


2年前のフォラツェン氏のインタビューで最大の収穫だったのは、5月30日の国民大集会をTBS「News23」が1秒も報道しなかった理由を、TBS関係者が「あれは、ナショナリズムの集会だから」と彼に言ったという証言を得られたことだ。その証言を、私は「諸君!」(平成15年7月号)の「拉致家族と朝日新聞&筑紫哲也の深すぎる溝」に書いた。
フォラツェン氏は27日(月)に記者会見を行うが、そこで韓国の現体制を批判するはずだ。今回の滞在中に再度じっくり彼をインタビューするつもりだ。フォラツェン氏が介護をしたご老人のような高齢の方から10代の学生まで、それこそ老若男女が家族会を応援するために集まっていた。
午後6時から始まった集会で、有本恵子さんの母、有本嘉代子さんはこう言った。「座り込みはこれで3回目です。前回の2回は家族だけでした。今回はこれだけ多くの人が一緒に座り込んでくれた。今度、新幹線で移動中に、30歳くらいの男の人がそばに来て、涙を流しながら励ましてくれたんです」。横田めぐみさんの弟の横田哲也さんは「もし、私がみなさんの立場だったら、みなさんがしてくださるこれだけの協力をできたであろうか疑問です」と感謝の言葉を述べた。田口八重子さんの兄、飯塚重雄さんも同じだった。「本当に感謝しています。暑い中、これだけ多くの人が詰め掛けてくれて、これがなかったら、私たちはここまで頑張れなかったと思う。これがなかったと思うと、今日まで頑張って来られなかった」。
小泉首相が一度でもいいから姿を現せば、日朝関係の状況は大激変するだろう。政局すら変化するはずだ。しかし、それができない理由が彼にある。今日、一台の外交官ナンバーの車が座り込みをする家族会のそばに静かに駐車し、名前も告げず飲物を差入れて立ち去った。関係者がナンバーを照会したところ、その車は米国大使館の車だった。小泉首相は恥ずかしくないのだろか?

「北朝鮮は、前提条件なしで6カ国協議に戻るための期限を公約して、どう前進するかを対話する準備を整えなければならない」とホワイトハウスのスポークスマンのスコット・マクレランは昨日、記者団の質問に応じた。(略)
国務次官のロバート・ジョゼフは、支那(北朝鮮の近い同盟国であり、石油と食糧援助をしている)が、平壌との交渉に再開するために、今まで以上のことをする必要があると言っている。
「支那人は、より多くの影響を北朝鮮に及ぼすことが可能である」と彼は言い、「支那はどのように北朝鮮に影響を及ぼすかという決定をしなければならない」「それには、多くのツールがあります」と言葉を続けた。
ワシントンポストは、先月、支那当局が核放棄するように圧力をかける方法として、北朝鮮への石油供給を断ち切れという米国提案を拒絶したと報告した。ジョゼフはその記事を決して批判しないばかりか、彼は、支那が、より多くの行動を取らないなら「米支関係に非常に重要な結果を及ぼすかもしれない」と発言をした。 彼は、詳細について論評せず、両国関係の重要性を強調して目標を共有したと言う。
「先物取引を見るように、支那にとって、最も良い未来は、どんな核兵器も朝鮮半島に存在しないという未来である」。
もし6ヵ国協議が放棄されたなら、ブッシュ政権はそれが何をするかを言明していないし、オプションは不明瞭である。
実は、支那は2年前に、北朝鮮が、国連査察官を追放して核燃科棒を抽出したとき、国連安全保障理事会で北朝鮮の核開発計画について議論するのを拒否した(国連安全保障理事会には、制裁と禁輸を課せる威力がある)ことが議事録で明らかになっている。「ウォールストリートジャーナル」は、昨日、ホワイトハウスが、北朝鮮、イラン、およびシリアの兵器か核開発計画を支援していると思われる企業の資産凍結を計画しているとレポートした。
家族会にとって時間が残されていないのと同じように、じつは金正日にも時間は残されていない。つまりそれは、支那と韓国にも時間が残されていないことを意味する。
