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2008年05月22日

タシィ・ツゥリンさん釈放秘話。大地震でチベット問題を焦点に!

相変わらず更新が滞っていますが、ご容赦下さい。

080426tasi-twurin_arestted.jpg先週の金曜日5月16日に、長野の聖火リレーで逮捕され、不当拘留が続いていたタシィ・ツゥリンさんが釈放された。午後1時20分に釈放された彼はすぐ東京へ移動、緊急記者会見が行われた。長野で多くの支那人が暴行を働き、重傷を負った日本人も多いのに、なぜ、聖火リレーに飛び出しただけの彼が威力業務妨害で20日間も拘束されなければならなかったのか、非常に大きな疑惑が残る。

支那人の日本人に対する暴行は不問にされ、タシィさん始め3人が長期拘留を余儀なくされた。日本の司法は南京問題の裁判を見ても、完全に支那共産党の支配下にあるようだ。ま、事なかれ主義で審理を行っているからという説もあるが、それ以上に裁判長の劣化が著しい。

チベット四川大地震の影響でチベット問題が吹っ飛んでしまったかのように見えるが、果たしてそれでいいのだろうか? いや、本当は話は逆で、四川省の大地震であるからこそ、チベット問題はもっとクローズアップされるべきなのだ。
実際、抗議活動が起きていたアパは震源地に近く、大きな被害に見舞われている。チベット人が被災地で意図的に取り残されているという情報がある。

先回ここでお伝えした核関連施設の被害もやっと一般メディアが報じ始めたが、現在でも海外メディアの立ち入りを拒んでいることから想像以上の被害拡大があるはずだ。次の地震を予知する現象も起きている。

CIMG0508.JPGタシィ・ツゥリンさんは台湾国籍の亡命チベット人で、台湾でも早期釈放を求める支援の声が上がっていた。記者会見にはタシィさんの早期釈放に尽力したペマ・ギャルポ氏、住職でもある小林秀英氏(チベット問題を考える会代表)、真言宗大徳寺の井川仁水師らが同席した。
記者会見でタシィさんは自分が飛び出したとき、福原愛さんが聖火ランナーだったことを知らなかったことに言及した。さらに、彼女が卓球選手として支那とゆかりが深く、その後胡錦濤主席来日の際に卓球をしたことを訊かれ、「非常に驚いた。カルマ(業)だと思う」と発言した。

会見に先立ち「まず、日本人に感謝している。獄中で多くの日本人の方からの手紙に励まされた」とタシィさんは挨拶し、礼儀正しい優しい人柄が窺われた。彼があの場で飛び出した原因は、一人で「ダライ・ラマ万歳!」と英語で叫んでいると、後ろにいた支那人の一段が威圧するように彼を囲み、「ダライ・ラマの気違い!」「ダライ・ラマは極悪人!」と彼の声を打ち消すように下品なコールを繰り返したからだった。
いたたまれなくなった彼が気づいたときは、コースにチベット国旗を持って飛び出していたのだ。

記者会見後、タシィさんの単独インタビューを行ったが、彼は「大地震の被害を救済することがオリンピックより大切だと思う」と北京五輪に触れ、今回の大震災は、本来のチベット地区の一部(四川省)で起きたことを心から悼んでいた。
また、50万円という罰金を拠出したのは、埼玉県川口市の大徳寺の住職、井川仁水師が、たまたま聖火リレーの前日にタシィさんと宿坊で同宿したことから個人的にネットで始めた募金口座からだった。

記者会見の模様は産経新聞が大阪本社版で林記者の記事で伝えてくれたが、この記事が東京本社版に掲載されたのかどうかは不明だ。
聖火妨害のチベット人2世釈放 「惨状伝えたかった」

