座り込みに懐疑的な人は、これで家族会が最後のカードを切ってしまうのではないかという危惧がある。だが、よど号ルートの拉致被害者に関する新しい動きもあり、ここで一気に核問題に隠れた拉致問題をクローズアップできるようにポジティブに力を結集する時期が来たのではないだろうか?
先日ご紹介した討論会で同席した元共産同赤軍派議長、塩見孝也氏に再度お願いする。塩見氏がここをご覧になっているかどうか定かではないが、よど号犯や支援グループに対して全てを明らかにするように働きかけるべきである。それも元赤軍派議長としての責任の取り方である。
さて、責任の取り方というと、5日の朝日新聞の社説に触れないわけにはいかない。「靖国参拝 遺族におこたえしたい」と題された無責任な駄文は、恐らく朝日に抗議が殺到しているから掲載されたのだろう。「遺族」が何を指しているのか? およそ日本人である限り、戊辰戦争まで遡らなくても殆どの日本人は戦争遺族か戦死者の親戚である。つまり、「遺族会」を指すものでなければ私も「遺族」だ。私の母の兄はフィリピンで戦死している。彼の遺品である大川周明の「回教概論」という稀少本は母が大切にしていたから私が大学時代に発見でき、当時イスラム史を大学院で専攻していた友人と大喜びしたわけだ。ま、遺族であろうとなかろうと、日本人である私から見れば、この社説ほど詭弁と無責任と論理性の欠如に満ちた駄文はない。愚劣であると同時に卑怯極まりない宣伝文書に過ぎない。
「靖国神社に参拝する遺族や国民の、肉親や友人らを悼む思いは自然な感情だろう。しかし、命を落とした人々を追悼し、その犠牲に敬意を払うことと、戦争自体の評価や戦争指導者の責任問題とを混同するのは誤りだ。上官の命令に従わざるを得なかった兵士らと、戦争を計画し、決断した軍幹部や政治家の責任とは区別する必要がある。」
朝日新聞は自らが混同している誤りを遺族になすり付けようと言うのか? 何と卑怯で傲慢な態度なのだろう?
「靖国神社は78年、処刑された東条英機元首相らを含む14人のA級戦犯を合祀(ごうし)した。このことが戦死者の追悼の問題をいっそう複雑にしてしまった。」
嘘をつけ! 複雑にしたのは中曽根元首相の公式参拝を非難した朝日の犯罪ではないか? 戦犯の合祀が始まったのは、「反日の構造」に収録した「八月十五日、靖国参拝に雨が降る。」で紹介したように昭和34年からで、何も問題になっていない。冷戦崩壊後、反日サヨクの馬鹿の壁が共産主義の替わりに「靖国問題」(高橋哲哉・笑)というでっち上げのイデオロギーを日本攻撃の道具にしているのに過ぎないのが現状だ。
「東京裁判で戦争責任を問われたA級戦犯は連合国に『ぬれぎぬ』を着せられたというのが神社の立場だ。」
そのA級戦犯より遥かに戦争責任があるのは、言わずと知れた朝日新聞ではないのだろうか? 内にコミンテルンのスパイを抱え、対米開戦に世論を誘導し、A級戦犯と言われる人々を日米開戦に向かわせた最大の犯人は、朝日新聞ではないのだろうか? そもそも、この期に及んで東京裁判史観を死守しようという朝日の意図は、対ソ従属の編集方針から対支従属に舵を切った71年の広岡社長の社論確定と関係があるはずだ。そうでなければ、北京の御用聞き本多勝一の「中国の旅」という連載もなかったはずだ。東京裁判史観の崩壊がもはや始まっているから、これだけ詭弁を並べるのであろうか?