「小泉純一郎よ、卑怯者たるな!」
これは、集会参加者の最年少ということで増元照明氏に発言を求められた19歳の青年が、振り絞った言葉だ。明日も午後1時から座り込みが行われ、午後6時から集会が開かれる。
本日6時からの星陵会館での集会は実は私も参加しました。今までの集会に比べて規模の小さな会場でしたが、今回は壇上のご家族だけでは無く一般参加者からも発言を求めた事もあり、今までに無い一体感が有りましたね。
松木さんのお姉様の言葉には、私も涙がこみ上げてきましたが、文章中に引用されていたのは、有本恵子さんのお母様の発言だったように記憶しています。私の記憶違いでしょうか。斎藤さんは「食事の時はいつも、北朝鮮では薫は何を食べているのだろうと考える。薫ももう50を過ぎたが、何を食べていても、病気をしていても、とにかく生きていて欲しい。日本に来れば、いいお医者さんもたくさんいるから。」ということを仰られていたように思います。日々の食事の際に必ず思い出す心に突き刺さった棘のせいで、きっと30年間もずっと心から「おいしい、楽しい」と思える食事をしたことが無いのではないかと、思いました。拉致被害者家族の皆さんの発言には、いつも心が揺さぶられます。
既に核武装化を多分終えている北朝鮮に対して、個人的には日本も核武装で対抗して欲しい所です。拉致問題は明白なる北朝鮮の日本に対する侵略行為であり、これから日本人を護る、奪還するのは日本国総理の責務なのではないでしょうか?
この猛暑の中、もう高齢の方もいらっしゃる家族会の方が座り込みをなされている、と言うのは本当に心が痛みます。一度でいいですから、西村議員を見習って、小泉にもきちんと家族会の方のお話を聴いてもらいたいものですね。
人権擁護法案だって古賀からバーターを持ちかけられたらあっさり乗ってしまうかもしれんぞ。
困るのはマスゴミが情緒的な放送ばかりで小泉叩きに使っていること。
経済制裁したところで半島の中国への取り込みが早く進行するだけですし。
(座り込みについてのコメントでまた 相手がある事ですからと言うのであろうか。 この相手を 元総理の5人組とつい思うのは私だけでしょうか、 抱きたい ひかる)
その他の手段とは、朝鮮総連、民潭の活動停止、朝銀その他の朝鮮系金融機関からの朝鮮人追放による完全国家管理、在日朝鮮人の国内および国外移動の制限などです。スパイ防止法の制定などは言うまでもありません。
日本国内での北朝鮮系組織の自由な跳梁を許しているうちは、経済制裁も十分な効果が得られないのではないかと思うのですが。
家族会には同情するが、救う会や拉致議連のお里が知れますな。
特集 国交40周年…「厄介者」転じ「架け橋」に「日本人になれというのか」
http://www.mindan.org/shinbun/news_view.php?page=15&category=3&newsid=5039
ユダヤ人と違う
韓国は当初から、国籍は韓国でも無条件に日本人と同等の待遇を受けてしかるべきだという主張だった。しかし日本側は、国籍が韓国なら外国人であり、日本人と同等とはいかないとの態度だった。双方ともそれぞれの矛盾点を認めていただけに、いっそう困難だった。
それゆえ私は、こんなふうに考えていた。「いっそのこと、在日同胞はアメリカのユダヤ人のようになった方がいいのではないか。国籍が日本になっても血はわれわれの血ではないか。とにかく形式より実利を取ろう…」。思えば随分軽率な考えだが、当時はそれが考えあぐねた末の結論であった。
しかし、若さゆえの単純な考えはすぐに打ち砕かれた。
「何をおっしゃるんですか。私たちに日本人になれと? 一体これまで私たちがどんな目にあってきたかご存知でしょうか?」。権逸団長は、呆れたように私を見つめる。私は内心、「しまった」と思った。彼らの日本への言うに言われぬ感情を無視、逆なでしたのだ。
