一番私にとって興味深かったのは、荒木氏、遠藤氏が今は亡き民社党に属していたことだった。健全な日本的<社会主義的>政治を目指した民社党は、日本の歪で特殊な政治風土の中で死に絶えてしまったが、実は、民社党に最も可能性があったのではないかと以前から私も思っていた。真のリベラリズムは、真の保守主義と密接な関係がある。関係というか、保守主義という幹の中にリベラリズムは通低しているというのが私の持論だ。今ここで告白すると、私は学生時代からけっこう民社党に投票していた。健全な野党が育たなければ自民党が駄目になると思っていたからで、その期待は、いつも社会党の得票に裏切られ、日本のグロテスクな政治風土の愚劣さを嘆いていた。

しかも、参加者たちも豪華な顔ぶれだった。終了後、翌朝鎌倉で講演がある西尾幹二氏を中心に、主催者の方々と楽しい時間を過ごせた。ラルフ・タウンゼントの「暗黒大陸中国の真実」の訳者である田中秀雄氏とも知己を得たのは嬉しかった。

王智新氏はきちんと議論が出来る人だと感じたが、民団の金武貴氏は、まるでアジびらか拡声器のようで討論にはならない。出席していた海外メディアがどう感じたか興味があるが、欧米メディアもうんざりしていたようなので記事にはならないのではないだろうか? 産経の黒田ソウル支局長によれば、韓国メディアは相変わらずの調子でこう伝えている。
また十一日には韓国学中央研究院・韓国文化交流センターがソウルで記者会見をし「日本の歴史教科書歪曲(わいきよく)が持つ危険性」について説明するという。いずれも日本での扶桑社版教科書追い落としのための支援活動だ。金武貴氏がさかんに叫んでいた「右翼」という電波発言とこの記事に紹介された韓国メディアに共通するのは、哀れな思考停止の常套句と危険な全体主義の臭いである。恐らく、このレベルでは、昨日のシンポジウムの内容などほとんど理解することは不可能だろう。
日本での扶桑社版教科書に対する反対・妨害運動を詳しく伝えている韓国マスコミでは、反対運動の先頭に立っている「子どもと教科書全国ネット21」の俵義文事務局長は大もてで、六日付の韓国紙、東亜日報は大型インタビュー記事で大いに共鳴し合っている。
東京の外国特派員協会で六日に行われた関連討論会を伝える韓国マスコミは、扶桑社版反対派を「良心勢力」とする一方で、支持派についてはいつものように「極右」といい、その主張は「でたらめの強弁」と感情むき出しに報じている。(産経 7月9日)

それはともかく、GHQと共に敗戦直後の日本に設立された海外特派員協会で、西部氏、潮氏、私の3人が、記者の質問に答えて、東京裁判をそれぞれ3人の切り口で批判できたことは、歴史的な出来事だったし、その一点のみでも意義があったと言えるのかも知れない。
まずは、ご苦労様です。
西村様が書いておられるように議論になっていないというのが感想です。
海外特派員協会というものがある程度バイアスが掛かっているのかな、特に司会者がと見えました。旧日本軍がナチスと同じというフィルターが掛かっていて、これを取り除くのは容易ではないと思います。ただ、質問する記者の方の中には、真実を見極めたいとする方もおられると感じました。
辛口の意見を言わせてもらえば、記者あるいは司会者の質問に対しては、それに特化して答えるようにし、あまり質問から飛ばないようにすればもう少し良かったかな、ディベート相手に対しても、その発言の直後に、その発言内容のみに対するという方法を採られればより良かったかなと思いました。
このような報道陣の前での意見交換がこれからも行われるよう期待します。
それはともかくお疲れ様でした。しかし、韓国も今現在『良心勢力』として関わってくる連中が昔韓国をどう見ていたか知らないのでしょうかね?反日勢力だったら何でもいいのでしょうかね?国内勢力にしても国外勢力にしても。
ところで民社党といってもピンと来ない私はまだまだ若輩者なんだなあと思う今日この頃。タカ派政党でしたっけ?
