7月の第一日曜日はフランスグランプリが行われることに決まっている。現在フランスGPが開催されるマニクールサーキットはフランス中部の非常に不便な場所にある。一番近い30キロ離れたヌヴェールという小さな街は、6月30日の久間防衛大臣の発言と非常に関係がある。マニクールにフランスGPが移って初めて取材に出掛けた91年の夏当時、私の仕事場はフォトグラファーの橋本篤生の事務所に居候していたのだが、「えっ! マニクールってヌベールの側なんですか? アラン・レネですね」と彼に言われたことを思い出した。
アラン・レネの名作「24時間の情事」の原作はマルグリット・デュラスの『Hiroshima, mon amour(広島、私の愛)』だった。翻訳本のタイトルは映画の邦題と同じ「24時間の情事」だったはずだが、第2次大戦中ヌベールでナチの青年将校と恋に落ちたエマニュエル・リヴァ演ずる女性が、原爆で家族を失った岡田英次演ずる建築家と、広島でまさに「24時間の情事」に陥るという物語。
3月に発行したムック、「ぼくらの核武装論」で但馬オサム氏に「ヒロシマとイロシマ 24時間の情事」という素晴らしいエッセイを寄稿してもらった。敵兵と恋に落ちたことで、戦後ヌヴェールの住民にリンチを受ける暗い過去を持つ女が女優になり、広島に「平和映画」の撮影に来て建築家と出逢う。彼女は「イロシマを見た」(フランス語はHはサイレント)と言うが、彼は「貴女はヒロシマを見ていない」と言葉を返す。そして、但馬氏によれば映画の最後でリヴァは「ヒロシマ」と発音したという。久間防衛大臣はこれまでも軽率な発言を繰り返してきた。今回は「原爆は仕方がない」と言ったそうだが、久間発言を批判するサヨク旧メディアや反原爆運動家ほど滑稽なものはない。なぜなら、戦後62年間、久間大臣と同じ事を言ってたに過ぎないからだ。
実際、「原爆投下を『日本の植民地支配から解放した』と肯定する考えが根強いアジアの声に触れながら議論を深め、多民族が共感、納得できる施設にしたい」という発言を5月31日に、広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長は述べているからだ。旧思考サヨクに政治の道具にされた日本の反原爆運動は、実は「ヒロシマ」も「イロシマ」も見ていなかったのだ。
いったい、この言葉と久間発言とどこが違うのだろうか?
そもそも米国下院の慰安婦決議に関して、「慰安婦決議―首相は深刻さを認識せよ」という社説を掲げて世間の失笑を買った朝日新聞や「慰安婦決議案 日米間のトゲにするな」という支離滅裂な社説で自己満足する東京新聞は、久間大臣と同じ位相に立っている事を気づかないほど馬鹿なのだろうか?
特に朝日の場合、自分で爆弾を仕掛けたテロ事件を、こんなテロは許されない、誰が原因を作ったのか、と報道することと全く同じ事をしているのだから、失笑だけではすまされないものがある。
広島、長崎の原爆投下に対する日本のあるべき姿勢を最も的確に表してくれたのは、民主党の松原仁議員だ。先日発売されたばかりの『情報戦「慰安婦・南京」の真実』で、私との対談でこう語っている。
ところで、フランスと言えば、先日パリ在住の竹本忠雄氏が南京に関する日本人文化人の声明を発表した。そして、AFPにより全世界に発信されたのだが、驚いたことに日本のメディアは黙殺している。
6月28日に宮沢喜一元首相が亡くなった。亡くなったばかりの人に無闇な批判を避けたいが、宮沢氏は池田勇人の後継者以外の何物でもなく、その経済でも失敗し、何と言っても82年の教科書検定「近隣諸国条項」、総理時代の93年「河野談話」と今日の混乱を作った張本人の一人だ。
同じ28日に産経で古森義久氏が非常に興味深い記事を書いている。
慰安婦決議案 米下院委が可決 中国系反日団体が圧力古森氏が報じた、このベイ・シティニュースの記事は、ちょうどワシントンポストに意見広告が掲載された6月14日に、日系の「日米タイムズ」にも掲載されている。
【ワシントン=古森義久】米下院外交委員会(トム・ラントス委員長)が26日、慰安婦問題に関する対日非難決議案を可決したが、この動きの背後では中国系反日団体がラントス委員長に激しい圧力をかけ、敏速に採決の動きをとらなければ次回の選挙で別の候補を支援するという政治的脅しがあったことが報じられている。
この情報はカリフォルニア州中部のニュースを報じる地方通信社「ベイ・シティ・ニューズ」(本社・サンフランシスコ)の6月14日発報道として流され、地元の新聞数紙に掲載された。
委員長に「対抗馬」示唆
