
さて、その「毒殺」だが、今朝の宮崎正弘氏のメルマガでも配信された米国での血液凝固抑制剤の死亡事故が、全く日本で報道されていないことに驚いた。いま、これを書いている時点で報道があるかもしれないが、その点はご容赦を。
NYタイムズは連日報じ、この報道はヘラルドトリビューンにも掲載された。
さらに、米国の専門メディアもこのように報じているし、シカゴトリビューンの「FDA: Heparin contaminant shows up in Germany」という記事によれば、このバクスター社の血液凝固抑制剤、「ヘパリン」はドイツにも輸出されている。
日本でもバクスター日本は四谷に大きな社屋を構え、自由化の波に乗って大きく売り上げを伸ばしている。対岸の火事と済ませている問題なのだろうか? いや、日本では対岸の火事としてすら報じられていない。
日本メディアは、ただ、ただ、馬鹿な国会の空転や、米兵の強姦でっち上げや、自衛隊叩きに報道ファシズムの牙を向けるだけなのだ。
先ほど入った情報では、また沖縄の集団自決問題で、NHK九州が悪質なプロパガンダ報道を行ったそうだ。この件も含め、「マスコミの誤報を正す会」は、体勢を整えて再起動しなければならない。宮崎氏のメルマガは以下。
中国産原料を使用したへパリン薬を注射され、死亡する患者が米国で続出している。「健康被害の血液凝固阻止剤に中国製原料、米FDA」というAFP外電(下部参照)が入っているが、すでに2月20日時点で米国では大騒ぎになっている。「諸君!」4月号に私は「『媚中地球儀』と毒入り餃子の根っこはひとつだ」という拙論を寄稿して、この抗凝固剤にも触れておいた。
ヘパリンは抗凝固剤として使われ、原材料は豚の小腸。これを不衛生に扱かうと薬品の役目をなさないばかりか、副作用で低血圧などに陥る。ヘパリンを使用した注射は、人工透析や手術のあとで、血液が固まるのを防ぐ。
現在、世界市場にでまわるヘパリン薬品は大半が中国製である。
NYタイムズは3月1日に初めて事件を報道して以来、たびたびこの事件を報じているが、3月7日付けヘラルドトリビューン転載記事に依れば、全米で785件の被害報告があり(2月末現在)、死者は46人、このうち19名が明らかにバクスター社製品による副作用と判断されたという。
顕著な副作用として呼吸困難、悪心、嘔吐、発汗過多、血圧の急下降など。
元凶のヘパリンは中国の家畜加工業者が豚の小腸から粗製品を作り、米企業が保有する常洲(上海近郊)のSPL工場で加工した後、バクスター社が輸入して最終製品にし、病院ルートで販売してきた。SPLとはSCEINTIFIC PROTEIN LAB<中国企業名は常洲凱普生物化学有限公司>の略)。SPL社は米国ウィスコンシン州に最終工場があり、バクスター社は、この米国企業から製品を購入してきた。
FDAは、中国の工場に不衛生な点があったことや手続きミスでFDAが工場の検査をしなかった事実などを認めた。
このため米バクスター社は二月末から製品の自主回収を始めている。FDA(米食品医薬品局)も中国に調査官を派遣して原因の特定を急いでいる。
二月十四日、パナマ政府は二〇〇六年に中国で製造された風邪薬によって、これまで百十五人が死亡したという公式の報告書を二年かけて発表するまでに至った。まさに、日本は、毒餃子に騒然とした真っ最中だったが、メディアはほとんどこれを報道じていない。
二月六日、米連邦大陪審は、昨年大量のペットを死亡させた中国産原料使用のペットフードの製造元を起訴するところまで、ようやく漕ぎ着けたところだ。さらにLAタイムズによれば、二月十四日、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、中国から輸入された血液抗凝固薬が、激しいアレルギー反応を示したという何百もの症例報告やいくつかの死亡例と因果関係があるかもしれないとして、調査を開始した。このように、世界は中国への監視の目を強めているのである。それにもかかわらず、日本だけがこれらの動きに目を閉ざし、ひたすら「冊封体制」を受け入れようとするかのようにみえる。(「諸君!」4月号66ページ)