 長野市で先月26日に行われた北京五輪聖火リレーで、卓球日本代表の福原愛選手の列の前に飛び出し、現行犯逮捕された亡命チベット人2世で台北市在住の古物商、タシィ・ツゥリンさん(42)について、長野区検は16日、威力業務妨害の罪で略式起訴。長野簡裁は同日、罰金50万円の略式命令を出した。タシィさんは即日納付し、釈放された。また、長野区検は同日、リレー警備中の警察官に生卵を投げつけた東京都の無職の男(25)を公務執行妨害罪で略式起訴、長野簡裁は罰金30万円の略式命令を出した。
                  ◇
 タシィさんは釈放後、東京都内で産経新聞などの取材に応じ、「日本の皆さん、政府、警察にご迷惑をかけたことにおわびします」と謝罪した。その上で、「日本の法律を犯さざるをえなかった理由があったことを分かってほしい」と訴えた。
 通訳としてチベット出身の政治学者、ペマ・ギャルポ桐蔭横浜大学大学院教授が同席。タシィさんは謝罪の言葉を述べた後、「チベットで何が起きたのか伝えなければならなかった。平和的に抵抗したことを“暴力的行為”だと誤解しないでほしい」と強調した。
 さらに、「チベットで亡くなった人々のことを考えるとじっとしていられなかった。聖火リレーという全世界の注目が集まる絶好の機会で、チベットの惨状をどうしても訴えたかった。初めから飛び出そうと決めていたわけでなく、気がついたら行動を起こしていた」と当日の様子を話した。
 20日間の勾留で、逮捕前と比べてほおがこけ、「最初はここまで長くなるとは思わなかったが」などと話し、勾留中に多くの日本人から励ましの手紙をもらったことも明かした。
 聖火リレーではタイ、インド、ネパール、ドイツで抗議活動に参加。先月26日の長野ではチベットの旗を握りしめ、「フリーチベット!」と叫びながら沿道に飛び出して取り押さえられた。当時、産経新聞の取材に、「私はオリンピックに反対しているわけではない。ただ、チベットの惨状を全世界に訴えたい」と話していた。
 タシィさんは1966年、家族の亡命先のインドで生まれた。父親は中国のチベット侵攻後の1959年、政治的理由で中国公安当局に拘束され、死刑を宣告されたが脱走。一命を取り留めた。
チベット四川省大地震の救援募金が盛んに行われているが、民放各局が行う募金はそのほとんどが支那共産党に取られてしまう可能性が高い。2年前に起きた洪水被害で中央政府が拠出した支援金の99%を地区共産党が搾取してしまったという事実もある。
被災支援金の99%流用 中国陝西省

【北京13日共同】中国陝西省で2年前に発生した洪水被害で、中央政府が被災農民の支援費用として拠出した約5900万元(約8億4400万円)のうち、地方当局が99%以上を流用、被災民が受け取ったのは約50万元(約710万円)にすぎないことが13日までに明らかになった。支援費用の拠出元である国家発展改革委員会系の中国紙、中国経済時報が同日までに伝えた。  同紙によると、地方政府はさらに、不満を訴え抗議した農民らを拘束、最長3年間の「労働教育」処分としており、住民を全く顧みない地方政府が存在する実態が浮き彫りになった。
2006/01/13 08:54 【共同通信】
現在、ダライ・ラマ法王はヨーロッパを歴訪中だが、ダラムサラのチベット亡命政府もチベット四川大地震の義援金を集める方向で動いている。近日中に具体的に発表されるだろうが、大地震の支援金をチベット問題に特化する方法の可能性が見えてきた。このルートの方が、支那共産党や支那紅十字(赤十字)を通すより、一般の支那人被害者へも確実に届くのではないだろうか?


※「日刊スポーツWEB」に連載中のコラム「北京五輪の透視図」第2回、「国歌を唄えて国旗を掲げる権利と、喜び」が公開されました

※「SAPIO」5月14日号に寄稿した「厳戒と虚飾の祭典『五輪開会式』で中国13億人のナショナリズムが炎上する」がNIFTYのこのページで読めます
posted by Kohyu Nishimura at 16:51 | Comment(4) | TrackBack(7)
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この記事へのコメント
西村さん、3年ぶりのコメントです。今日のエントリーも素晴らしい内容でしたが、じつはリンクされた日刊スポーツの連載コラムを読んで、不覚にも涙をこぼしてしまい、コメントする次第です。日刊スポーツにあんな感動的な文章が載っているとは驚きでした。
以前、F1や2輪グランプリに夢中になっていた時期があって、その頃、西村さんの著書も読ませていただいています。