同報道によると、歴史問題で日本を一貫して非難している在米中国系団体「世界抗日戦争史実維護連合会」(以下、抗日連合会と略)の幹部たちは、他の在米中国系組織幹部とともに同州クパナティノの中国料理店で集会を開き、マイク・ホンダ議員らが下院に提出した慰安婦決議案の可決促進を協議した。抗日連合会のイグナシアス・ディン副会長(中国系米人)が語ったところでは、同幹部連は下院のナンシー・ペロシ議長とラントス委員長が(慰安婦決議案の採決推進に関して)言い逃げをしているとの見解を明示した。とくにラントス委員長は人権擁護派の評判にもかかわらず「同決議案支持へのわれわれの訴えに応じず、有権者とアジア系米人社会への軽侮を示している」と主張したという。
このディン氏の発言はちょうどラントス委員長らが日系長老のダニエル・イノウエ上院議員から同決議案を審議しないよう要請され、さらに訪米した安倍晋三首相と会談して、同首相から慰安婦問題について「申し訳ない」という言明を得て、同決議案への取り組みをソフトにしたようにみえた時期と一致する。
しかし「ベイ・シティ・ニューズ」の報道によると、抗日連合会の幹部らは民主、共和両党議員への政治献金者であり、このままではラントス委員長らに献金目的にのみ利用され、実際の行動では放置されるという懸念を表明した。そしてディン氏らは「選挙区の33%がアジア系住民であるラントス委員長が同氏らと意思疎通できないならば、もう新しい議員の選出の時期となるだろう」と告げた。ディン氏らはこの「脅し」をラントス委員長のカリフォルニア第12区の人口動態の数字と過去の投票結果で裏づけ、2008年の下院選挙では自分たち自身の候補をラントス委員長への対抗馬として立てることを示唆した。
ディン氏は「ラントス事務所の私たちに対する最近の扱いにはまったく当惑している。すでに対抗候補として十分に資格のあるアジア系米人女性を含む数人を考慮している」と語ったという。
在外中国系住民により1994年に設立された抗日連合会はホンダ議員の選挙区に本部をおき、中国政府とも密接なきずなを持ち、戦争や歴史に関して日本を一貫して非難してきたほか、2005年には日本の国連安保理常任理事国入りへの反対署名を4200万人分集めたと発表している。ディン氏ら幹部は1990年代からホンダ氏と連携して日本非難の決議案の作成や提出にかかわり、政治資金も集中的に提供してきた。
ラントス委員長の事務所ではこのディン氏らの動きについての報道に対し26日、「もう実際の事態展開で事情は変わった」と述べた。
◇
【慰安婦決議案要旨】
一、慰安婦制度は日本政府による軍用の強制的な売春で、20世紀最大の人身売買の一つ。
一、現在の日本にはこの問題を軽視しようとする教科書もある。慰安婦問題で謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話を否定する世論もある。
一、日米同盟はアジア太平洋地域の平和と安定の要。政治的、経済的自由の促進、人権、民主主義の尊重という価値観の共有に基づいた同盟であり続ける。
一、第二次大戦中に日本軍がアジア太平洋地域を支配した時代に行った従軍慰安婦問題について、公式声明で首相が謝罪すれば今後、この問題が再燃するのを防げるだろう。
一、日本政府は、日本軍が女性を性的奴隷にしたり人身売買に加担したことはないという主張の誤りをただすべきだ。
一、日本政府は現在および将来の世代にこの恐ろしい犯罪を伝え、元慰安婦に対する国際社会の声に配慮すべきだ。(ワシントン 共同)
6月27日、超党派の国会議員による声明発表を読み上げる松原仁衆議院議員
※ネット上で河野談話白紙撤回のオンライン署名が行われている。

※本日から、日刊スポーツWEBでアジアカップに関する連載が始まります。ご期待下さい。カナダで開催中のU−20ワールドカップでは、U−20日本代表がスコットランドを3−1で破り、幸先いいスタートを切りました。アジアカップにも注目しましょう。
※追記
日刊スポーツWEBのコラムが公開されました。URLは以下の通りです。
AFC ASIAN CUP アジア杯透視図
http://www5.nikkansports.com/soccer/japan/asiancup/2007/column/nishimura/top-nishimura.html




























http://www.internationalrelations.house.gov/press_display.asp?id=380
以下見ていただくとわかりますが彼はユダヤ系でホロコーストの生き残りです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Tom_Lantos
つまり僕らは米国のユダヤ人communityを完全に敵にまわしたわけです。当然きびしい戦いになります。最後の一人まで玉砕覚悟で頑張りましょう!鬼畜米英!
