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2005年04月30日

思考転換の決断を迫られている、日本人

事故001.jpg昨日の「報道ワイド日本 クリティーク」でも言及したが、JR尼崎線の脱線事故についてダイヤ至上主義が事故の原因になったというメディアの論調には首を傾げざるを得ない。最近はいい社説を書いている読売新聞までもが、29日の社説で「尼崎脱線事故 ダイヤ優先主義が惨事を招いた」と書いていたので少々失望した。今回の事故には複合的な原因があると述べながら、「事故の背景には、JR西日本のダイヤ優先主義があったのではないか」と断罪していたからだ。原因がはっきり判別しない時点で、ダイヤ優先主義に最大の原因があるような書き方は、日本の特性を否定することにならないのだろか?

じつはダイヤ優先主義が日本独特の、それこそ秒刻みのシステマチックな高度な列車運用を可能にしていたはずだ。もっと言えば、そんな日本的システムが安全を確保していたのではないだろうか? 緻密で芸術的とでも言えるダイヤグラムを描けるのは世界で日本だけであり、戦前からの伝統的文化でもある。世界2位の経済的繁栄を享受する技術立国としての国の成り立ちにも深くそれは関わっている。だから、日本人の誰もが、ダイヤ優先主義の恩恵に浴してきたのだ。それより、運転手不適合と言えるかもしれない運転手に列車を運転させてきたシステムに目が向かないのはおかしい。また、破壊工作の可能性に全く言及しない当局も、メディアも、相変わらずの平和ボケだ。

事故001.jpgTBSの「ブロードキャスター」が帝国海軍の誇る潜水艦、「伊400」を取り上げたのは良かったが、出演者たちのコメントの常識の無さが番組をぶち壊しにした。何しろ、あの元大蔵官僚の榊原慶大教授が最も的確な意見を述べていたような惨状だった。簡単にダイヤ優先主義を否定したり、戦後の技術立国のベースになった戦前の日本の軍事技術を評価できないのは戦後60年の果てにある、当世流の <自虐史観> かも知れない。だが、そこで、「待った!」と決断できる知性と判断力が、今、日本人に問われている。

中川靖造氏の労作「海軍技術研究所 エレクトロニクス王国の先駆者たち」に見るまでもなく、旧帝国海軍の技術水準の高さが日本の戦後復興と高度成長を可能にしたのは常識である。絶版になっていて残念だが、講談社文庫版は電子出版で購入できる。ソニー設立者の一人である盛田昭夫氏も海軍技術研究所の技官で少尉だった。生き残った戦前、戦中派が戦後復興と高度成長を成し遂げ、アメリカに経済戦争で1985年の「プラザ合意」までの時点で勝利し、復讐をしたのである。「伊400」に対して「無駄なものを造った」とか言えない女出演者の知性の無さは、小泉首相の極めて重要なインド訪問で呆れるほど見識の無い記事を書く毎日の女記者にも繋がるものだ。
小泉首相:カレーとゾウ、インドの歓心買おうと躍起

 小泉純一郎首相は29日、インドのカラム大統領と会談した際、「24〜25年前にインドで本場のカレーを食べて、いかにおいしいか印象づけられた」とインドの思い出を語った。大統領は「多分インド人の次にカレーが好きなのは日本人ではないか」と応じ、カレー談議に花を咲かせた。
 インド経済団体との昼食会では「アジアにはインドという日本の友がいる」と発言。極東国際軍事裁判(東京裁判)で日本の無罪を主張したパール判事や、1949年に上野動物園にゾウを寄贈したネール首相の話まで持ち出し、日印関係強化に向けインド側の歓心を買おうと躍起だった。【ニューデリー坂口佳代】
毎日新聞 2005年4月29日 23時18分
KOIZUMI.jpg日本とインド、アジアの歴史的関係への基礎知識も無く、ただ現地で独りよがりの私憤をぶちまけるような低レベルの記事を書き、それに志の低い見出しを付けるジャーナリズムの拙劣さは如何ともしがたいが、これが日本メディアの、特に朝日、毎日という反日メディアの現状なのである。つまり、こんな記事や「ブロードキャスター」の女出演者のコメントに、我々は「待った!」と完全に否定する決断が必要とされている。同じ反日でもBBCの「増大するインドと日本の結束」という記事の方が遥かにまもとだ。インドのメディアも「デカン・ヘラルド」が「インドと日本、アジア結束の戦略的共同声明に調印」という小泉・シン会談の本質を捉えた報道をしている。
The path-breaking joint statement upgrades the India-Japan global partnership in the backdrop of far-reaching changes in the international situation, particularly in Asia.

両国関係の新しい路を開く、インドと日本の共同声明が調印された。大きく変化しつつある国際情勢、時にアジアの状況がその背景にあり、両国はグローバルなパートナーシップを目指している。
日印共同声明の文書は8項目からなっており、特に6番目の戦略的目的に触れている項目が注目される。安倍晋三氏と中川昭一氏がそれぞれ今年になって地ならしに行っており、その二人が朝日新聞の虚偽報道のターゲットにされたことも偶然ではないだろう(笑)。
asia-indo14.jpgまた、毎日の記事を嘲笑うように、チャンドラ・ボースの映画が制作されている共同電を産経が伝えている。だが、これは、日印共同で制作して欲しかった。日本映画界に現時点でそこまでもを望むのは無理なのだろうか? とにかく、日本人は決断の時を迎えているのだ。
インド独立の「英雄」 チャンドラ・ボース映画化