同胞が抱いた恨
「それにユダヤ人と私たちは違います。彼らはアメリカに敵対感がないからそれが可能ですが、私たちは日本に恨が積もり積もっています。生活の根拠がこちらにあるため帰国できないとはいえ、私たちは『朝鮮人』というこの一点に慰めを見出しているのに、それを捨てろと…」。
「分かりました。すみません」。私は今にも泣き出しそうな彼の言葉をあわててさえぎった。「私の考えが足りませんでした。誇り高い同胞に帰化云々などといって、傷つけてしまいました。申し訳ありません」。
>私たちは日本に恨が積もり積もっています。
>私たちは日本に恨が積もり積もっています。
>私たちは日本に恨が積もり積もっています。
それは、うそつきだ。
当時の政府を、日本人は恨みます。
厄介者は厄介者でしか有りません。
日韓の架け橋?冗談じゃない。
根拠の無い恨みとタカリ根性しかない奴に、そんなたいそうな事が出来るわけ無い。
北朝鮮にいた著名な医師でしたから、応援に駆けつけたことを、テレビで何故取り上げないのか不思議です。
news23や報道ステーションでは相変わらず深刻ぶった偏向報道をしているようですが、
>国外退去処分という弾圧
とう認識はない模様ですね。
-------------------------------
中央日報
>「不法滞留者に対する通常の措置だ」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=63874&servcode=500§code=500
朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/05/25/20050525000011.html
>反北朝鮮活動家の独逸人医師フォラツェン氏に対し、ビザ満了による出国命令が下された。
皆さん小泉首相の批判ばかり
なぜ小泉首相がなにも出来ないのか
それは国内の法整備が出来ていないからでしょう
その法整備が出来なかったのは小泉首相のせいなのでしょうか?ここで世論に押されて制裁発動する事は可能でしょうしかしそれによって起こるであろうテロ行為に対して現行の法律でどこまで対応が出来るのでしょう日本にはすでに60万人もの朝鮮人がいるのですよ・・・
その危険を覚悟したうえで制裁を叫ぶ人でなければ私は信用しません。覚悟も無く、ただ居丈高に叫び、いざとなればすぐに腰が砕けるような人間は信頼に値しません。
スパイ防止法も無く、国内には政治家も含めてスパイだらけの日本の現状をまず理解すべきです。
一足とびに制裁ではなく、まず日本が主権国家として確固たる存在になるための法整備(スパイ防止法制定など)をし、そのうえで相手国の主権侵害に対してどう対処するかを考えることが重要です。
準備も無くただただ制裁を叫ぶのは浮薄ではないでしょうか?政治はその準備に全力を尽くすべきです。国民はそれを政治に訴えていくべきです。覚悟も無いのに制裁を叫ぶ人間は嫌いです。国の行く末を想い、行動するには↓のような覚悟が無ければなりません。
志士は溝壑(こうがく)にあるを忘れず、勇士はその元(くび)を喪うを忘れず
まあやれるもんならやってみてほしいですなw「経済制裁は宣戦布告とみなす」を真に受けて怯えているのか、在日の脅迫なのか、単なる小泉信者なのか知りませんが、万一あったらその時こそ在日の終焉、日本国家の覚醒が始まりますねw「現実主義」の名を借りた見殺し政策、なんのことはない、歴代政権と同じですね。まあ小泉も五人戻ったんだから十分だろ、あえてリスクを犯してまでは、というのが本音でしょう。人道の問題ではなく政治の問題と割り切ってしまえる人にとっては煙たい存在でしょうね。拉致被害者家族会というのは。
ただ、国土交通大臣を何故公明党が欲していたか気づけなかった点は抜けていたと言わざるを得ない。
よく分からないのですが、
「万が一に備えた行動」って例えばどんなことですか??
