6月27日付けでお伝えしたように、28日にノルベルト・フォラツェン氏は横田さんご夫妻とデボラ・ファイクス女史の面会をアレンジした。後で帰国前にフォラツェン氏が打ち明けてくれたのだが、7月19日にワシントンのホテルで行われる「フリーダムハウス・コンファレンス」という催しや8月の米国テキサス州ミッドランドでのイベントに、横田さんご夫妻を招待する予定だと言う。テキサス州ミッドランドはいわずと知れたブッシュ大統領の地元である。デボラ・ファイクス女史は横田早紀江さんの著書「めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる」の英訳原稿を早紀江さんから受け取った後、私にこう言った。「今日は取材に来てくれてありがとうございます。きっと力になれると思っています。ワシントンでもミッドランドでも横田さんをお待ちしています」
ファイクス女史と横田さんご夫妻の会見はほとんど報道されなかったが、電脳補完録によればTBSが報道したらしい。だが、横田さんご夫妻は、8月のミッドランドのロックコンサートのイベントより7月19日のワシントンの催しに参加する方が即効力がある。というのも、7月19日には日本訪問後のライス国務長官を始め、ラムズフェルト国防相、チェイニー副大統領などの米政府要人、さらに今週中にも時期駐米国連大使に任命されるボルトン国務次官も参加するからだ。しかも世界中のメディアも注目するので、そこで拉致問題はかなりの訴求力を持つはずだ。可能ならば、関係者は、ぜひ、この機会に横田さんご夫妻の訪米を実現してもらいたい。また、ライス国務長官が今月中旬には来日する。この機会も逃せないと思っていたら、電脳補完録に「ライス国務長官と、横田さん御夫妻の面会を実現させませんか?」という提案が掲載されていた。ぜひ、読んでいただき、読者諸賢のご協力をお願いしたい。
ところで、サンダンス映画祭に出品される「拉致--横田めぐみ物語」のプレビュー試写会がワシントンで開催された。これも嬉しいニュースだ。クリス・シェリダン氏が一生懸命日本で取材していたので、完成したという知らせは本当に嬉しい。じつは、奥さんの(超美人の韓国系カナダ人)パティ・キムさんとクリスの二人を帰国直前に私はインタビューしている(未発表)。ちょうど、増元照明氏と島田洋一氏が米国から帰国した日で、偶然にも入れ違いだった。その時、この映画はカンヌのパルム・ドールやアカデミー賞脚本賞を獲ったジェーン・キャンピオンが制作上のアドバイスを行うことも聞いていた。クリスがその時強調していたのは、「政治的な話になると米国でも世論は喚起できないので、とにかく人間の物語にしたい」ということだった。パティさんも「政治を押し出すとプロパガンダだと受け止められてしまう危険性がある」と言っていた。
そして、7月1日にはこんなニュースも飛び込んできた。増元氏と島田氏が訪米した効果が2ヵ月後には具体的に現れているのだ。どこかの国とは大違いだ。
拉致解決求め決議=北朝鮮に生存者解放迫る−米下院外交委産経ではこう伝えているし、韓国中央日報もこう伝えた。
【ワシントン30日時事】北朝鮮による日本人と韓国人の拉致問題の早期解決を求める決議案が30日、米下院外交委員会で、全会一致で可決された。近く上下両院の本会議で採択される見通し。
決議案はハイド下院外交委員長(共和)ら超党派の議員が提出していたもので、北朝鮮が拉致被害者に関する情報を開示し、すべての生存者を解放するよう要求。安否不明の横田めぐみさんらの名前も明記している。
(時事通信) - 7月1日7時1分更新
■米下院 拉致早期解決へ決議案
米下院外交委員会は三十日、北朝鮮による日本人、韓国人の拉致問題の早期解決を求める決議を全会一致で採択した。近く本会議で採択される。
決議案は、北朝鮮による拉致を強く非難し、北朝鮮国内にいるとみられる「数千人」の韓国人、「多い場合は百人にものぼる」日本人の拉致被害者の即時解放を迫っている。さらに米政府に対して六カ国協議の過程で、この問題を取り上げるよう呼びかけ、この問題が解決されない限り、北朝鮮をテロ支援国家リストから削除すべきではないと述べている。(ワシントン 樫山幸夫)(産経 07/02)
ここまで読んできて、顔を真っ赤にして怒る人もいるだろう。これらの動きは全て日本でなく、米国の動きなのだ。日本の映画界が「めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる」を映画化しようと努力したという話も、日本人の映像作家がそういう志に燃えているという話も聞かない。日本の国会が拉致事件で北朝鮮を非難する決議案を上程するという話も、全く聞かない。聞こえてくるのは郵政民営化の話と、人権擁護法案と外国人参政権という日本を解体する法案が成立するかもしれないという愚かな話ばかりである。
私自身、久しぶりにこうやって、たまった情報を整理して書いているだけでも、恥ずかしくて仕方がない。
拉致事件を作り話だと言った映像作家なら たしかいましたよね?