 第二次大戦中、インド独立のため旧日本軍の助けを借り「インド国民軍」を率いて英軍と戦ったスバス・チャンドラ・ボースの歴史的な意義を見つめ直す映画がインドで完成、5月初めに全土で公開される。
 社会派として著名なシャム・ベネガル監督(70)の「ボース−忘れられた英雄」(仮訳)で、非暴力主義のマハトマ・ガンジーとは対照的に、武力での独立を目指したボースに光を当てた。
 急成長するインドとの新たな関係構築を日本が求められる中、両国の歴史的つながりを印象づける役目も果たしそうだ。
 映画は、ボースがドイツに亡命後、日本で東条英機首相(当時)の信頼を得て、インド国民軍を率い独立を目指した1941−45年を描いた。プロの日本人俳優は使わず制作費は約2億2000万ルピー(約5億3000万円)。
 ベネガル監督は共同通信に「ボースは出身地コルカタ(旧カルカッタ)がある西ベンガル州では英雄だが、他の地域ではもはや忘れられている。しかし独立に果たした役割は大きかった」と意義を強調、若者らが国の在り方を考える契機になることを期待する。
 また「日本はボースを助け独立に影響を与えた。当時、日本はとても近い存在だったが、現在の平均的インド人は日本をあまり知らない。相互に接触する機会がなくなったためだ」と指摘。同作品を将来、日本でも公開したいとしている。(共同)

 ■スバス・チャンドラ・ボース インドの民族運動指導者。1897年、カルカッタ(現コルカタ)に生まれ、マハトマ・ガンジーの英国支配への非協力・不服従運動に参加。インド国民会議派に入り1938−39年に同派議長。急進路線で穏健派のガンジーと対立。41年、ベルリンに逃れ、武力での解放を提唱。43年、訪日し東条英機首相に支援を確約させ自由インド仮政府を樹立、首班に。インド国民軍を率い旧日本軍とともにインパール作戦参加。45年8月、台北で飛行機事故死。(共同))


posted by Kohyu Nishimura at 23:59 | Comment(59) | TrackBack(22)
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この記事へのコメント
お早うございます。拙ブログへのTB、コメントありがとうございました。
安倍、中川両氏の、あの時期の訪印は非常に意義深いと思い注目していました。おそらく今回の小泉訪印の地ならしだったのだろうし、今後、日印両国による経済的・軍事的パートナーシップの新たな構築への序章になればと期待しております。

それを考えると朝日新聞による両氏潰しは、こうした「インド重視外交」へシフトチェンジされつつあることに危機を抱いた中国への援護射撃も含まれていたのでしょうし、それを示唆する西村さんの分析には思わず膝を打ちました。
Posted by ろぐ at 2005年05月01日 08:04
>インド側の歓心を買おうと躍起だった
毎日記者の主観が入り混じった記事は読んで不快ですね

インドは日本と同じく常任理事国入りを目指していて、相互に支持する事で合意しています
また中東から原油を輸入する際に重要なシーレーンはインド洋を通過します
インドとの関係強化は日本の国益に十分かなうものです
日本は反日を国是としている国とは一定の距離を置いてインドや豪、東南アジアなどの国とより関係強化に勤めるべきだと思います
Posted by au at 2005年05月01日 09:21
「歓心を買う」なんていうバカな表現、
全国紙の政治面で見るとは思いませんでした。
金でホステスの歓心を買うんじゃないですから(苦笑)
Posted by ぱぴるす at 2005年05月01日 10:00
>日印関係強化に向けインド側の歓心を買おうと躍起だった。

こんな小学生の感想文程度の文章構成力で特派員が務まるなら、大学中退者の私でもなれそうですw

なるほど、安倍・中川叩きにはそういった側面もあったのですね。勉強になりました。
Posted by 一虎 at 2005年05月01日 10:38
「一代目が苦労をして二代目が楽をして三代目が乞食になる」と言う言葉を思い出した。
戦前の人達が本当に血を流す思いで守った日本の国土・技術を、自虐に染まった団塊の世代が社会主義で日本の財産を食いつぶされていった。
経済大国日本があるのも先人達から受け継いだ物があってのこと。しかし団塊世代から次世代には何が伝えられたか。
Posted by 戸高 at 2005年05月01日 10:43
この記事を書いた坂口なる記者は、西村氏ご指摘の様に我が国とインドとの歴史的な結びつきも知らないのでしょう。
だから「パール判事やネール首相の話まで持ち出し〜」なんて事しか書けないのだよ(笑)。
小学生の感想文じゃないんだから(爆笑)、”ブンヤ”だったらもっと真面目に書いて頂きたいですな。

それはそうと、僕も先のJR脱線事故に関するメディアの報道には疑問を抱いております。
ちなみに28付の産経新聞にはこんなベタ記事がありました。

(以下記事引用)
「報道対応検討を 中華航空機事故遺族会」

JR脱線事故の報道をめぐり、平成六年に名古屋空港で二百六十四人が亡くなった中華航空機墜落事故の遺族会(山本昇会長)が二十七日、「発生直後の報道対応を検討・改善してほしい」と日本新聞協会、日本民間放送連盟、日本雑誌協会に文書で申し入れた。
文書は「悲惨な事故現場の映像、血まみれの負傷者、遺体安置所の様子が映し出され、ご遺族に多くの報道陣が殺到した。同じ思いをした私たちにとってやりきれない」などとし、「報道は真実解明、再発防止はもちろんのこと、被害者が前向きに生きていくための役割を担ってほしい」と申し入れた。
(引用終)

さて、他のメディアではどこが取り上げたのでしょうか?
まさか、どこも”完全スルー”じゃあないと思いますが、産経にしても前述の様にベタ記事扱いで、自社ネットには載せていない様なのは、少々胡散臭い気がしますね。

