さて、多くの方からメールを頂いているくまがい桂子夕張市議のブログの件。当ブログの7月13日付けエントリーを当該市議のブログにトラックバックしたので、メールやコメント、トラックバックで言及された方は今後の推移を注視して下さい。
さて、7月14日、最高裁小法廷は日本法制史に遺る画期的な判断を下した。いわゆる船橋西図書館焚書事件で「つくる会」側が最高裁で逆転勝訴した判決だ。6月2日の「船橋西図書館焚書事件と人権擁護法案に共通するもの」というエントリーで触れたように、危機に瀕していた日本の言論の自由がかろうじて守られた。判決は憲法判断にも及び、著作者の人格権にも言及した。このような判例は米国でもなく、まさに画期的な判決だ。
ただ、残念なのは、被告人の土橋悦子司書と船橋市を明確な憲法違反と断罪できなかったことだ。判決後、井沢元彦氏は「全ての言論人とこの判決を喜びたい」と言ったが、「一審の減俸6ヶ月という被告人の処罰が甘すぎるのではないか」と疑問も呈した。懲戒免職にならないのが不思議で、被告の船橋市が異常にこの司書を庇っているのは、行政が労組を始めとする反日勢力に侵食されているからなのでは、という疑問も湧く。何しろ、土橋司書も船橋市も井沢氏ら上告人に一言の謝罪もないと言う。言論弾圧の確信犯であることの証左ではないだろうか?
この裁判が重要なのは、実は、「つくる会」への反対運動の本質を暴露したことにある。「つくる会」や「つくる会」を支持する人は多様な教科書の存在を認めているが(現法律制度でも当たり前のこと)、「つくる会」に反対する勢力は「つくる会」の教科書の存在自体を認められない、極めて危険なファシズムの信奉者が多い。
午後に記者会見が行われ、最高裁の判決は画期的で評価できるが、ここまで来たことに危機感はないか?と質問すると、両氏とも「危機感がある」と答えてくれた。西尾氏は「焚書防衛権ができた」と言っていたが、「最高裁まで来たことに危機感を感じる」と付け加えることも忘れなかった。最高裁まで行ったのは、6月2日に書いたように、一審、二審の判決が異常であるからだ。
と、同時にこの最高裁判決を報じる各メディアの姿勢も象徴的だった。読売は14日夕刊の1面トップで報じ、16日は社説で言論の自由について本質的な言及をし、「つくる会」の教科書の採択を不当に妨害する行為との関連性にまで踏み込んだ。素晴らしい社説である。しかも、GHQの言論統制の中で占領憲法が作られたことにまで言及している。
憲法には「言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」とある。しかし、その施行後も、連合国軍総司令部(GHQ)占領下の日本は大がかりな検閲・言論統制の下におかれ、憲法草案がGHQによって起草された事実や、極東国際軍事裁判に関する批判的内容の報道、出版は、厳しく禁じられた。産経も15日に記事に大きく紙面を割き、社説でも特定の思想を排除するファシズム的な動きを牽制した。
国民が、思想の自由、表現の自由を享有できるようになるのは、講和条約が発効し日本が主権回復して以降のことである。そんな歴史的経緯も、最高裁判決を機に、改めて確認しておきたい。
全国2800余の公立図書館に、判決が及ぼす影響も小さくないだろう。職員は、独断的評価や個人的好みにとらわれることなく、公正に図書を取り扱う職務上の義務を負う、と指摘している。
独断的評価で特定の著者の本を廃棄した司書の行為は、暴力的威圧を含む組織的な圧力で、つくる会の教科書を排除しようとする動きに通じるものがある。思想・信条の自由、多様性の許容という民主主義の基本原理の否定にもつながりかねない。
(読売社説 7月16日)
この扶桑社教科書の検定や採択をめぐっても、いろんな意見が交わされている。マスコミの一部に、扶桑社教科書のみを排除しようとする論調もあるが、やはり自由な言論を封殺するものといえるだろう。最高裁判決を機に、憲法で保障された言論の自由の大切さを改めて肝に銘じたい。さて、ここで朝日が問題になる。記事で全くこの裁判に触れないのは異常な編集方針だが、15日の社説で姑息なアリバイ作りにいそしんだ。何しろ、朝日は4年前同様、今年も数々の偏向記事で採択妨害を行っているが、幾らなんでも14日の最高裁判決に触れないわけにはいかないので、言論・思想の自由という切り口で中学生レベルの論理を展開し、図書館を「自由の番人」であるとするフェイントで、焚書事件の本質から逃げる文章でお茶を濁した。
(産経社説 7月15日)
多様な本を誰もがたやすく手に取って読むことができる社会。お互いに言葉や文字で堂々と批判しあえる社会。そんな社会を守りたいと思う。よく恥ずかしくなく、嘘で塗り固めた言葉を弄べるものだ。教育委員に脅迫状を送りつける遣り口は朝日や赤旗の信者ではデフォルト。人気ブログである「Log」の7月17日のエントリーが、私がトラックバックした夕張市議くまがい桂子さんのブログの反日指令に言及している。