あるブロガーの方が、FCCJ会誌を一部翻訳されております。
以下のリンク先にある、つくる会の歴史改竄@FCCJ〜という部分です。
ふぐ様もご指摘の通り、かなりバイアスが掛かっている様ですね。
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/d/20050705
朝鮮のみならず、中共の工作員が諸外国で戯言を撒き散らしているのに、害務省は何をやってるんだか(怒)海外向けに、日本の広報を請け負ってくれる有能な代理店を雇うべきかも。アジア3馬鹿に回すODAがあるなら、そっちに突っ込むべきでしょう。
カンパを募って、「レイプオブ南京」他、半日プロパガンダ反証の資料本の英訳、並びに各国政府機関・大学・図書館などへの寄贈運動でもやりますかね。逆輸入なら国内への普及も効果があるかもしれませんし。
政府が初の強制連行遺骨調査
韓国政府が、戦前から戦時中にかけて日本に強制連行された朝鮮半島の出身者の
遺骨の返還を求めている問題で、政府は、強制連行された人たちを雇用していた
事業所を対象に初めて遺骨がある場所を確認する調査を始めました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/09/k20050709000008.html
【韓日条約】日本に「韓国人無縁故遺骨の恒久埋葬」要請
韓日条約締結翌年の1966年、朴正熙(パク・ジョンヒ)政権が植民地時代当時、日本に徴用、徴兵され死亡した韓国人無縁故遺骨
を日本領土に恒久的に埋葬するよう日本側に要請した事実が、25日明らかになった。
しかし、日本側はこの無縁故者の遺族が現われる可能性もある上、日本国民の感情上困るとし、これに反対したことが分かった。
このような事実は、外交通商部が今月20日に秘密を解除した外交文書「在日本韓国人遺骨奉還、1974」を通じて明らかになった。
韓国政府はこれまで第2次世界大戦以後、韓国に奉還されていない徴用、徴兵者の遺骨に対し、「一括奉還」という一貫した立場
を堅持してきたと伝えれていた。
チョソン・ドットコム
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/01/25/20050125000003.html
西村さんが仰るように、右、左、鷹、鳩という言葉ほど、時代遅れになったものはないのかも。
>GHQと共に敗戦直後の日本に設立された海外>特派員協会で、西部氏、潮氏、私の3人が、記>者の質問に答えて、東京裁判をそれぞれ3人の>切り口で批判できたことは、歴史的な出来事だ>ったし、その一点のみでも意義があったと言え>るのかも知れない。
これは凄いことです。たぶん。
海外特派員クラブで東京裁判を否定する発言が3人のゲストから発せられたのは、史上初のことではなういでしょうか?
三島由紀夫でも文学的な会見しか行っていませんし、あそこで記者会見した政治家にも、そんな質問はなかったでしょう。
質問した欧米記者も当然、時代の変化を感じているので、東京裁判でさえ自由で論じられる空気になったんでしょう。これは、戦後思想史上でも凄いことです。
西村幸祐さん、西部邁さん、潮匡人さんの3人は、後世の歴史家が重大視する質疑を行いました。
白熱の徹底討論第3弾は、戦後60年の8月15日、「アジアの中の日本」がテーマです。メール、FAXでのご意見を募集中です。
www3.nhk.or.jp/korekara/
そこで、8月15日の「日本の、これから」では、「アジアの中の日本〜戦後60年・互いの理解をどう深めるのか〜」をテーマに徹底討論します。
あなたにとって、「アジア」とは?
なぜアジアの中の「反日感情」はなくならないのか?
「アジアの中の日本」は、どう歩むべきか?
