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2004年08月24日

支那、韓国の迷走と混乱

北東アジアの「遠い夜明け」(13)

多くのメールを頂いています。ありがとうございます。休載中にご心配を掛けた事をお詫びいたします。ところで、こんなお問い合わせのメールもあった。
「8月20日に異例の論文掲載 北朝鮮の外交や政治体制批判という記事がありましたが、どう理解したらいいのでしょうか?」
記事の内容は「戦略と管理」という支那の雑誌に北朝鮮外交や体制そのものを批判した記事が掲載されたという報道だ。「わが国は北朝鮮を全面的に支持する道義的責任はない」というセンセーショナルな一文が目立ったので一大事と感じても不思議はない。ただ、記事にもあるようにこの論文は、天津社会科学院対外経済研究所の王忠文氏の見解に過ぎない。支那は「新たな視点で朝鮮問題と北東アジア情勢を観る」必要に駆られているが、そのまま政府見解となるかどうかは疑わしい。

支那政府の開明派は当然こう考えているが、北京政府の権力機構が磐石なものではない。胡錦涛は未だに人民軍を掌握した江沢民の院政に操られているという説も有力だ。一研究機関の論文を支那の新たなシグナルと捉えるのが危険なのは、馬立誠氏を見れば良く分かる。馬立誠氏は共産党に直結した人民日報の論説委員だったにも拘わらず、日支関係の将来を見据えた「対日関係新思惟」を発表後、激しい攻撃に曝されて失脚し香港に逃れたという経緯がある。日本=悪と規定せず、同じ人間として日本との友好関係が大切だと書いた馬論文は日本でも注目されたが、結局、本人は言論弾圧の被害者になった。だから、この場合は王忠文氏の論文が人民日報でどう評価されるのか、黙殺されるのかという事に掛かっていて、現時点でこの論文が北朝鮮問題の安保理上程に支那が出したOKサインだと簡単に評価できない。確かに6カ国協議は暗礁に乗り上げているが、それは想定内の事で、支那はそもそも北朝鮮を見て6カ国協議を進めてきたわけでなく、米国しか見て来なかったのだ。

それよりも最近の韓国内の混乱の方に注意を向けるべきだ。日韓条約の内容を40年も国民に知らせていなかったツケがどんな自爆をするのか? ウリ党の思惑通り北朝鮮の正当性を軸に赤化工作できるのか?韓国のアイデンティティをハンナラ党は守れるのか?いずれにしても日本統治を客体化、相対化できなかったツケが韓国の危機になっている。自業自得とはこの事だ。
posted by Kohyu Nishimura at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0)
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