北朝鮮の話はもう長くは続きません。リミットが刻々と近づいてきています。それなのに過去にはテポドンの時に経済制裁をして拉致問題に関しては特に何もしないというスタンスでは解決するものも解決しなくなりますよ。
そういえば安倍氏が今年の初めあたりに日本にもしっかりとした情報機関を作るべきと言っていましたが周りの支援を受けられなかったのか立ち消えになってしまいますね。(もしかしたら隠れて進行してるのかもしれませんが)
外務省、旧日本軍の遺棄兵器が原因と断定・広州の毒ガス事故
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050626AT2M2600E26062005.html
同省では同日発表した報道官談話で「被害者の方々に対し、心からお見舞い申し上げる」と表明すると共に、中国国内での化学兵器処理施設建設を推進する意向を改めて表明した。
>なぜ小泉首相がなにも出来ないのか
>それは国内の法整備が出来ていないからでしょう
いやだから、法整備ができる立場にあるのが小泉総理なんですが。
今、法整備できていないならそうきちんと説明すればいい。そして直ぐにそのための法整備を始めればいいんです。
あれがないから私はなにもできない、と言い逃れをすることを社会では子供の使いと呼びます。
公明・・・密約・・・
このブログの訪問者が、彼の現状を知らないはずもないはずなのに、
「恥ずかしくないのだろか」「彼の決断だけで全て可能になると言うのに」
「小泉にとっては郵政民営化以外のことはどうでもいいんでしょ」
「まだ生きている生者の叫びには一顧だにしない小泉」
「法整備ができる立場にあるのが小泉総理なんですが」「公明・・・密約・・・」
……感情論やら空論やら陰謀論やら、皆さん勇ましいですね。
そうやって、交渉当事者に最も強い非難を浴びせることが問題解決につながると信じてらっしゃる
のでしたら、どうぞ頑張って下さい。
(たとえ一点の曇りもない大義があろうとも)「座り込み」という、高齢者の生命を盾に取った
脅迫行為(と受け取られかねない強硬手段)に、一国の総理が簡単に折れるわけがないと思います
(「折れて」しまったら、その後は総連などの反日反政府団体に同様の手段を取られかねません
から)が、それを指して「小泉は血も涙もない」と批判されるのでしたら、私は金輪際「人間らしい
政治家」を支持しません。
関係各国が、北朝鮮問題に関わる全ての負担を日本に押しつけようとしている現況下で、日本が
六者協議を無視する形で単独経済制裁に乗り出したら、どんな自体を招くか……私は(核やテロでは
なく、難民問題を含めて)その点を最も危惧しています。
ただ、皆さんはその点についてとても楽観的なようですので、特に反対するようなこともありません。
どうぞ、小泉退陣を目指して頑張って下さい。やり方次第では、政権交替もあるかも知れませんよ。
ただ、そのとき新しい内閣総理大臣に就任するのは、松原仁議員でも西村眞吾議員でもなく、
岡田克也議員や菅直人議員や小沢一郎議員だと思いますがね。
私は、あまりにもリスクが大きすぎる今回の行動を止められなかった「救う会」「拉致議連」に、
強い不満を持つ者です。
この問題について、西村氏の主張の大部分を受け容れられない者です。
それと同時に、(他の問題に関する)氏の主張の大部分に共感する者です。
そして、「家族会」の皆様が無事に座り込みを終えられたことに、安堵を覚える者です。
何が起こるかはわかりませんが遅くとも2年以内に北朝鮮問題は大きく動く事になると思います。これまでに日本が国家意思として核問題と並べて拉致問題を一大議題として捉えて、世界各国に示せるかどうかが重要になってきます。
それと次期首相がろくでもないという話ですがよく考えてみてください。もしこういう考えで話をしだすと首相には何も言えないという事になります。これはこれで何の事態の好転も望めません。全否定全肯定では話になりません。
>>脅迫行為(と受け取られかねない強硬手段)
さすがにこの言い方はないでしょう。。拉致“疑惑”がいかにして拉致問題に変わっていったかご存知でしょうが。
乱暴なコメントに対して、丁寧なレスをいただき、感謝します。
長文になってしまいますので、複数コメントにてレスをさせていただきます。
>第1段落
つまり、大切なのは拉致問題の解決よりも「意思表示」だということでしょうか?
確かに、単なる外交問題でしたら、意思表示が最重要となるケースもあるでしょう。
ですが、今回の件は正常な外交交渉ではなく、国家による誘拐事件に対する人質返還交渉です。
意思表示の結果、拉致被害者の身に危害が加えられたら、どうなるのでしょうか?
果たして、経済制裁強硬派の皆様は、金正日のみを非難するでしょうか?