番組でご紹介する皆さんからのご意見をお待ちしています。
【資料】 第162回国会 衆法議案の一覧
ttp://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/kaiji162.htm#01
(議案件名)
永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案
(審議状況)
衆議院で審議中
(経過情報)
ttp://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1D9A9CA.htm
(本文情報)
ttp://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/g15901003.htm
7月7日に出されたそうです。
郵政、ビザ拡大、人権擁護法案と一時期に比べて忘れられた存在になった感じですが
電凸、メル凸、こちらもよろしくお願いします。
(ソース)
ttp://www.shugiin.go.jp/itdb_kouhou.nsf/html/kouhou/204A0A_16277.htm
第162回国会 第114号 平成17年7月7日木曜日
明8日次のとおり開会する。
▲政治倫理の確立及び公職選挙法改正に
関する特別委員会
午前10時 第1委員室
会議に付する案件
永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等
の付与に関する法律案(冬柴鐵三君外二名提出、第百五十九回国
会衆法第三号)
公職選挙法の一部を改正する法律案(中井洽君外五名提出、第百
五十九回国会衆法第三二号)
衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律案(中
井洽君外五名提出、第百五十九回国会衆法第三三号)
公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律
の一部を改正する法律案(中井洽君外五名提出、第百五十九回国
会衆法第三五号)
政治資金規正法の一部を改正する法律案(佐田玄一郎君外九名提
出、第百六十一回国会衆法第二号)
政治資金規正法等の一部を改正する法律案(仙谷由人君外四名提
出、第百六十一回国会衆法第一〇号)
政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する件
それはともかく、全国レベルで外国人に参政権を認めるということは、世界的に見ても冒険じゃなかろうかと思い、非常に心配です。
論理的に分かりません。東京裁判は誤りであったとマウントバッテンも言っていたという公式文書が見つかったと、西村さんがここに書いてましたね。パール判事ははっきり日本無罪論です。
外国人参政権は冒険????冒険という言葉の意味が・・分かりません。暴挙なら分かりますが。
>外国人参政権は冒険
冒険ではなくて、暴挙ですね。
これは単なる皮肉の一種とご理解ください。
>論理的に分りません。
東京裁判に問題が多いことは、最近の共産党も認めるところでしょう。しかし、日本はこの(実際には誤りであろう)判決を受け入れ、戦犯に罪を押し付けることで、例えば昭和天皇の戦争責任を追及せずにいられたのではないでしょうか?
(海外ではあたかもヒトラーと同列で天皇責任論が公然と語られることもあるようです。もっとも、実際昭和天皇にどの程度戦争責任があったかという話になると別で、ヒトラーと同等の訳はないだろう-怒- と思いますけど。)
チャンネル桜で全編を拝見しましたが、拝見している
最中から同じように思っていました。
西村氏はあの討論会で大失敗してしまったと書いて
いらっしゃるが、私はそう思いません。民団所属の
南朝鮮人である金 武貴(キン ムギ)という男性の
あの猛烈な電波ぶりに包まれた会場で、西村氏の
ソフトでゆっくりとした話し方は対極にあり、朝鮮人
と日本人の民族性の違いというか、メンタリティの
違いを明らかにしてくれていましたよ。会場の外国人記者にしても、この歴史認識については勉強不足だと
思わざるを得ない人も多くいるとは思うが、あの日の
討論会に参加した、または映像などを通して見たまともな人間性の人であるならば、明らかに支那や南北朝鮮の民族性なり主張なりがおかしいと気付き始める筈だと思う。そして、これまで支那・南北朝鮮などの
主張に押し黙って自分の殻に閉じこもっていたかに
見えた日本が世界に向けて事実を堂々と主張し始めた
ことで、外国人記者も「日本の真実」を知るきっかけを
あの討論会で持ってくれたのではないかと信じている。
>外国人が昭和天皇の戦争責任を追及することにつながりませんか?