最も、メディアにとっては一番痛いところを突かれたのだろうけど。
Posted by 熊蔵 at 2005年05月01日 11:04
日経社説 インドとの連携強化に踏み出すだ

http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20050430MS3M3001N30042005.html
Posted by at 2005年05月01日 12:22
最近、地下鉄のホームで「主張を押し付ける新聞はもういらない。」というキャッチコピーの毎日新聞の広告をよく見るんですがね。

あれー、おっかしーなー。
Posted by 葡萄 at 2005年05月01日 12:26
今一番モテモテな国はインドだな
Posted by at 2005年05月01日 12:40
JR西日本がダイヤ優先主義だと聞いて驚きました。数年前の状態では、遅れても、まったく意に介せず、乗客の期待を裏切り、さらに遅れてしまうのがJR西日本でしょう。
それも、天候とか特別の理由もないのに平気で遅れ、遅れた時間を取り戻す意欲も無し。「サボタージュでもしてるのかなあ」と思いましたよ。
経営側は、これではまずいと思い「ダイヤを守りましょうね」と努力していたのではないでしょうか?
一方、首都圏の中央線、山手線の遅れは運転妨害です。人身事故(飛び込み)だの喧嘩だの、乗客が線路の降りただの、もう、毎度のことで慣れっこになってしまいました。
世界に誇れるわが国の鉄道の定時運行も、高度経済成長期のようなわけには行きません。
Posted by 史郎 at 2005年05月01日 14:10
安倍氏・中川氏は派閥を越え、志を同じくする議員達をリードして、新しい日本を作っていって欲しいですね。もう機は熟したと思うのですが・・・。

実りのない東北アジアとの外交に時間を割くのをやめて、今後はインド、オーストラリア、台湾などにシフトしていって欲しいです。
Posted by すいまあ at 2005年05月01日 16:14
日本は戦前、マハンが海洋国家としては取るべきではないと指摘してた政策(中国大陸への深入り)を実行し、見事に失敗した歴史があります。
その失敗を繰り返さない為にも、アメリカ、オーストラリア、インドとの関係強化は、日本の国家存続の基盤として推進していく必要があると思います。
中・朝・韓の大陸勢力と対峙するには、今の日本では、一国では対抗できませんし。
(残念ではありますが・・・)

尚、インドはソフト技術開発力が非常に強く、産業的にも日本と良い関係が築けると思います。
(世界で始めて“0”の概念を発明した国ですし)
中・朝・韓のように反日原理主義国家でもありませんし、チャンドラ・ボーズはインド人にとっては、ガンジーよりも人気があると聞いた事があります。
Posted by 平凡太郎 at 2005年05月01日 16:35
センセーショナルで攻撃的な表現を使わずに、
自説の主張ができないものでしょうか?
Posted by bozu at 2005年05月01日 17:31
>センセーショナルで攻撃的な表現を使わずに、
>自説の主張ができないものでしょうか?

誰に対して言ってるの?
Posted by 疑問君 at 2005年05月01日 18:20
邪推ですが、毎日の記者は小泉首相がパール判事を誉めたことにカチンと来てこんな記事を書いたのでは。
Posted by ko at 2005年05月01日 19:20
北朝鮮がミサイル発射か 米情報、政府は「確認中」
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2005050101003526
Posted by どらごん at 2005年05月01日 19:29
ドイツ連邦議会議長が中国で日本非難を拒否し、中国側が不快を示した
http://news.bbc.co.uk/chinese/trad/hi/newsid_4490000/newsid_4495100/4495125.stm
(日本語訳)
http://zhenyan.cocolog-nifty.com/twlog/2005/04/post_9755.html
Posted by どらごん at 2005年05月01日 20:08
朝匪、東狂とともに日本の誇る3バカ新聞であるマイニ痴の女性記者をBBCと比べるなんて酷過ぎます。高級ホテルの水洗トイレとシナの汲取り便所をくらべるようなもんでは(失礼しました)? BBCの記事は日印の現在の経済関係から展望、シナの絡んだ地政学的分析まで冷静に書いており、世界の認識を理解する上で役に立ちました。一方、毎日は?これが日本の新聞かと思うと今更ながら情けないです。この方は世界の記者たちと話すことがあるのでしょうか?
Posted by 紫のかすみ at 2005年05月01日 20:37
パピルスさま

>「歓心を買う」なんていうバカな表現、
>全国紙の政治面で見るとは思いませんでした。
>金でホステスの歓心を買うんじゃないですから
>(苦笑)

毎日新聞ですよ。聖教新聞を刷ることでしか、存続が許されない新聞です。こんなレベルでしょう。自衛隊の偏向報道も毎日は朝日以上です。
ま、でも、西村さんのように分かっていても、こうやって叩いてくれる人がいらっしゃると、心の平静は保たれますが・・・・・・w
そういう意味で、西村さんにはいつも感謝しています。

Posted by しんじ at 2005年05月01日 21:18
サッカー好きの西村さんに燃料を・・・

異朝同根
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/f-sc-tp0-050501-0033.html
Posted by ぴろ at 2005年05月01日 22:20
初めて書き込ませていただきます。

私は尼崎の住人ということもあって、今度の事故についての報道をかなり興味深く見ておりました。当日は普段は全く見ない「報ステ」を見ていたのですが、専門家やスタジオの方々が、車体を軽量化させてコストダウンをしている事への批判、過密ダイヤについての批判をしきりに行っていました。個人的には“それって企業努力なのではないだろうか…”と思っておりましたが、その後いろいろなメディアを見ていてもそれらの批判ばかりが見受けられました。自分の考え方が間違っているのかと思っていたところに、西村さんのこの文章に出会い、とてもうれしい気持ちになりました。

