうふ at 2010年02月05日 19:03
民主党は外国人に参政権をあげようとしたり、やってることがめちゃくちゃ

http://www.santanokakurega.com/2010/01/post-139.html
コメント2010年2月 5日 12:08 より転載

今日の日経の記事に載ってましたが、「子供手当て」って日本国籍を持た
ない、日本で働く外国人にまで配られるそうですね!しかも、子供が日本
で一緒に住んでいなくても、本国の住民票を提示すれば支給されるそう。

【経済・政治の掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj.cgi
【政治・経済タイトル一覧】はこちらをクリックして下さい。

ps:
米中軍事衝突で、シナ保有の米国債を日本が肩代わりする、日本資産のシナ移転が実施される。
Posted by 愛信 at 2010年02月05日 19:16
上杉隆氏はかチャンネル桜の討論番組に二度ほど出ているように思います。
この人が出る度に、なんでこの人を呼んでるんだろうと疑問と警戒心を抱いてしまいます。


私も同意です。ただ、自分は中立だとアリバイ作りで
チャンネル桜にも出てるのかなとも思います。
安倍政権時、水島社長が安倍首相を批判していた。その時
上杉氏も自著の「官邸崩壊」を手に、同調していた。
あの時、保守がサヨクのように図々しく身内で
身内を批判せず、安倍政権を擁護していたら・・
それでも政権は続かなかったでしょうか。
Posted by みかん at 2010年02月07日 18:50
このblog強烈な電波を発してますw
Posted by smith at 2010年02月11日 18:08
分かります!!このブログですねw
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/

http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/7b30830ddc40778331438282b05be8fd

それともこれですか?

Posted by smithさんへ hide at 2010年02月11日 18:24
ネットを荒らすことが仕事なんですか?
安倍晋三から逃亡しないで、質問に答えてから仲良しの週刊朝日と仕事をしたらいいのに。
順番が逆でしょ(笑)。
Posted by 上杉隆へ at 2010年02月11日 18:27
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