ところで二つ目の意見広告はいつでるのでしょうか?今度は安部首相にも支持していただきたいですね。
すくなくともユダヤコミュニティが味方になってくれる可能性は限りなくゼロになりました。
しかし我々の決意をもってすればユダヤ人など、恐れるに足りません。敵百万人とも我いかんで頑張りましょう!
「ぼくらの核武装」に惹かれて西村様のブログに辿り着きました。「二十四時間の情事」は、家族を原爆で失った日本人が、平和集会や反核運動に批判的な態度を取っている点が印象的でした。「ノーモアヒロシマ」と唱えてさえいれば平和が保たれると思い込んでいる日本人にも「君は何も見ていない」と言っているのではないかと自分は思いました。
この日本人を演じている岡田英次が、かつてレッドパージで仕事を干され、日教組の反核プロパガンダ映画に主演していた事を考えると皮肉ですが・・・
恐ろしい事が書いてありました。
The resolution also has 9,000 churches across the United States in support, according to Ding.
全米の9000の教会が、(慰安婦)決議案
に支持を表明している、とディン氏は言う
・・・果たして、勝ち目はあるんでしょうか?
こういう現実をきちんと認識した上で、
あの広告を出したんですよね??
もしかして、とにかく騒ぎを起こし続ければ、
いづれは日本政府が重い腰を上げざるを
得なくなり、反日プロパガンダ対策を
考え出すだろう、などというヘンな皮算用を
立てているんじゃないでしょうね?
>POPOさん
あなたの投稿は、本気で心配しているのか、
それとも西村氏らをおちょくっているのか
分からないですが、ともかく、ユダヤ人と
聞いただけで過剰反応するのは良くないですよ。
そういう反応こそ、最もユダヤ人に嫌われる
態度なのです。
>・・・果たして、勝ち目はあるんでしょうか?
こういう現実をきちんと認識した上で、
あの広告を出したんですよね??
いかにも日本人的発想ですよね。引用部分が事実だとすると、もちろん、ぞっとしますが、その発想と態度が、日本の歴史を考えると問題だったのではないでしょうか?国際関係はそんなナイーブじゃ付合えないですよね。
24時間の情事、欧米では「ヒロシマ・モナムール」という題名で公開されていますね。私はイギリスの古い名画座で観ましたが、冒頭にドキュメンタリーか再現フィルムか良く分からないがとても凄惨な原爆直後の映像が写り、一瞬にして場内が沈黙したことを良く覚えています。原爆について教えられてきた日本人の私ですら絶句してしまうほどの力がありました。岡田英次さんも素敵でしたね。
全然、恐れることはありません。その殆どは韓国人の教会でしょう。あるいは、事情を全く知らない(勉強しようともしない)牧師が賛成署名しただけの事です。この決議の事は、一般アメリカ人は殆ど知りませんし、関心を持っていません。
だからと言って、放っておけとも、黙っていた方が良いとも思っていません。こうなった以上は、ガンガン日本の見解を事実として主張すべきと考えています。あの意見広告のために外交委員会で採決された、などと言うのは、自分に取って都合の良い所だけを取って強調する自意識過剰です。
と言う名目で創氏改名行為を強いてるので止めろ
まで入れば面白いのだが。
日本政府や政治家がこの件(ラントス議長)で
「ユダヤ人(イスラエル)に裏切られた気分だ
杉原の恩を仇で返された」と話すとたちまち大問題
中東和平も吹っ飛ぶ騒ぎに発展。上院で可決できるのかな。まして法案の提出は民主党だから共和党は責任をなすりつける展開に。
もっともこれは議案が捏造だとしてなければいけない
ので、訴訟を起こしてもらいたかったのだが。
まあ。妄想ですな。
>>日本政府や政治家がこの件(ラントス議長)で「ユダヤ人(イスラエル)に裏切られた気分だ
杉原の恩を仇で返された」と話すとたちまち大問題
名案です!ぜひ西村先生や中山先生に言っていただきたい!
しつこく粘着して幼稚な”おちょくり”はやめようね。
低脳ブサヨくん。
>>低脳ブサヨくん。
その言葉はそっくりお返しします。それに僕に失礼なだけでなく、一時停止さんにも失礼ですよ。サヨクはひっこんでろ!