今回の事故に関してJR西日本に非があることは間違いないことだとは思います。しかしながら、経営においてはコストダウンも必要でしょうし、朝の時間帯などは当然過密スケジュールに成らざるを得ないでしょう。JRは今までこの反対の事でさんざん批判されてきたのに、事故があったらいきなりこのような批判のされ方をするとは思ってもいなかったのではないでしょうか。

それと「報ステ」でもう一点気になった事は、その時点の警察の発表よりも多くの死者数を発表していたことです。まるで選挙のごとく見切りで死者数をカウントする被害者に対する思いやりの無さ。呆れ果てました。いったい人の命をなんだと思っているのでしょう。

報道とワイドショーとは違います。報道と銘打っているのならば、正確にかつ冷静に行って欲しいものです。我々は変なイデオロギーを聞きたいのではなく、正確な情報を知りたいからチャンネルを合わせていると言うことを忘れて欲しくないと思います。
Posted by T@ke at 2005年05月01日 22:46
今回のJR福知山線の事故で、被害者となられた方に衷心よりお見舞い申し上げますm(__)mそれと事故の最大の原因は、乗客の命と安全よりも、時間と企業利益を優先させた(怒)JR西日本の体質にあると考えますが、それとも西村さんは、人命や安全よりも大事な物があると、お考えですか?
Posted by 西村さんへ at 2005年05月02日 00:01
西村さんへさんへ

読解力を養ってから書き込んだ方が、よろしいかと。www

Posted by 読者 at 2005年05月02日 00:10
皆さん、女性記者といちいち女性と強調するのは何故でしょうね。
私はジェンダーフリーには反対ですが、この些細な点に、異性を見下した意識があるのかと邪推してしまいます。
Posted by 保守派 at 2005年05月02日 00:36
停車時間15秒なんてのもあるJR西日本のダイヤは緻密で芸術的と評すべきものなのだろうか。
Posted by ん at 2005年05月02日 00:48
「反日の構造」の書評を偶然ネットで見つけました。なかなかいい書評でした。
http://www.worldtimes.co.jp/syohyou/bk050425-2.html

「反日」の構造
西村幸祐著

占領改革に乗っかる国の危機
 戦後六十年を迎えた日本。連合国側の民主改革を受け入れ、日米安保を結び、西側諸国の雄、米国に忠実な政治を行ってきた。
 一九八九年にはベルリンの壁が崩壊。冷戦は西側の勝利に終わり、日本の選択は正しかったと確信したはずだった。

 ところが、竹島の領有権を主張する島根県の条例に端を発するかのように、韓国で反日暴動がエスカレート。さらに中国でも、三週間連続で激しい反日デモが発生し、中国にある日本大使・領事館、日本企業、邦人がデモ隊から襲われ、甚大な被害に遭うという、一般日本人が想像だにしなかった事態に直面している。

 一体、何が水面下で起こっていたのだろうか。

 著者は、こうした「反日」の動きが北朝鮮、韓国、中国のそれと結び付き、「反日」ファシズムとして、一九八〇年代から胚胎(はいたい)し始め、八〇年代末、冷戦構造が崩壊し、同時に昭和天皇が崩御されたことで、一気に国際化してきたと見ている。

 具体的には、八二年の「歴史教科書」誤報事件という形で表面化し、この「反日」ファシズムは、八九年に死滅した東西冷戦構造に代わる左翼的な「国際ネットワーク」であると分析する。

 冷戦構造の崩壊で、消え去ったと思った共産主義という名の妖怪(ようかい)が、文化や歴史認識に忍び込む形で、東アジアに一層、巧妙に奥深く棲息(せいそく)してきていたのである。

 それは、日本自体の責任も大きい。著者は、日本人は戦後六十年と見るが、重要なのはサンフランシスコ条約により独立を回復した五二年四月二十八日だと強く訴えている。その上で、独立回復しながら、依然として米に庇護(ひご)される形に甘んじ、占領の約七年間に失った文化、伝統への自信を取り戻す作業を怠ってきたことの重大さを指摘。

 マスコミが、占領下での検閲の精神構造を維持し、反日を国是とする近隣諸国の動きを美化してきた。中国でのアジアカップ報道など題材も新しく、見過ごされてきた事実をしっかり拾っている。
 (PHP研究所 定価一、四七〇円)
山本 彰
(本紙掲載:4月25日)
Posted by しんじ at 2005年05月02日 01:36
しんじさん
その書評は、なかなかいいレビューですね。今まで読んだ書評の中で一番的確に捉えていると思いました。

それにしても、西村氏は釣りがうまい。w

Posted by 一読者 at 2005年05月02日 01:46
読者さんへ 貴殿も、人命や安全よりも、企業利益優先論者ですか(蔑)?
Posted by at 2005年05月02日 02:34
2chのニュース速報+で北朝鮮ミサイル発射スレが立っていない。というか頑として立たない。
2chは自由な討論の場ではなかったようです。
Posted by かしま at 2005年05月02日 03:09
ニュース実況++に乱立と言っていいほど、スレが立ってます。
Posted by at 2005年05月02日 06:10
>名無しさん 西村さんの趣旨は「ダイヤ至上主義が原因だというマスコミの報道姿勢に疑問」ということです。 その論拠も書かれていると思いますが。
Posted by Tdd at 2005年05月02日 08:50
反日メディアに「NO!」をつきつけるような、みんなができるいい方法、アイディアを考え、志を同じくするみんなで実行しませんか。
公害メディア、公害コメンテータ、公害司会者を日本から排除しましょう!
Posted by 反日嫌い at 2005年05月02日 09:12
>>かしま様
ここで2ちゃんねるの話題を出すのもアレですが、料理板にジャイアント馬場関連のスレッドを立てようとする行為に近いですよ、それは。
一応板に適応したスレッドを立てるというルールがあるのですから。
というか浅野健一センセイの弟子ですか?あなた。
Posted by at 2005年05月02日 09:15
Tddさん他、真面目な人へ

荒らしにレスは不要です。2CH慣れしてないと思わずレスするのは分かりますが・・・
ここは2CHねらー以外の人も来るのだから、荒らしと荒らしにレスする人は、2CHの西村スレに移動したらどうでしょうか?