「朝日新聞は中国の反日に迎合しているのではないか」とのご指摘もいただいている。読者は賢明であるようだが、まだ、本質が見えていない。「中国の反日に迎合している」のでなく、支那の反日を支援、製造して、武器輸出を行っているのだ。その証拠に次の一文で支那を代弁し、朝日の主張=北京共産党中央宣伝部という等式を証明している。「だが、中国が問題にしているのは一般兵士の追悼ではなく、戦争指導者の追悼である。A級戦犯が合祀された靖国神社を、日本国を代表する首相が参拝するのが許せないというのだ。」
「小泉首相は、将来の平和を祈念して参拝するのだという。しかし、そのことが日中や日韓の間の平和を乱しているとすれば、果たして靖国に祭られた犠牲者たちが、それを喜べるだろうか。」
これが、この駄文最大の見所だ。首相の靖国参拝が「日中や日韓の間の平和を乱している」事実があったら、それを提示しなさい。論理的に相関関係を述べなさい。「日中や日韓の間の平和を乱している」のは、朝日新聞の資質と支那の覇権主義、支那、韓国の東夷秩序に基づいた反日ファシズムではないのかな? そして何よりも卑劣なのは、遺族を「戦争犠牲者」という戦後民主主義の黴の生えた観念語で粉飾し、遺族の心を勝手に利用して、遺族に代弁させようという、心の卑しい、人間性の一カケラも無い、文章責任を問われないようにする無責任な放言だ。朝日及びこの論説委員に、遺族の心を代弁する資格などあるわけがない。
三島由紀夫が生きていたら、こんな愚劣な「靖国問題」(高橋哲哉!)をどう見たであろうか? 歴史認識には正しい歴史知識、日本文化の知識、というか常識が必須だが、最近の日本メディアの <靖国論> は、火の無いところに煙を立てようとする無理がある。そうなってしまうのは基本的に知識が無いからだが、ワシントンポストが6月4日に掲載した無知なAP電と殆ど同レベルのような気がする。このAP電は、靖国に遺骨が眠っていると平気で書いているのだ。
On Friday, Nakasone said it would be best to remove war criminals' remains from the shrine, and that Koizumi should stop his visits while the measure is being arranged.何度も言うが、外務省は何をやっているのだろうか? 以前、外務省の広報文化交流部にメールを送った読者の方が外務省から返事をもらい憤慨していたので、この方の許諾を得てここに掲載する。さて、6月5日が神奈川県立近代文学館で行われていた三島由紀夫展の最終日だった。宮崎正弘氏から入場券を頂いたので行ってきたが、入場者の多さと年齢層の若さに驚いた。横浜元町は「午後の曳航」の舞台となった場所であり、「港の見える丘公園」で三島展が行われたのも不思議な気がする。「文藝」の寺田博氏やドナルド・キーン氏への書簡で新しい発見があったが、それはいずれどこかに書く。「天人五衰」の創作ノートに、7月22日の時点であの結末とほぼ同じ文章を書いていたことが妙に気になった。11月25日が自決した日なのだから、やはり、あの死は綿密に練られた計画の下で決行されたのだ。
外相が野田氏発言を否定 中国副首相の帰国問題
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2005060601002305
町村信孝外相は6日の講演で、中国の呉儀副首相が小泉純一郎首相との会談をキャンセルし帰国した問題をめぐり、訪中した野田毅元自治相(日中協会会長)が「日中外交当局間では前から分かっていたことだ」と指摘したことについて、「(当日の)朝9時すぎに初めて知ってびっくりした。事前に知っているはずがない」と全面否定した。
外相は野田氏の名前は挙げず「最近、自民党の議員が中国へ行った(際の発言)」としてこの問題に触れ、「不愉快な話だ。ああいう形で中国に無用にごまをする人がいるから日中関係がおかしくなる」「伝統的な日中友好派の人の行動は理解できない。どうしてあそこまでへりくだらないといけないのか」などと不快感を示した。
いやいや、まだまだだと思います。
まだまだTVは「首相は参拝するのはよくない」の意見が占めてると思います。
司会者やコメンテーターが意見を言えば、そっちの方が正しいんじゃないのかと「説得力の強さ」は健在だと思います。
そもそも新聞なんて社説まで一生懸命読む人はどれくらいいるのか疑問です。
オレも昔はラテ欄と裏の4コマ漫画しか興味なかったんですけどねえ(苦笑)
日本政府は臥薪嘗胆の故事に習い、総理官邸と国会議事堂の前に尾崎秀実の銅像を建立すればいいのですよ。
そうすれば、中国共産党や朝日新聞など国内外の反日勢力から「日本は過去の侵略戦争を直視し反省せよ!!反省と謝罪の弁を行動で示せ!!」と非難された時、日本の政治家は笑って「あの尾崎の銅像を見て下さい。我が日本は衷心より大東亜戦争を反省しています。」と軽くあしらって、正々堂々と、靖国神社に参拝し、近隣諸国条項を撤廃し、国防軍を再建し、占領憲法を廃改し、帝国憲法を復活できます(笑)。
あるいは、1964年の毛沢東が社会党の佐々木更三に対して、日本は謝罪する必要はありません、我々は日本に感謝しています、日本が蒋介石を叩いてくれたおかげで中国共産党は政権を取れたのですから、という趣旨の発言を述べた事実を根拠に、日本の総理大臣と外務大臣は、中国共産党の幹部にも靖国神社へ参拝して日本軍将兵に無限の感謝を捧げるように要請すればよいのです。
1978年の日中平和友好条約の内政相互不干渉条項や占領憲法98条を悪用してもよいでしょう。
そうしたら中共も朝日も周章狼狽して大騒ぎになるにちがいありません。
要するに頭の使いようですね。
はじめまして。貴方様の書きこみに激しく同意いたします。
特にあの国賊尾崎秀実の銅像とは中々皮肉が篭っていて苦笑しました。
あの人物こそ日本を北方から南へ戦争を拡大させ、アメリカと開戦させて、日本を泥沼にはめ込んだ張本人であり、その尾崎を飼っていたのは他ならぬ『朝日新聞』であったのは最近は誰でもネットをしてる者なら有名ですが、朝日は尾崎の犯罪には何も言いませんね。
是非、尾崎秀実像を建立したい物です。同じ尾崎でも尾崎愕堂とは雲泥の差ですね。
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・JNN世論調査
小泉総理は今後、靖国神社の参拝を続けるべきだと思いますか、それとも総理大臣の間は止めるべきだと思いますか?