一時停止さんの真剣な提言は考えてみる価値とおもっただけですよ。きっとユダヤ人も反省しますよ。
頭が悪いって怖いね。
http://www.aljazeera.com/news/newsfull.php?newid=16883
現在、アクセスが集中しているのか表示し難いのですが、次のような内容です。
イスラエルには、5,000人から10,000人の売買された女性が居る。
そして、テル・アヴィヴには、売春宿が280箇所以上ある。
これは、イスラエルの人々が知っている人権の問題である。
人間の売買は、搾取の目的で、人々の募集・交通機関・移動・受入れを行う。
売買は、強制した脅しや、誘拐・詐欺・欺瞞・悪用などの形態のような不法な手段を用いている。
そもそもラントス氏はユダヤ人代表でもなんでもないでしょうに。
まあそういうことです。ラントス氏やユダヤ人に対してじゃないですから
ただの魔法の言葉(脅し文句)ですから
(アメリカ議会、政党に対しての)
でも、武力解決の手段を放棄してる日本にとって
これぐらい(裏で)啖呵がきれる政治家や外交官がいて欲しいものですな。
議会で可決されないように日本側がかけられる圧力の
一つだと思えばいいんじゃないのかな。
しかし、「世界抗日戦争史実維護連合会」こんな
あからさまな名前の団体はじめてみましたよ。
連合赤軍のようなものか、武力行為をしてないから
テログループと見られないのかも、こういった
ダーティな仕事を外務しょ 無いものねだりですね。
>popoさん
最後まで読みましょう
>>まあ。妄想ですな。
ちなみにユダヤ人反省しても何も変わらないのだが
その後どうやって本題に結びつけるのかな??
ぜひロードマップを
ここで聞くのもなんだが、司法取引でその取引が
破られた場合どうなるか知ってる方いますか?
加害者はともかく、被害者は100年経とうが忘れませんよ。たとえ口に出さなくてもね。
そもそも日本の東南アジアでの統治は戦時下における、戦時統治であり植民地支配と言えるのかもそもそも疑問です。
戦時下で連合軍が扇動したゲリラが暴れてたらそら鎮圧もされるわけですが、そんなことよりもっと規模のでかい虐殺を欧米はしてきたんですが、それももう忘れてしまったんですかね。
原爆にしたって、すでに日本が降伏を打診してる状況で、降伏を受け入れずに人体実験したのは当の米国人自身が自白してますし、そこに正義なんて存在しないと思いますが。
省内に特アに対し融和的な草加信者が多数存在しているからでは?
外務省の草加信者親睦団体「大鳳会」には300人以上が属していて、
さらに隠れ信者を含めると400人以上が同省内にいるという話ですね。
彼らが特アへの利益を計って、様々な妨害工作を行っている可能性は
大いに有ると思います。
「悪役レスラ−」の身分をいつまで我慢していればいいのでしょうか?
しかし戦争を終結させるために原爆投下は仕方なかったというのは、まさに東京裁判を正当化するためのレトリックであるのに、サヨク系が久間発言に噛み付いて辞任しろと騒いだということは、彼らはアンチ東京裁判史観ですかね?一方では従軍慰安婦問題は米国に逆らうなという。私には訳わかりません・・・
エントリー末で触れられていたサッカーU−20W杯、我が(笑)日本代表がコスタリカを破って決勝T進出しましたね。
今回ひょっとして、かつての準決勝に続く快進撃を期待して良いかもしれませんね。
それはそうと、ここでもかつて揶揄されたサッカージャーナリストと称するお方について。
某所にてキムチ悪い(注:誤字ではありません)妄言を吐いているのには、正直参りました(失笑)。
http://wsp.sponichi.co.jp/column/archives/2007/07/post_828.html
ちなみに、最後まで読んで気分を悪くされても知りませんぞ(笑)
あと主観が多い人のようで…。
男子にあるか?「ウィ」の感覚
http://wsp.sponichi.co.jp/column/archives/2007/03/post_720.html
活きない情報は通り過ぎてゆく。新聞も本も読まない人たちが増えている。署名のある形式の文、活字の意味も考えない人がいる。テレビやwebsiteも、もちろん有益で、活きていない情報ということではでなくて、それらは紙面と共に歩むべき媒体であるのに。
情報に振り回されないためには、直感を鍛えることが必要不可欠で、そのためには活字に触れ他人の思考に触れる。その後、考えをより深め確かめるように、人と議論が始まる。
「Hiroshima, mon amour」からは、
人は、自らが経験していないことを、情報からだけでは、他人の痛みを理解できない。自らの痛みに置き換えることでしか理解できないのかもしれない、という哲学的メッセージもまた伝わってきます。