そうなるかもしれませんが……今の私には、「強硬派は金正日以上に、小泉を痛烈に批判するだろう」としか思えません。
違うと言い切れますか? 過去数十年にわたる政治家・大メディアの疑惑隠蔽について、(社民党共産党の大幅議席減以外の)
ロクな総括が行われていないにもかかわらず、この問題を初めて公然化した小泉が第一に批判され続けている、この現状で。
「政府が経済制裁に踏み切ってくれたならば、その結果としてどんな事態が招来されようとも、家族会・救う会・拉致議連は
断固として、政府を支持します」
……そこまで明確で確固たるアピールがされない限り、経済制裁の結果は全て、政府(小泉)が負うことになります。
そして、経済制裁の結果として最も予想されるのは、「六者協議を日本が一方的に壊したと見なされ、しかも制裁効果自体は
中国韓国による経済支援などで無効化される。そして、拉致被害者は誰ひとり帰ってこない」という、日本にとっては何の
実りもない事態です。
(第一、「経済制裁されたから、解除を求めて拉致被害者を返還する」などという行動を、本当に金正日が取るのでしょうか?
仮にそんなコトをすれば、彼の国内での威信は大きく揺らぎ、「第二のチャウシェスク」になる可能性すらあります。そんな
危険な選択肢を、自己の保身を図る独裁者が選ぶとは、私にはどうしても思えません)
「経済制裁推進派と見なされている議員が、次期首相になれるとは限らないのでは? むしろ、政権交替の
暁には、次期首相は親大陸派議員になるのが確定しているのでは?」という話です。
貴方だって、松原氏や西村氏が次期総理になれるとは、お考えにならないでしょう。
また、あえて先の
コメントでは「ポスト小泉」の有力候補・安倍氏や平沼氏には触れませんでしたが、同じく有力候補として、
親中派の福田氏などもいることを考えますと、「次期首相なら、いま以上に有効な解決策を提示する」と
断じるのは、まだ早計に感じます。
それから、「首相には何も言えない」などということは、絶対にありません。あくまで、程度や優先順位の
問題です。例えば、横田夫妻は政府批判をする時でも、その前にまず、金正日を批判しているように見受け
られます。これは何ら非難されるようなことではないと考えます。
ただ、本末が転倒した、デタラメな批判も多いとは思いませんか?
リベラル系の「小泉が中韓と揉めるから、六者協議や拉致問題そのものが進展しなくなるんだ」などと、クソと
ミソを一緒にしたような暴論は論外として、保守系強硬派でも酷いものだと「小泉は拉致被害者や家族を、日朝
国交正常化の障害だと思っている」などという無茶な理屈を振り回してきます(そりゃ、正常化は目指すでしょう。
拉致問題・核問題が包括的に解決された結果として実現できるのが「正常化」なんだから。これはいわば、本来の
目的である諸問題が解決した時に付随する「結果」以上のものではありません)。
ましてや、「小泉は郵政民営化以外には興味がない」「小泉・金正日密約説」「自民公明密約説」などに至っては、
「小泉は拉致問題に無関心」という結論ありきで、その結論に説得力を持たせるためのフィクションにしか
見えません。
>……感情論やら空論やら陰謀論やら、皆さん勇ましいですね。
私のレスした「法整備ができる立場にあるのが小泉総理なんですが」はどの範疇に属すのでしょうか?
>日本が六者協議を無視する形で単独経済制裁に乗り出したら、どんな自体を招くか……私は(核やテロではなく、難民問題を含めて)その点を最も危惧しています。
どんな事態があるのでしょう?テロの論理に見えますが。黙ってろ、さもないとよくない事が起こるぞ、判るだろ。
私には判りません。
あなたはおそらく総論は拉致問題の解決を祈っているとおっしゃるのでしょうが、各論であれも駄目これも駄目といって結果をみれば何もしなが良いと主張することにならないでしょうか。
感情論とは以下のような物言いをいうのでしょうね。
『拉致被害者は見捨てて、被害者の家族も多寡が知れてるから、それよりも今日本に住んでいる者の安寧が大事だ』とはっきりおっしゃった方がいっそ清々しい。
とここまで書いて第二のレスがついていますね。
>「政府が経済制裁に踏み切ってくれたならば、その結果としてどんな事態が招来されようとも、家族会・救う会・拉致議連は断固として、政府を支持します」
これが条件だというなら直ぐにでもアピールがでると思いますよ。というか家族会がリスクを承知で経済制裁を望んでいるとは既に散々述べられたことではないですか
あくまで、「手段が間違ってるのではないか」と主張させていただいたんです。
もちろん、普通に考えれば「家族会が脅迫行為を行っている」ワケではないことなど、自明の理です。
ただ、もう少し先までご想像下さい。今のタイミングで、いわゆる弱者による座り込みが「成功」すれば、
様々な団体が座り込みを画策する恐れがあります(靖国・「従軍慰安婦」・歴史・人権……)。それを
政府が突き放せば、「差別だ!」と騒がれることでしょう。
……そこまで考えれば、政府が主張の内容や切実さによらず、できる限り無視を決め込もうとするのは、
むしろ当然とさえ思えるのですが、如何でしょうか?