続けるべき 34%
首相の間は止めるべき 61%
・BNNwebアンケート
あなたはどう思いますか?小泉首相の靖国神社参拝問題
継続すべき 79.1%
即、中止すべき 220票 10.0%
中止が無難 4.8%
毎日でも参拝すべき 4.0%
私「千鳥が淵で毎年行われている追悼式典ではA級戦犯とやらも含まれていますけど、この論調だと、そちらも止めなければいけませんよね?」
朝日の答えは「絶句」でした。答えられないのです。彼らは。如何に底の浅い信念だか分かりますよ。
全ての日本人が祀られてこそ存在意義があるのです。
朝日新聞が中国全土で世論調査を行なったそうですよ。
日本の対中経済援助を知っていますか?
という質問に対し66%が「知らない」と答えたそうです。
裏を返せば3人に1人は知っていると言うことなんですが本当でしょうかね。
「中国全土で世論調査」ってどうやったの?
朝日新聞の社説に関してはもうつっこみどころ満載で笑うしかない状態なのですが、今回のは特に酷かったですね。今現在も戦犯とよばれた方々の戦争責任を問い続けるのであれば、国民を戦争にかりだす手助けをしてきた朝日新聞も同じく戦犯として裁かれるべきではないでしょうか?
人権、差別を徹底的に糾弾する朝日が、こと戦犯についてはあまりにも人権無視、死して尚差別をしようとする。おかしすぎますっ!!
>宗教や信条について政府が明確なスタンスをとることは、必ずしも効果が無いばかりか、かえって逆効果になりかねない
戦略の一つとして同意。この場合、政教分離を掲げる現行憲法に日本政府は準じている、ということのみを内外へ向けて明示すべき。一方、解説するのであれば、あらゆる文献・資料・解釈を用意・駆使して説き伏せるべき。
>反米感情はあってもいまだに多くの留学生がアメリカに行きたがる
現代日本社会に対する当人の認識(と同時に、当人の「無意識」)を窺い知れる一文。
>私のアメリカに関する知識は、良いものも悪いものも、すべてTVドラマや、ハリウッドの映画、新聞報道、友人たるアメリカ人から得たもの
>例えばアメリカ大使館がキリスト教について説明するパンフレットを書いても、それらは所詮プロパガンダであるして、誰も相手にしないでしょう。
政府の公式見解という情報を必要とする動機を持つ組織/団体や個人のための公表は必要でしょ。そして、まともな思考力・判断力を備えている組織/団体や個人ならば、そのような公式見解を検証するために学術的資料にもあたる、という手順を必ず踏むよ。
>日本国民全員が、外国人に会うときに意識的にこうした説明をしなければ、なかなか私たちの価値観を理解させることはできないでしょう。
同意。それでなくても、知識の宝庫であり、知恵の源泉にもなる近現代史を知らずにいるのは勿体ない。
英文のブログは:http://www.livejournal.com/~chosei/
です。
日本人の子供好き(アメリカの溺愛とは違って)ってのは古来より続いてるようですね。イザベラ・ハートが驚いてましたが。
http://news.yahoo.com/photo/050603/ids_photos_wl/r3644495779.jpg
感動しました。
素晴らしい英文ブログを作っていますね。西村さんも指摘するように日本人は世界への発信力に弱いし、英語の発信力もシナに負けていると思います。西村氏の懸念をどうしたらいいのか?
別スレに2ch発で英語による海外への情報発信のサイトを作る話がありましたが、とても重要なことだと思います。
しかし、欧米の靖国の理解は酷すぎます。西村さんに紹介された外務省の返事を読んでも、国を背負って情報を発信しようという気概が全く感じられず、どっかの評論家みたいです。西村さんと外務省の担当部長とどっちが評論家なんだろうと、小1時間小言を言いたい気持ちです。
すごいね西村さんのブログは!!
福田逸さんや遠藤浩一さんだけでなく世界中から色々なジャンルの有名人が集まって来ますね。たぶん、他の有名人も、名無しでコメントしてる可能性があるよ。