現在3スレ目です。
西村幸祐氏を語るスレ 3
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/mass/1107604479/
Posted by 荒らしを排除したい人 at 2005年05月02日 09:20
例の脱線事故で、とんでもない意見をブログで主張している人を見付けました。
 
http://blog.goo.ne.jp/tuigeki/e/023e85ecfb9d3c7cbfbbd4b0c19eb500
 
プロフィールには元記者と書いてありましたが、これはもう主張が正しいかどうか以前にモラルが低すぎるとしか言い様がありません。田中康夫を非難する前に自らの猛省が必要でしょう、この元記者は。
またしても、国内メディアのレベルの低さを改めて思い知らされた気分です。ここまできたら地に堕ちたどころではなく、地盤沈下と表現すべきでしょう。
Posted by 名も無き公僕 at 2005年05月02日 10:08
わたしもその回のブロードキャスター、
見ました。映像自体は素晴らしいものだったのに
あの馬鹿女のコメントですべてが台無し。

思わずTVにどなりましたよ。

何曲解して事実を捕らえてんだこの左巻き女!
ってね。
Posted by 胡弓 at 2005年05月02日 13:31
人命や安全よりも、コストダウンや過密ダイヤが優先すると主張してる(蔑)ブログはここですか?
Posted by at 2005年05月02日 13:43
韓国協会会長、北朝鮮の上訴を支持

これには、恐らく西村さん、またか、という思いでいらっしゃるでしょう。実は以前かかわってらした2002JAPANというHPは「日本にワールドカップを誘致する!」という大きな目的の中でスタートしたんです。ほぼ日本の単独開催が決まりそうだったところに、反日が国是の韓国は、突然立候補し鄭夢準会長の政治力が効き、共同開催になった・・・という経緯は忘れられるものではありません。今度もどんな形になるのか怖いです。JFAの上の人達は、国内的には理念がしっかりとあるサッカー経験者ですから、ある意味安心なんですが、国際舞台での政治力は無いに等しいので・・・。
Posted by KSY at 2005年05月02日 13:49
んさんへ ご意見を拝見しました。全面的に同意ですな。今回の事故は、JR西日本の体質によると考えられ、他のJRも同様の体質と思われても?仕方ないですな。
Posted by JR西日本は東日本に吸収されるべき? at 2005年05月02日 14:22
朝鮮人はサッカーに限らず負けると何でも審判のせいにして誤審だなんだとわめいて暴れるから
韓国の会長氏もイランに負けたのは誤審のせいだとでも考えているんじゃないですかね。
Posted by at 2005年05月02日 15:11
「現代」も親日企業の最たる企業だったんですが
大統領はどうするんでしょうかね?
李承晩政権での財閥は全部日本と吊るんで居た企業でしょう。外資が入り込んだとは言いながら、在日が作った「ロッテ」位しか大手を振って歩けないのじゃ無いかな?
もう現代も企業の金を自由に使える訳じゃない、この人も金が無けりゃ自前の金使うより仕方が無い。力あるかなあ?。
Posted by 古田 at 2005年05月02日 15:30
西村さんは、マスコミの「ダイヤ至上主義が事故原因」との報道は疑問だ!と言われますが、 まさかJR西日本と同じ考えではないですよね(゚听)?
Posted by at 2005年05月02日 17:33
今回の事故原因は運行ダイアの設計ミス

技術屋が減りましたね
増えたのがマネー屋


尼崎脱線事故:
直線の制限速度20キロアップ ダイヤ改正

快速の停車駅を一つ増やし駅間距離が短くなる一方で所要時間は変更されず、事故現場の急カーブに入る直前には、ブレーキをかけて減速しなければならなくなったという。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050502k0000e040072000c.html


JRが遅れてもJR側は改善しないと言っている方がいましたが、制度設計段階において限界は必ずあるのです。

(朝のラッシュは神業です。だからこそベテランがやるべきなのに「給料が高い」とかで配置換えという名のリストラだそうです)

新幹線は列車だけが注目されますが、全体として高速運転に対応できるようにシステムとして作られてます。(カーブが少ないなど)

無理をすれば必ず人が死にます。
ミスがあることを前提に作らないと。エアーバックも(コストはかかるが)その一つなんですから。



サヨクの商売替え一覧
共産主義から環境問題へ(反権力で満足)
共産主義からフェミニズムへ(反権力で満足)
共産主義から反日へ(反権力で満足)

サヨクって単なる自己満足なんだあ〜
迷惑この上ない

いつの世も サヨクという名の 亡霊が
Posted by at 2005年05月02日 17:56
スピード、ダイヤも考えず、コストも考えなず「命を最重視」すると、お前ら全員戦車にでも乗ってノロノロ通勤してくれ、ということに成るわけですよ。安全重視至上主義の人は、せめて装甲車でも乗ってますか??
で、実際それはムリなわけだ。高くて遅いと誰も乗らないしね。そのあたり、ダイヤ、コスト、安全性を天秤にかけて営業してる。
普段は、正確なダイヤ、安い料金を求めておきながら、いざ自己起こるとコストダウンが悪い、ダイヤ重視が悪の元凶とか言われてもねぇ。
Posted by at 2005年05月02日 21:32
ふむふむ。勉強になります。
Posted by あくえりあす。 at 2005年05月02日 22:42
 一鉄道ファンから一言