この裁判をおこした「つくる会」の教科書について、朝日新聞は社説で「近現代史を日本に都合よく見ようとする歴史観で貫かれ、教室で使うにはふさわしくない」と主張してきた。だからといって、会の関係者らの著作が図書館から消えていいとは思わない。
ところで焚書事件の被告、土橋悦子氏の著書が船橋市の図書館に35冊も所蔵されていることが判明した。もし、著者の寄贈でないなら、刑事事件の容疑も立件できるのではないだろうか? 因みに私の著書で検索したら、12年前と8年前の本しか置いてない。船橋市民の方は、是非、「反日の構造」でもリクエストして下さい。
最高裁判決はここで読める。
どこかの俳人なら、軽く笑って済ませ無い事もないが、
政治家が言いっぱなしで、他人の発言に耳が貸せないなんて、
そこはやっぱり共産党か・・・
政治家が、他の人の意見を聞かずにどーするよ、って思いますね。さすが、共産党です。こういう人に「権利」だとか主張されると、失笑が漏れるんですが。
私は当然懲戒免職だと思うのですが、 法律的には
そのような対応は不可能なんでしょうか。
この件は絶対に許される事ではないと思います。
船橋市民はどう思っているのですか。
最高裁は、最近良い判決が多いようですが、
東京都在日公務員の問題で、ちょっとひっかかる裁判官がいました。
下記の両裁判官は不信任したいと思います。
「日本人に限られるのは地方公共団体の長だけでいい。」(滝井繁男)
「地方公共団体は,国が日本における在留を認めた外国人について,当該地方公共団体内における活動を自由に制限できるものではない。」(泉徳治。
それがアカヒクオリティ。
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/28313438.html
やはりこういった方々は、言葉を戦わせる事を始めから放棄してしまいますね。
別に特別驚くべき理論の展開を期待してのものなんて無いのに。
自らの主張が論理的に破綻している事を自覚しているからこそのコメント拒否に違いないのに、誤りであるとは決して認められない。
あろうことか言論封殺の幇助では、人権や反戦なんてお題目が台無しなのに。
せっかくのブログが仲間との連絡掲示板でしかないなら、利用方法まで偏っていますよ。
http://ameblo.jp/worldwalker/day-20050711.html
マスコミ不人気投票 1位はここでも強い○○新聞社。ぜひあなたも嫌いなマスコミに1票入れてください。
一部分を取り上げる事により、拙blogの
嗤いネタとさせていただきました(w
こんなセコい実証方法でさえ朝日社説の
稚拙さが暴露される程に醜い「捨拙」とさえ
言えるのではないでしょうか。
もう、イデオロギー以前の問題で有り、
新聞社としてのブロ意識の否定とさえ
言えるのではないでしょうか(嘲笑)
こんな新聞は新聞業界から淘汰されて
然るべきです!!
ですが、彼女の書いた童話絵本『ぬい針だんなとまち針おくさん』を、彼女の勤める
船橋市立図書館が35冊も購入していることが蔵書検索で判明しました。
「35種類の作品を」ではありません。
「同じ本を35冊も」です。
http://www2.lib.city.funabashi.chiba.jp/cgi-bin/detail?biblioid=250183217&type=0&count=10&before=select
確かに市立図書館が9ヵ所(移動図書館を含む)に分散しているとはいえ、同一の
書籍を35冊も買うのは「通常行われていること」なのでしょうか。
35冊の内訳ですが、中央図書館に8冊、北図書館に10冊も配本しています。
さらに北図書館に配本された10冊は共同書庫や閉架書庫に収蔵されており、
閲覧するには職員に申し出る必要があるとのこと。
確かに、長年に渡って親しまれている定番の作品であれば複数購入しても不思議
ではないでしょうが、本日検索した限りでは、この土橋氏の童話絵本35冊のうち、
貸し出し中のものは0件、貸し出し予約も0件です。
言論弾圧の赤色テロリストでしょ。
しかも、自分の本を50冊も税金で市に購入させるなて、業務上横領ではないんですか?
それで、船橋市は教育委員会に勤めさせているんでしょ?
腐った日本の代表みたいな団塊の世代の糞サヨですね。こういう連中が、つくる会の教科書を弾圧してるってことがよく分かりました。
警察は、早く動きなさい。
参考資料
【図書館職員】作る会を言論弾圧した司書が金横領疑惑【土橋悦子】
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/news/1121688013/
言論弾圧の赤色テロリストでしょ。
しかも、自分の本を50冊も税金で市に購入させるなて、業務上横領ではないんですか?