全くつながりません。
良く「ヒロヒト免責=東京裁判」交換論を言い出す輩が多いですが、
実際には先帝陛下も訴追しようとした訳です。
しかし、訴追してしまうと処刑しか結果はありえず、
「平和に対する罪で敗戦国元首を死刑」という前例を作ってしまう
訳で、まともな知性を持っていれば忌避するはずです。
平和に対する罪で国家元首を死刑にしてしてしまうと大変なことになる国が多い。
欧米や近隣には、ヒトラーと同一視したがる人間が大勢いて、その類の本まで出版されています。これはこれで大きな問題だと思います。
ところで、敗戦国日本は、”あっさり精神”で潔くこの頓珍漢な裁判を受け入れたのではないですか?
今ここで覆そうとするのは、某条約を破棄しようと頑張る韓国レベルではありませんか?
今ここで覆そうとするのは、某条約を破棄しようと頑張る韓国レベルではありませんか?
国際法上、なんの問題もなく正式に結ばれた日韓基本条約と、過去に遡及し、出廷証人に偽証罪を問わず、当時準拠する国際法もない(罪刑法定主義の不徹底)東京裁判とを一緒にして『韓国と同じレベル』とくくるのですか?
強制連行したことを考えれば正当化できる行為だ、と言う人がおります。
しかし、この思想で言えば、
広島で親を殺された被害者の子孫は、現代アメリカ人を手当たりしだい誰でも殺してもいいことになります。
こんな低レベルの思想さえ糾弾せずにそのまま広報するマスコミは何なんでしょうか?
なるほど。
日本人は今まで東京裁判史観を覆すことができずに来ましたが、日本人が覆さないことを選択した最も直接的な原因は何ですが?(抵抗勢力が…というのは無しですよ。)
>大学教授にさえ北朝鮮の拉致は、昔日本人が朝鮮人を強制連行したことを考えれば正当化できる行為だ、という人がおります。
日本人がその通りなら、韓国人のほとんどがそう考えているのではないでしょうか?(自国の拉致被害者に対してはどうなんだ?という疑問もありますが。)
こういう考え方が一般的に受け入れられやすいことも、世界からテロが無くならない原因かも知れませんね。なんと言っても「因果応報」、「自業自得」という言葉に人間は弱いですから。権威ある歴史学者など、韓国の知性が今後どのような形で責任を取るのか見ものです。責任を取ることができなければ、韓国に本物の学問は存在しないと思った方がいいでしょう。
西村さんも書いてますが、受け入れたのは東京裁判の諸判決です。
うわぁぁぁ、またクローズアップ現代で極端な偏向放送をしてる。
NHKはまるで、BBC並みの電波局になった!
中・韓・朝においては言論の自由が無いか、不十分であることの指摘から入っていかれたのはいいと思いましたが、もう一歩踏み込んでそれがどんなおかしな反日行為に繋げられているのか、少なくてもいいので具体例を提示すべきではと感じました。
民団氏はいつものワンパターンでした。ほんと、鬱陶しい。従軍慰安婦(セックススレイブを連呼)・ナヌムの家のおばあちゃん達・日本の右翼政治家が良識ある政治家の謝罪を後で覆す、ぐらいだったかな。後は今回も資料としょうするペーパー。ただし、この「資料」なるものの証拠力は不明。
この人物が、安部・中川両氏のことを述べた点に付き、具体的にとうの朝日新聞の本田記者の名前を挙げてその欺瞞性を、西村さんが鋭く指摘されておられた。
討論会の内容を知ることができなくて残念ですが、皆さんの報告を聞いて安心しました。
在日の方の、聞きづらい日本語訛(朝鮮訛なのでしょうか?)の英語で喚いていた歴史的深みが全く感じられないアジテーションには辟易としました。
また、今回のいい放し的な形式は議論に於いて馴染めませんでした。それぞれの側の賛成意見を、それぞれの賛成側の人が「そうだ。そうだ。」と感じただけで終わったのではないでしょうか。
賛成にしろ反対にしろ「さすが!凄い!」と唸らせてくれるような深みと丁々発止としたやりとりを聞きたいと感じました。
あなたも参加しませんか?
活動と言っても難しいことではありません。
一度ご覧下さい。
http://hello.to/hondaken/
本多勝一研究会