 列車のダイヤを編成する際には「余裕時間」というものを必ず組み込みます。つまり、ラッシュ時などで予想外の時間がかかった場合のバッファーとしてです。

 日本のダイヤの定時性はこのような「余裕時間」の設定によって担保されていたのです。その担保がJR西日本では私鉄との競争の前に、「スピードアップ」の名前の下、削られ、ダイヤに遅れが出た場合には速度違反しなければ、元に戻らないまでになってしまったのです。

 これが、今回の事件で言う「過密ダイヤ」の正体であり、1時間辺りの運転本数が多いというような一般的な意味での「過密ダイヤ」ではないのです。強いて言うなら「過酷ダイヤ」というべきものだったのです。

「のぞみ」ができる前の東京発新大阪行きの最終「ひかり」は日中の「ひかり」より約10分所要時間が短くなっていました。言い換えれば、当時、東京発の「ひかり」は途中で約10分遅れても、新大阪では定時運行に戻ることができたということです。

 JR西日本はダイヤ改正の毎にその余裕時間を削っていったといわれています。言い換えれば、いったん何かの原因で列車が遅れれば、その遅れは取戻しが効かないダイヤとなっているのです。

 加えて、JR西日本の複々線はJR東日本とは異なって、方向別複々線で、尼崎駅のみならず、乗り換えの便利さ(15分置きにホームの両側で大阪・京都方面と北新地・京橋方面で乗換え可能なこと。関東ではJR御茶ノ水駅や地下鉄赤坂見付駅のようなもの)が私鉄に対する絶対的な優位になっています。

 その面からも30秒と送れることができないダイヤ編成となっています。30秒も遅れれば、JR西日本の売りである「同一ホームでの待ち時間無しの乗り換え」が不可能になるからです。

 この事故が起きるまでは、JR西日本(アーバンネットワーク)のダイヤは方向別複々線を生かし、スピードと乗客の利便性を兼ね備えた精緻なダイヤと専門家筋では評価が高かったのです。
Posted by 右大臣 at 2005年05月02日 23:16
私はもっぱら車を利用してますが、今回のような事故を見ると(涙)他人が運転するJRの電車よりも、自分で運転する車の方が、安全に思えてきますな(゚听)
Posted by アフリカの星ことハンス・マルセイユ at 2005年05月02日 23:29
少し旧聞になりますが,脱線事故の少し前にこんな事件が報道されていました。無理に関連付ける必要はないと思うのですが,置き石も年間100件以上あるという話ですし,運行以外の所にも安全対策の目は向けられるべきです。

Kyoto Shimbun News 2005年4月24日(日)
■線路立ち入りで1万人影響〜大阪 JR東海道線
 24日午前11時50分ごろ、大阪市淀川区のJR東海道線尼崎−塚本間で、網干発野洲行き快速電車の車掌が線路脇を歩いている黒い服を着た人影を発見、新大阪総合指令所に通報した。JR西日本は上下線で一時運転を見合わせた。
 駅係員らが捜索したが見つからず、後続列車が徐行運転して安全を確認。約20分後に運転を再開した。上下6本が部分運休、39本が最大30分遅れ、約1万1000人に影響した。(共同通信)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005042400041&genre=C4&area=O10
Posted by quicksilver at 2005年05月03日 00:27
右大臣さま

ありがとうございます。非常に参考になります。
Posted by 西村幸祐 at 2005年05月03日 01:28
こういう馬鹿なカキコは、削除していただきたいものです。ここは2chじゃないんだから。
  ↓ ↓ ↓  
西村さんは、マスコミの「ダイヤ至上主義が事故原因」との報道は疑問だ!と言われますが、 まさかJR西日本と同じ考えではないですよね(゚听)?
Posted by at 2005年05月02日 17:33
Posted by at 2005年05月03日 02:02
↑上記の様な書き込みは、2chに対する名誉毀損か侮辱となる、可能性がありますが!何か?それはともかく、このブログは憲法21条の言論の自由は、存在しないのでしょうか?
Posted by 民主主義をご存じない? at 2005年05月03日 02:38
>名も無き公僕 様

件のブログ、観に行きました。

「意見が違うからといって付き合わないのでは考えが固定化する」なんてぶち上げて、そのくせしっかりと”コメント拒否”だなんて、くだらないお遊びにしか見えませんが(苦笑)。

さぁ、このブログがいつまで持つのかな?
Posted by 熊蔵 at 2005年05月03日 05:24
西村先生こちらでは初めまして。
日本文化論から見た今回の事故の批判を書いてみました。
まだ原因が明確になっていませんから軽々しくいうのは控えますが、こういう観点で見てみると違ったものが見えるかも知れないという駄文です。

私のようなシステム屋から見ると驚いたのはJR西日本の一種の精神主義です。この論説には異論が多いと思いますが、人間は間違えるものです。そういう前提でシステムを構築しないとそうでないとそこに存在する人間は万能の神のごとき能力と一瞬の緩みも許さない高度な業を要求されてしまいます。日本人は柔軟性がありますから何とかそれを達成してきたわけですが。

(人間を機械と見なす文化が西洋にはある)
欧米で発達したコンピュータシステムの例で考えると標準化といって作業層から経営トップ層に至るまであるべき姿を想定して訓練を行ったうえで機械化を行いますが、これは標準化の訓練が文化的に存在しない日本にとって容易なことではありません。日本人にとって標準化は足に合わせた靴を履くんじゃなくて、靴にあわせて足をあわせるという違和感があるからです。畳と草鞋の文化だからこういうことが起きて、自分で作り上げた革靴の文化ではこんなことはないでしょう。標準化というのは人間のロボット化ですから文化的に日本人が忌み嫌うものです。しかしこれが自発的に成されるならおそらく欧米文化と違ったパターンの標準化とシステム的対応がなされるのでしょう。