それで、船橋市は教育委員会に勤めさせているんでしょ?
腐った日本の代表みたいな団塊の世代の糞サヨですね。こういう連中が、つくる会の教科書を弾圧してるってことがよく分かりました。
警察は、早く動きなさい。
参考資料
【図書館職員】作る会を言論弾圧した司書が金横領疑惑【土橋悦子】
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/news/1121688013/
船橋市は刑事告訴すべし。
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/28366070.html
こちらでまとめていますが、寄贈本には注記にそう明記してあるようです。
またコメントのほうに記述がありますが
>ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 上巻
>予約:244件 蔵書数:26
>ダ・ヴィンチ・コード 上
>予約:508件 蔵書数:20
というような検索結果からわかるように、司書の著作が35冊も所蔵されているのは異常だと見られてもおかしくないでしょう。
人民、一層奮励努力せよ。応援します。一主権者
>日本児童図書評議会(http://www.jbby.org/)の5/27総会 にて土橋氏が理事に選ばれた模様。
>焚書裁判を知りつつ理事に就任させたことになる。
本当ですか。ひでえなあ。日本児童図書評議会って左巻きの会なのか? 誰か右巻きにネジを巻いてやれよ。
以前は読後、古書で売却していたのですが、最近は図書館寄贈ばかりです。<極東アジア関連書籍
オンラインで予約数とか判る図書館なので、結構、皆さん興味をお持ちみたいなのが嬉しくてつい寄贈しています。
販売してお金になるのもよいのですが、より多くの方が手軽に公共施設を利用して読めるというのがよいですね。ちなみに、「反日の構造」は1冊貯蔵、予約数9でしたので、購入寄贈したいと思います。w
ただ、残念ながら殆どの市民は政治的な問題には無関心なのではないかと思われます。ついこの間行われた市長選の投票率も31.12%という恐るべき低水準でしたし、市議会の勢力図も第一党が公明党(9議席)、第二党が共産党(8議席)と「組織票を持つ者議会を制す」という情けない状況です。第三党には新風がつけていますし(8議席)、「人権擁護法案に反対する地方議員の会」に参加している斉藤守市議や中村実市議の様な気骨ありそうな方もいらっしゃるのですが・・・
http://www.city.funabashi.chiba.jp/index.htm
船橋市に関する情報はここから少しは得られると思います。最後に今回の最高裁判決には心から敬意を表します。
図書館の本を廃棄した心は
大学院生 井内亜弥(千葉県船橋市 22歳)
朝日新聞の社説「蔵書廃棄 自由の番人でいる重さ」(15日)は、船橋市の市立図書館の
司書が意図的に本を廃棄した事件についてだった。
この図書館は、子どもへの本の読み聞かせで先駆的役割を果たしたことで有名だ。
尽力したのはこの司書だった。
私が中学生の時、その取り組みに憧れ、夏休みの課題の職業インタビューで取材した。
彼女は、子どもにとって本との出会いは、かけがえのない経験であると語ってくれた。
事件の衝撃は大きい。
司書が独断で処分を行ったのは、採択が論じられている「新しい歴史教科書をつくる会」に
関係する本だが、司書の中立性は職務であり、彼女の行為は違反である。
しかし、子どもと良書に尽くしていた彼女だからこそだったと私は感じる。
表現や思想の自由と、教育。
「新しい歴史教科書」が国内を越えて問題となる中、このジレンマは見逃されるべきではない。
私は大学の図書館でアルバイトをしている。
私に本の廃棄を決定する権限はないが、本の大切さを彼女から学んだ私が、どのように本と向き合うべきかを考えさせられる出来事だった。
このような蛮行は信条や宗教を問わず、許される者ではありません。右も左もありません。
ぼくは今月某月刊誌のコラムでこの問題を取りあげます。市役所にも取材に行きましたが、もう終わったこと、とった雰囲気が感じ取れました。
船橋で起こっていることは他の図書館でもおこっていると想像できます。故にブログhttp://kiyotani.at.webry.info/、及びメディアでこの問題を追求していきたいと思います。
焚書の事を書かれるというのでしたら、是非とも反日サヨクと図書館との間にある「癒着関係」についても追求される事を期待します。
反日勢力が「平和」とか「人権」とか、言うだけタダの言葉で如何に無駄で売れない書物を書きなぐって製造しているのか、図書館はその売れない筈の書物を税金を使ってどれくらい購入し、彼らの懐に援助しているのか、これはもしかしたら巷の談合事件よりスキャンダラスなネタになる可能性があるのではないかと思います。