しかも今年に入ってからの発言だったと思う。
それも拉致工作機関の朝鮮総連の機関紙でインタビューに答えて、そんな発言をしていました。
満州国崩壊後の日本人に対する虐殺や強制連行にしても全部ロシアのせいにされているけど、事実はどうだったか?日本人を虐殺してまわったのは中国人と朝鮮人だったではないか。特に朝鮮人がいかに凶悪であったかは生き残りの体験者が共通して語っているところだ。
にもかかわらず、満州国崩壊に伴う日本人遭難について詳細にまとめられた本の一冊も存在せず、歴史の闇に葬られようとしている。
民主主義を唄い、特殊な団体の人権を大声で援護するくせに、拉致された日本人の人権を誰も声を上げない、人権の「大御所団体」創価、「小御所団体」社民、その他自民、民主の「売国一味」。
較べて米国の拉致に対する対応、中国を睨んだ面を加味しても歴然としている、イデオロギー丸出しの日本の人権派といわれる連中や政治家で御座いと、税金と年金を只食いする連中と比較すると情けなくなる。
この調子では政治家を志す人間の「程度」の低下を止める事が出来ない。
以下に二階堂ドットコムというサイトの寄稿を記載します。
米大人類社会学のJames Lett教授より。日本の大手マスコミは、激しい反韓国運動が起きる事を懸念して、 麻原の父親が韓国人だった事は報道しません。
Asahara's own father is Korean.
The conservative daily press and TV won't touch that one, for fear of stirring up anti-Korean resentment
http://www.totse.com/en/religion/miscellaneous_religious_texts/japanaum.html
アメリカから情報を得ないと、真実がわからないなんて、情けなさすぎます・・・・・
關連して(↓)かう言ふのも怪しいですね。
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中国残留孤児の集団賠償訴訟、6日に大阪地裁で初判決
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050704it13.htm
以下(↓)御參考に…
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(読者の声)
先日、台湾ツアー旅行したら中国語を喋る一団がいた。
最初は在日台湾人かと思ったが、話をしてみると実は満州で孤児となった日本人であった。
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貧しい連中の最大の夢は依然として米国等の先進国への移住にある。
彼は自分が日本人だから日本に来た訳ではない。
彼の子供に外国国籍を取得させるために帰国したのだそうだ。
帰国孤児の半分が本当は日本人でなく、脱中国を図った朝鮮人であり、これは公然の事実なんだそうだ。
(MI生)
(宮崎正弘のコメント)
ご指摘の通りなのです。
いわゆる“残留孤児”の偽物、そして日本へ帰国できた人達が「育ての親」とその親族を呼びます。
最初はともかく、あとで殆どが偽物(デッチアゲの戸籍などで日本へ入国するわけです)。
その数、一説に真贋とりまぜて12万人ともいいます!
このことは拙著でも何回か指摘しましたが、当局からの反応はゼロでした。
http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000980.html
(読者から)
初めまして、私は中国のハルピンから日本の或る大学に留学している者です。
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1)残留孤児問題について
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あと日本に帰国した残留孤児のうちに、実は半分以上が偽者だという事実に関して、先生はご存知でしょうか。
偽者のほとんどが朝鮮族です。
本物の日本人残留孤児はまだたくさん旧満州に残っています。
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(ZHS生、パルピン出身、日本在住留学生)
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(宮崎正弘のコメント)
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帰国子女のなかにニセ満州孤児が多いことはいまや常識です。
多くの日本人は知っている事実です。
またせっかく帰国した残留孤児にしても、「中国人」として身につけたものと日本文化,習慣があまりにも異なり、生活をエンジョイしている帰国者は少ない。
いまさら日本人に戻れと言っても、四十年、五十年という埋めがたい文化的習俗的言語的「空白」。
日本語を満足に喋れない。
それでも帰国したかったのは貧しさと恐怖政治からの開放、精神の自由を得たいと欲したからでしょうね。
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http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000534.html
感じです。横田めぐみさんの話はアクションっていう
青年誌で連載されてますけど、メディアには全く上って
こないですね。。日本の映画界はサヨクに支配されてるので
期待するだけ無駄でしょう。なんで日本人はこんな愚かな
ブタばっかになってしまったのでしょう。韓国人に
チョッパリと言われてもああその通りだと思ってしまいます。
直接自国の利害に関わる問題じゃないのに。
言いたくないけど、それに比べて当の我が国のヘタレぶりって・・・。
情けないよ、本当に。