正確なダイヤグラムで列車の運行が出来るというのは「脅威」です。その「脅威」は日本だけ近代化しても犯罪が敗戦後の一時期を除き減少を辿っているという点にもあらわれています。または刑事裁判に掛けられたほとんどが有罪にあるという「脅威」に通じるかもしれません。これらの脅威がどうして発生し得たのかを考えることによってもしかすると新しい展望が開けるかもしれません。または「脅威」を妨害するものを意識化することによってより無理のない日本社会が作れるかも知れません。

私は冒頭でJRの精神主義といいましたが理由があります。
(文化の差)
頭の中でJR西日本のような規模の大きな組織の代表例として軍隊の成立を考えています。西洋文化の軍隊は能力(人格・知識・判断力・腕力)のある貴族が将校になって、訓練された兵士を命令一過集団で動かすというパターンです。兵士には特別な能力は要求されません。そしていわれたとおり行動する習慣がある兵士になる素材が西洋には階級社会として存在していたわけです。

一方日本の場合は階層の差がほとんどなくむしろ下士官クラスが優秀だったといわれています。将官は目的を一緒にしてあとは部下に自由度を与えることによって、時々様子を見ながら最終判断と責任を負うようなパターンではないでしょうか。

別の観点から争うスポーツを考えてみるとわかりやすいでしょう。日本の場合は多くは集団より個人技です。柔道、弓道、相撲、空手など。それも直立不動で動くことには忌諱があって、むしろ硬直しないような柔軟な「人間らしい」パターンが望まれます。

(可能性の話)
別に軍隊がいけないといっているわけではありません。
おそらく資本主義に日本的資本主義の精神があるように軍隊やJRのような巨大なシステム的組織にも日本的精神=日本人の常識や日常性を基礎にしたものがあってもいいはずです。逆にどうしても西洋型のえげつないやり方を通さないといけない場合もあるでしょう。目的指向など身につけなければいけないことは数多くあると思う。一方でおそらく中小企業や旧日本軍の下士官の評価が高いのは彼らが日本社会の日常性や職人としての誇りを維持しながらやっていることに無理が無いからなんでしょう。

おそらく明治以来の軍隊での教育は日本人が常識としていた部分を是正すること、すなわち西洋よりもっと厳しい西洋化といういわば硬直した西洋文化化を明治20年以降の近代化教育が始まってから行ってきたのではないでしょうか。そういう状態で一方で現場の人間が日本人の常識や日常性から生じる経験から考えてこのままでは何か手立てを取らないと危険が迫っているという現場からの緊急提言を行っても、全体の方針が強直化した考えで成立していますから、それに対する聞く耳を持たないというパターンになりそうです。

「オマエの精神はたるんどる」、「命令どおりやればいいのだ」、「草むしりでもして精神をあらためろ」と精神を逆に硬直させる結果になっている気がします。そりゃそうです。疑問が日本人としての常識=日本人の生活から発生した日常性に基礎をおいた判断ですから、実に反論しにくいはずです。するとどうするかというと進め一億火の玉だとか決め付けで相手を非難したりB29に対して竹やり訓練を行うようなパターンになるのではないでしょうか。JRではそれが草むしりであったり、管理職が集団で失敗した人間に叱咤激励をするような行動にあらわれているように思えます。

こういうことがJR西日本で起きているというその判断の理由は事故が起きたあとで列車が停止位置に止まっていないという事故が続発していることです。いわば作業者が硬直化しているように見えるわけです。

どっかここいら辺に突破口はないかと考えていますが、現時点では答えは見つかっていません。
Posted by 機械計算課長 at 2005年05月03日 06:08
「余裕幅」の問題ではないか、と思います。

日本の地理的、気候的な要素と日本人自身が育んできた伝統的、文化的な要素を通じて日本人は、本来、「中庸(折衷)」的であると思います。そして、「中庸(折衷)」的であるということは、一方に偏らず、四方八方に「余裕幅」を持つことを意味します。(「余裕幅」はアイロニカルに「曖昧」とも言えますが。)その「余裕幅」が、日本人の持つ「柔軟性」を形成してきたのだ、と思います。日本が誇る職人芸は、単に手先が器用なだけではなく、その「柔軟性」によるところが大きいのではないでしょうか。

ところが、「余裕幅」が、自然的、あるいは、意図的に教育や社会環境の変化の中で、歪められ、縮められてきたのではないか、と考えます。つまり、戦後の日本を覆っていた、あるいは、今も覆っているコミュニズムやグローバリズムが日本人の特性である「余裕幅」を奪っているのではないか、ということです。

例えば、大企業は、グローバル経営とか言って、日本的経営(家族主義的経営)を否定し、「経営者と従業員の完全なる分離」を図っています。それは、一面では、明確な経営責任とか、効率的な経営とか、株主重視を謳い文句にしていますが、別な面では、新たな「階層」を生み出しています。その結果、経営者と従業員との間に、今までとは異なる緊張関係を発生させています。そして、その外来的(人工的)な緊張関係が、「余裕幅」を遠く彼方に押し遣っているのではないか、ということです。