表明していなかったので、ここで書きますが、私も拉致問題の解決を望んでいます。
ただ、そのための手段としての「座り込み」は、ミスチョイスとしか思えません。
また、「唯一の当事者」かつ「一般人」である家族会に対しては、一切批判するつもりがありません。
(被害者と「生きて」再会するためにも、ご自身の健康への配慮は、強く望みたいところですが)
一方で、「当事者の補助者」かつ「プロ」である救う会や拉致議連に対しては、ミスチョイスへの強い
不満を持っています。
乱暴なコメントに対して、丁寧なレスをいただき、感謝します。
>私のレスは(中略)どの範疇に属すのでしょうか?
「空論」です。小泉が、米大統領の如き強権を持ち得ないのは、お分かりいただけるかと。
最初のコメントの1行目でも触れましたが、今の日本国首相は「靖国参拝程度もままならない」んです。
そんな役職にある小泉ですから、何をするにも時間がかかりますし、与野党やメディアからの批判に
立ち向かうための理論武装も必要です。自ずと、選択できる行動の数も順番も制限されていきます。
しかも、安全保障にかかわる事案については、「軍国主義化!」との批判とも戦わなければなりません。
「法整備ができる立場にある」のは事実ですが、その困難さを考慮に入れないのは、如何なものでしょう。
「説明すればいい」とのご意見にはある程度同意しますが、その説明でさえ「どの程度までの説明なら
可能か」という問題がついてまわるのではないでしょうか?
>どんな事態があるのでしょう?
これは、書き方が悪かった&足りなかったと反省しております。
私が一番恐れているのは、「中韓による経済制裁の無効化工作」です。これに対抗するには、中韓さえも
敵に回した、3カ国一括対象の経済制裁に踏み切る覚悟すら必要だと、私は考えています。
そして、現時点でそこまで持っていくのは、現実問題として至難かと。
また、「総論賛成各論反対じゃないか」とのご指摘ですが、各論としては六者協議→国連安保理付託と、
どうにか国連を巻き込んだ形での経済制裁を目指すべきと考えています。制裁の実効性を上げるには、
そうやって中韓を「ステイ」の状態に追い込むしかないのではないでしょうか。
>感情論とは(中略)いっそ清々しい。
その感情論に国民の過半が耐えられるなら、それもありでしょう。でも、現実的ではないと思います。
それに、主権侵害の問題とも絡んでますから、政府がその「感情論」を唱えるのは無理でしょうね。
>これが条件だというなら〜
拉致問題特別委のことでしたら、「あれではまだ足りない」と思います。何らかの手段を使って、
もっと国民に広くアピールするところまでいかないと。現時点では、「自民・小沢議員が暴言」という、
大変歪曲された報道がなされたりしているわけですから。
救う会や拉致議連は、その辺の戦略をもっと周到に練るべきです。
残念ながら、世論の支持が低いとされる中で実行されている靖国参拝を例にひいて、世論のそして確か議員の多数も支持している経済制裁に向けた処置がとられないことを問題であると論じる事をを空論と呼ばれる事はいささか無理があるのではないでしょうか?
国連を巻き込むためにも日本の姿勢をはっきり示すことが必要と考えますが、このあたりになると見解の相違でしょうか。しかし、「中韓による経済制裁の無効化工作」をリスクといったら国連の場に持ち込んでもそれは同じ事ではないかと思いますが?