「毒殺国家、中国」は、まさに世界に毒と軍事的脅威を振りまく、「害毒スプリンクラー」なのだが、私たち日本人にとっては、さらに、「反日スプリンクラー」という機能が加わってくる。にもかかわらず、まるで日本メディアは何とか胡錦濤の来日を促すような報道ぶりで、恥ずかしいばかり。
先日、西尾幹二氏が主宰する「路の会」という勉強会で、筑波大学大学院教授の古田博司氏の講演を聴いた。以前からお会いしたかったので本当に楽しい時間を過ごすことができた。古田氏は「シナと中国の間」というテーマで別亜論を語ってくれたのだが、まさに素晴らしい支那の文化や伝統が完全に破壊され尽くした巨悪の帝国が、現在の支那、「中華人民共和国」「中共(中国共産党)」である。
つまり、「中国」などと表記することは、支那への侮蔑と悪意以外の何物でもないのである。
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ただ、あまりに巷に出回っている中国製が多いので全部買わないようにする事は難しいです。ブランド物の服類でも中国製だったりしますし、ユニクロはほとんど中国で作ってるんじゃなかったかな?工場をタイ、カンボジア、インドネシアやマレーシアに移せないものかな?出来るだけ関わりたくない国です。一人ひとり見たら良い人なのでしょうが国の思想がおかしいとこうなるんだと思っています。
名前が思いつかなかったので、今興味のあることを書きました。関係ないですが少し書かせてください。人体の不思議展、今問題になっています。今度愛知の美術館であるそうです。何が問題かと言うと人体は全て中国製で、中国には献体の制度が無い事。2001年ごろから法輪功学習者が国家に虐殺され続けている事。その人体を臓器移植や不思議展の人体に使っていると言う疑惑があります。医学的見地から展示しているように見せかけて、実は見世物小屋的金儲けに走っていることが問題です。
会が立ち上がったときは大いに期待いたしました。発足から日はまだ浅いと承知してます。しかし会として誤報を正した事実は知りません。例えばウトロ問題は昨年暮れに韓国の新聞が真実を報道したことにより、長年日本のマスコミが隠蔽報道してきたことが明白になりました。しかし毎日新聞をはじめ、隠蔽報道を認め姿勢を正す報道は一向にしません。貴会として対処しないのでしょうか?
会のメンバーは名の知られたマスコミ人多数に上り会の立ち上げが華々しく、又期待するところも大きかったのに、その後動静を知る由もありません。一人でいくつのも会に名を連ね、毎回どこかで見たような方ばかり立ち上げに参加するのを見て,今後こそはしっかり実績を残してくれるものと期待しつつ半分あきらめもあります。
華々しく立ち上げた会です。是非実際に活動して、日本のマスコミを変えてください。今が好機と思います。
当日のNHK沖縄の放送も相当酷いですよ。
http://www.youtube.com/watch?v=gM58JuvStrk
Lys様
仰るとおりで、襟を正して行かなければなりません。それにしてもメンバーが全員多忙で、記者会見で述べたことも実現できていない状況です。何とかします。
ほい様
情報ありがとうございます。恣意的な偏向報道が私たちを危険の淵に追いやることを実感しています。戦前の反省が一番できていないのが、メディアですね。ま、沖縄の場合は確信犯ですけどね。たぶん。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080310-OYT1T00573.htm
この死亡事故にしても、毒餃子事件にしても、長年チベットや東トルキスタン等で中共が行っている虐殺、少数民族迫害にしても、中共が絡むと日本のマスコミは黙りこくってしまいますね。
支那(中共)と親密な企業が多いからでしょうか。
それに左傾化した思考の持ち主や、工作員の方々がマスコミに大量に潜伏しているからでしょうか。