今回の大惨事も原因は窺い知れませんが、本来、ヒューマンエラーを緩衝すべき経営システムが、「余裕幅」の喪失によって破綻したことに起因しているのではないか、と推察しています。
Posted by confidence game at 2005年05月03日 09:41
このような書き込みは荒らし以外の何物でもなく、ただのゴミだから削除してください。
   ↓  ↓
↑上記の様な書き込みは、2chに対する名誉毀損か侮辱となる、可能性がありますが!何か?それはともかく、このブログは憲法21条の言論の自由は、存在しないのでしょうか?
 ↑   ↑  
情報操作にもならないクズです。
Posted by ファシズム好きの荒らしへ at 2005年05月03日 12:08
↑ほぅ西村さんならともかく、何の権限があって(蔑)荒らしと決め付けるのか、不可解かつ夜郎自大の極みですな(嘲)しょせんブログでしか自己主張出来ない(唾)人間と思われ(゚Д゚)
Posted by at 2005年05月03日 14:17
機械計算課長様

ありがとうございます。非常に参考になります。世界に誇るダイヤグラムは決して精神主義の所産ではないと思います。つまり、日本的システムの生成過程から精神主義と日本的合理主義のぎりぎりのせめぎ合いの中から生まれたと理解できます。ひょっとすると、そのギリギリのバランスが壊れ始めているのが平成日本なのかもしれません。大東亜戦争も、そういう意味で昭和10年代にバランスが崩れた結果かも知れません。

confidence game様

余裕幅とは面白い言葉ですね。機会課計算課長様の論考と重なっていると思いました。このコメントで僕が使った「バランス」=「余裕幅」なのではないでしょうか?

ただ、いずれにしても、一部メディアのあまりに浅薄な報道姿勢と破壊工作の疑いが払拭されたかどうかという点に留意すべきです。
Posted by 西村幸祐 at 2005年05月03日 21:28
西村幸祐様

コメントありがとうございます。

「余裕幅」を「懐の深さ」というような意味で使いました。自然との共生(多神教)の中で形作られた日本人の精神構造の「枠」を自己流で表現したものです。
Posted by confidence game at 2005年05月03日 22:47
西村先生、ご返事ありがとうございます。
最後にもう一つのテーマについて駄文を重ねます。ご笑覧ください。

最近日本政府が中国参りをしないでインドへの訪問を行っているというのは実に象徴的な行為だと私は見ています。小泉首相がどれだけの意識を持っているかどうかは判断できませんが。

私は中国以上にインドのことを知らないから勉強しないといけないなと考えています。せいぜい知っているのは古典佛教に見られる飛び抜けた論理性と哲学性、カースト社会が存在していること、ソフト開発の能力は日本人よりありそうなこと、何より大事なのは中華人民共和国へ対抗しうる国家であることぐらいでしょうか。

日本の労働観は江戸時代の初期に要約ですが鈴木正三がすでに、
@働くこと自体が尊いことであり、仏心にかなうことだ=仕事をすることは宗教的解脱である
A士農工商というのは階級でなく社会に於ける役割である=労働を前提にした平等主義
B「人間は三毒に犯されると本来の性質=人間性を壊してしまう。この三毒とは『貧・嗔・痴(どん・しん・ち)』をいい、嗔とは怒り・憎しみ・怨(うら)みなどの憎悪の感情をいうとのべ、この三毒に犯されないように一鍬、一鍬、世のためになるように祈りを込めて農作業を行なえばいいと述べています。

余談ながら私は左巻の人間はこの三毒に犯されているのではないかと見ています。高度な大学教育を受けて海外からきた情報をもとにそれをまともなものとして知識勉強したが、それが日本社会の常識に反すること=すなわち常識は日本社会の日常性から生じますから、この日常性に反するものだから日本の一般社会に受入られるわけがないのです。かれらから見れば日本人は自分のようなエリートを大事にしない莫迦の集団に見えるから、世の中は狂っていると考えるとああなるのでしょう。

手を汚すことに忌諱がない日本人の労働観とインドに於ける労働観はおそらく違うでしょう。でもどうせ共同作業をするなら基地害三ヶ国を相手にするより、インドのほうがよさそうです。

日本が本当に怖いのはおそらく中国にいる本心からの現実主義の愛国者と中華人民共和国が崩壊することです。あんな自発的に考えないで根拠のない虚構から成立している「愛国無罪」の単純集団は別に怖くも痛くもかゆくも何ともありません。可哀想だなとは思いますが。

中華人民共和国の人口構成(農業だけで8億以上)と都市と農業の貧富の格差や農民間での貧富の格差は共産主義政権という虚構を破壊する十分な要因だろうと私は思っています。まともに資本主義へ突入できる倫理や道徳を軸とした共通の精神性もないまま入ったのですからこれから幾らでも共産党政権を崩壊に導く矛盾が生じるでしょうし、日本へ無理をいってくるでしょう。

中華人民共和国が崩壊するというのは北朝鮮政府の崩壊どころではありません。
一億の未訓練の食料もない農民が一斉に日本海を経由して日本の海岸へ押し寄せる可能性があるわけです。あくまでも想像ですが、日本政府が中国へ支援してきたのは一つは贖罪意識ともう一つは崩壊を防ぐには中国に豊かになってもらわないと一億の難民が押し寄せて日本が崩壊してしまうという点もあったのだろうと甘めに見て私は考えています。しかしこれは日本政府の甘い判断で、結果的に言うと中国の内部矛盾を深化させただけだったのだろうと思います。

そして中国政府は反日構造を持った愛国心をあおることで問題点から目をそらさせ、本来は一番協力して貰いたい日本へ非難の目を向けさせました。繰り返しますが最近日本政府が中国参りをしないでインドへの訪問を行っているというのは実に象徴的な行為だと私は見ています。

Posted by 機械計算課長 at 2005年05月04日 05:16
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