スポーツを政治と同次元で深く語れるのは、日本では西村さんだけだと思います。以前のF1の本でも普通のモータースポーツジャーナリストと全然違う次元で、文明論的に文化論的にレースの1シーンを切り取って語っていたのを読んだとき、日本にもこんな人が登場したのかとびっくりした記憶がよみがえります。

2002年ワールドカップの後の西村さんにとって、拉致問題や反日問題、中国・韓国の特定アジア問題、チベット問題、そしてマスコミ批判の方がスポーツという遊びごとより重要になってしまったことは分かります。
それでも、これからも、そういう歴史問題、政治問題だけでなくスポーツについてもどんどん発言して下さることを期待しています。
駄文長文、失礼しました。
Posted by 博司 at 2008年05月23日 02:20
 私は(一人で勝手に思っているのですけれども)近代史の最大の謎があります。戦前と戦後を通じて、国旗も国歌も元号も変化はしませんでした。天皇陛下も退位されるわけでもなく、皇統も続きました。しかし、大日本帝国はどこにいったのかわからないのです。何年、何月、何日に、どんな原因で滅んだのか、それとも名前を変えて今も存続していると考えるのか、よくわからないのです。
 
 昭和20年8月に革命があって滅んだのか、無条件降伏をしたために滅びたのか。八月革命説は、あくまで法律学という限られた世界での仮説ですし、無条件降伏説にも批判はあります。この時点では帝国議会は存在しています。日本国憲法は帝国議会によって審議されました。
 
 次に帝国憲法を改正したときに滅びたと考えるのでしょうか。帝国憲法を改正したら、日本帝国が滅びたということは、もはや憲法改正とは言えません。亡国を招いてしまったので、明白に無効と言っていいのではないのかと個人的には考えます。憲法典の字面を変えることで、国家の滅亡と言う事態を招いてもいいと考えるとすれば、これほど危険な考え方はないと私は思います。憲法に変更を加えるたびに、革命の心配をしなくてはなりません。

 4月28日を主権回復記念日と考えると、この回復という言葉からは、日本帝国が主権を失っていたが、その後、回復したという意味になると思います。占領中に新しい国家ができたと考え、連合国から主権を移譲されたとし、この日は主権移譲日だという認識を持つ人は、当然ですが、4月28日を祝う人々のなかにはいないと思います。

 開戦の詔勅や終戦の詔勅において、「帝国」という御言葉がありますが、その後、この言葉は消えてしまいました。国旗、国歌が歴史の連続の中で存在するのに、一方で歴史の断絶という感覚を、この「帝国」という言葉に感じるのです。なぜ、この言葉は消えたのか、我々が意図して消したのか、反省の上に立って消したのか、私には分かりません。
 
 大日本帝国が大東亜戦争を遂行したのです。仮に、大東亜戦争という行為のみ肯定し、主体である大日本帝国を否定するという考え方は、都合が良すぎるのではないかと思っています。主体と行為、両方の肯定が無ければ歴史の連続性は確保できないのではないかと思っています。
 
 話題がずれてしまい、勝手で過激なことを述べまして、失礼しました。
Posted by 残照 at 2008年05月24日 16:23
長野市に住む者です。タシィさんの事がずっと気になっていたので釈放され台湾に帰国をされたと知りホッとしました。逮捕後チベットハウスに電話をしタシィさんはどうしているかと尋ねたりしたのですが、彼は台湾籍の為チベットハウスに情報は入ってくるが、《裁判にかけられる等》我々にはどうする事も出来ないとの返事でした。その後ずっと心配をしていたのですが、地元紙には50万円の罰金を払って釈放との報道のみでした。雪蔵山十善院の小林住職が支援をしたり、宿坊で同宿された僧侶が罰金の援助をしたり、また励ましの手紙やカンパを送られた方々も大勢いたと貴ブログで知り、日本人として嬉しい気持ちとタシィさんの感謝の言葉に感動しました。私こそチベット人の方々に日本人としてどう生きていけばよいかまた慈悲の心を教えられ感謝の気持ちで一杯です。
Posted by ヤマメ at 2008年05月27日 00:35
残照様のコメントは非常に考えさせられる。是非とも西村先生の考えをお聞かせ頂きたい。
Posted by 新三 at 2008年06月07日 11:44
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