下段については、確かに見解の相違になると思います(個人的には、今の中韓が国連の意向を無視するのは難しいと考えています)。
上段についてですが、そもそも靖国参拝には、誰の支持も必要ないのでは?
何しろ、単に一個人が、信教の自由を行使しようとしているだけですから。
それに、「経済制裁に向けた措置」に賛成している国会議員のうち、何割が「そのための、安全保障にかかわる法整備」に賛成するでしょうか?
半世紀以上にわたって改憲の出来なかった、その最大の焦点が、反戦平和主義を明記した「9条」です。
現在の極めて危険な周辺状況にもかかわらず、未だに「9条改正」が国民的なコンセンサスとなっていない現況下で、かかる法整備に取り掛かっていない小泉を指して「子供の遣い」と称するのは、正論ではあっても、やはり空論(というより原則論)に過ぎないのではないか、と。
それは、左腕を縛られたボクサーに、「何故ジャブを打たない?」と声をかけているようなものとしか思えない…というのが、私の私見です。
>>意思表示の結果、拉致被害者の身に危害が加えられたら、どうなるのでしょうか?
これではまるでウニタ書房店主とNHKの記者の言っていたことと同じです。家族会の方々は覚悟は何度も表明しています。繰り返しますが時間はありません。被害者の方々の年齢的な問題もありますし、私は何よりこのまま今の北朝鮮体制が続くことはありえないと考えているからです。
また郵政などは反対派から色々言われても突き進めることができるのに、賛成されないかもしれないということで北朝鮮問題に関わる法整備が出来ないという理由にはなりません。私は少なくとも郵政よりもはっきりとした支持を取り付けることが出来ると考えています。
>>今回の件は正常な外交交渉ではなく、国家による誘拐事件に対する人質返還交渉です。
これを過去の話に置き換えてみてください。テポドンが通過したときは「国家による脅迫事件に対する交渉」になりました。制裁による意思表示の結果国民が危険に晒されたとして非難轟々となったでしょうか。
勘違いされては困るので一応書いておきますが私は小泉首相のやっていることだからという理由で文句を言っているのではありません。確かに最近小泉首相がやったことだからと何でもかんでも全否定する人間がたくさんいます。逆もまた然りです。とりあえず私は現政府の朝鮮半島に関する対応をあまり支持することは出来ません。少なくとも政府による拉致被害者認定くらいはしっかりやってもらいたいところです。
原則論を枉げてきた結果が四半世紀拉致被害者の存在を見て見ぬ振りをしてきたということではないのでしょうか。
原則論を取れないというのなら、先に書いたように思わせぶりな言動をせず、拉致被害者と家族には申し訳無いが泣いて貰うと表明したほうがいっそ清々しいというものです。
春の燕さんのレスに、小泉首相がやったことだからではなく…の行がありますが、ほとんどが歴代の首相の怠慢であっても、事が発覚した今、時の総理が責めを負うのは世の習いです。
と同時に、国の政治(政治家)のレベルは国民のレベルともいわれます。早手回しにああこれは原則を枉げてもしょうがないと国民が言っていたらあるべき国民的コンセンサスなぞ何時になってもできる訳がないではないですか。原則論に立ち返れと言い募ることが国民の責務と思います。
最後まで戦い抜くという決意を国民の大多数が持って喧嘩をして欲しい。
これは日本と北朝鮮との“喧嘩”です。喧嘩に勝つための準備(改憲、スパイ防止法の制定など)をして欲しい。
経済制裁を実行せよという主張とともに、上述したような主権国家として当然の“準備”を訴えていくことも有効だと思います。
そういう“準備”が無ければ、たとえ北朝鮮問題が解決しても第二第三の“拉致”が生まれる可能性が大きいからです。
それと何度も言うように(拉致被害者だけでなく)国民全体の覚悟です。最後まで戦い抜く気概と覚悟が無ければ相手の脅しやテロに簡単に屈してしまうでしょう。国民全体の覚悟が定まっていない状況で喧嘩をして、日本に実害が出てしまえば、拉致家族、拉致問題解決にとってむしろマイナスでしょう。
準備と覚悟。
これさえ整えば、経済制裁どころか、北朝鮮と戦争をしても構わないとさえ思っています。